カードローンで100万円以上借りるにはどうすればいい?

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カードローンの借入をした人の多くは、初回借入の際の限度額が希望額よりもはるかに少ないことに驚いた経験があるのではないでしょうか。

商品説明書には「借入限度額500万円」と記載されていたので、150万円の借入限度額を申し込んだが、結果は50万円であったといったことは普通に発生することです。

借入をする人は、ともすると高額な借入を期待してカードローンを申し込みます。

しかし、初めての取引をする相手に、無担保・保証人なしでカードローン提供会社が簡単に高額な貸付をすることはありません。

このサイトでは借入限度額の決定方法と借入限度額の増額方法をおさらいした上で、高額な借入限度額を受ける可能性について考えてみましょう。

100万円以上借りるには?借入限度額の決定方法について

カードローンに関連して使用される「限度額」という用語は、これ以上の借入または貸付できない最高限度の額としてカードローンの契約時に設定された金額です。

この限度額のことを利用者サイドから表現する際には「借入限度額」または「利用限度額」、金融機関サイドから表現する際には「貸付限度額」または「融資限度額」と言います。

100万円以上借りる場合の審査

カードローンの限度額の決定方法は審査基準であることから、公表されてはいません。

しかし、審査をクリアした多くの人たちが提供してくれる情報から推測して、限度額は3つの大きな要因によって決定されていると言われています。

3つとは「法律」「審査」「雇用形態」です。

それらを具体的に紹介しましょう。

①法律

法律とは、2006年12月に改正された『貸金業法』を指します。

貸金業法の改正に伴って新たに定められた「総量規制」が、借入限度額決定の大きな要因のなっているのです。

総量規制は、多重債務者の発生や利用者の返済能力を無視した貸金業者の貸付を規制するものです。

総量規制によって、貸金業者の「年収の3分の1を超える個人への貸付が禁止」されました。

貸金業者は、たとえば年収450万円の申込者に対し、年収の3分の1である150万円を超える貸付が禁止されたのです。

なお、総量規制に違反して貸し付けた場合、業務指導や業務停止などの行政処分を受けます。

このようにいくら高額な借入限度額が可能なカードローンであっても、総量規制の適用を受ける消費者金融系カードローンでは、申込者本人の「年収の3分の1を超える借入限度額が設定されること」はありません。

②審査

カードローンの審査の最大の目的は、申込者の信用度と返済能力を判定することです。

審査で利用する情報は、申込者から提供された申込書記載情報と信用情報機関からの情報に限られます。

これらの情報をもとに、申込者の信用度と返済能力が審査されるのです。

カードローン提供会社の多くは、審査に「スコアリングシステム」を導入しています。

スコアリングシステムとは、申込者の信用度と返済能力に関した情報を審査項目ごとに点数化して評価する方式です。

あくまでも推測に過ぎませんが、総合点数にリンクした限度額が設定されていて、借入限度額はその点数によって決定されていると思われます。
ですから、信用度と返済能力がよほど高く評価されない限り、高額な借入限度額は期待できません。

③雇用形態

申込みから借入までのスピードアップを求める声に応える方策として、近ごろ、借入限度額を「雇用形態」で決定するカードローン提供会社が多くなっています。

ただし、これはカードローンの初回申込の際の借入限度額です。信用情報に問題がなければ、年収や年齢などに関係なく「雇用形態」によって借入限度額を定額で設定するものです。

たとえば「公務員は50万円、正社員は30万円、派遣社員は20万円、アルバイト・パートタイマーは10万円」といったように限度額が設定されています。

借入限度額は取引状況によって増額が可能ですが、初回借入の際に高額な借入を希望している人にとってはいささか不便です。

100万円以上の限度額の増額方法について

限度額の増額とは、文字どおり「借入限度額を増額すること」です。

借入限度額を増額するメリットは、新たにカードローンを借り入れる必要がないので借入件数が増えないことと、増額が認められることで金利が安くなる可能性があることです。

借入限度額の増額を実現する方法は、2つあります。

1つは「カードローン提供会社の指定する方法に基づいて、増額申請をする方法」です。

増額に関しては2つの原則があり、「利用者から増額申請をする」ことと「指定された方法で増額を申請する」ことです。

申請方法はカードローン提供会社よって違いがあり、それぞれ自社のホームページで案内しています。

ですから増額を希望する場合は、そこに指定されている方法に従って利用者側から増額申請しなければなりません。
具体的には、次のような申請方法が指定されています。

  • ネットや郵送、電話や窓口を利用して「カードローンの再申込」として申請する。
  • ネット上の増額申込画面を利用して申請する。
  • ローン契約機を使って申請する。
  • 指定のローンセンターへ電話で申請する。

なお、申請さえすれば限度額の増額が認められる訳ではなく、新規借入の審査より厳しいと言われる増額審査をクリアして初めて増額が実現します。

他の1つは「カードローン提供会社から届けられた増額案内に沿って、増額申請をする方法」です。
スムーズな取引を続けていると優良顧客と認められ、自分から申請しなくてもカードローン提供会社から限度額増額の案内が届けられます。

こうした増額案内が届けられる利用者はカードローン提供会社にとっての上客に限られますから、案内に沿って増額申請をするとほぼ間違いなく増額が実現します。

100万以上カードローンで高額融資を受けることは可能なのか?

この質問に対してはどの程度の額を高額と言うかによって違いますが、「100~150万円程度の借入が可能と思われます」というのが答えです。

ただし、年収が450万円(30代サラリーマンの平均年収)以上で信用情報機関にネガティブ情報がなく、借入後の返済比率が30~40%未満であるといった条件を満たすごく一部の申込者に限られると言えるでしょう。

借入限度額は、一般に「法律」「審査」「雇用形態」で設定されます。

とくに消費者金融系カードローンにおいてはそうです。

ですから、年収が450万円の申込者が個人情報と信用情報において満点の審査を受ければ、150万円の借入限度額が設定される可能性はあります。

しかし現実には、それほど高額な借入限度額が設定されることはほとんどないと考えておいてください。

それは、カードローン提供会社側の、借入限度額に対する考え方に原因しています。

カードローン提供会社側は、借入限度額は初回借入の段階で満額に設定するのではなく、取引を繰り返す中で信用度の高まりに応じて増額させるものと位置付けているのです。

このことは、カードローンの契約の際に「借入極度額」が設定されていたり、契約期間中の借入限度額の増額申請が認められたりしていることでも明らかです。

なお、ネット上には銀行系カードローンを利用すれば高額な借入ができるとする記事が多数ありますが、あくまでも「総量規制が適用されないので、年収に関係なく高額な借入ができる可能性がある」という情報です。

しかし、銀行系カードローンの運用は、消費者金融のそれとほとんど違いがありません。

たとえば「銀行系カードローンの借入限度額は、年収と同程度まで」と一部では言われているようですが、実際の運用では保証会社である消費者金融同様に「年収の3分の1以内」で実行されるケースが多いようです。

銀行系カードローンは保証会社が存在することで低金利という大きな優位性がありますが、初回借入でも年収並みの限度額が設定されるといった期待をすべきではありません。

カードローンで100万以上借りるには、どうすればいいの?:まとめ

●借入限度額とは、これ以上の借入または貸付できない最高限度の額として契約時に設定された金額
●限度額は3つの大きな要因によって決定される。

  1. 「法律」:『貸金業法』に定める「総量規制」
  2. 「審査」:カードローンの審査の最大の目的は、申込者の信用度と返済能力の判定
  3. 「雇用形態」:初回借入の際の借入限度額を、雇用形態による定額設定

●借入限度額の増額方法は2つ
①カードローン提供会社の指定する方法に基づいて、増額申請をする方法
②利用者から増額申請し、指定された方法で増額を申請する方法
●カードローンで高額融資を受けることは可能か?

  • 初回借入でも、100~150万円程度の借入の可能性はある。ただし、年収が450万円(30代サラリーマンの平均年収)以上で信用情報機関にネガティブ情報がなく、借入後の返済比率が30~40%未満といった条件を満たす申込者だけ。
  • 会社側は、借入限度額は取引を繰り返す中で信用度の高まりに応じて増額させるものと位置付けている。従って、初回借入で満額の限度額を設定する可能性は低い。
  • 銀行系カードローンなら高額借入が可能との記事が多いが、法的な側面からだけアプローチした情報

記事を書いているのは?

楽に借金返済
貸金業務取扱主任者 3級 ファイナンシャル・プランニング技能士。元貸金業者で働いていた経験と、自身も長年借金をしている経験を併せ持つ。 借金道を10年運営。借金コラムを2000枚以上執筆。 借金アドバイザーとして、WEB上での借金相談を1,000件以上行っている。
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元金融マンが語る完済の鉄則 -目次-

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  2. 借金の悩みは語られない
  3. 自分の借金を把握する
  4. シロウの返済理論
  5. 家計簿をつければ効果的に返済できる
  6. 繰上返済で借金を減らす方法
  7. 繰上げ返済時に振込手数料を無料にする方法
  8. 借金してても楽しいことあるさっ
  9. 借金返済の生活
  10. 借金返済の生活 その2
  11. 借金が増えていっている人へ
  12. ストイック(=禁欲的)に
  13. 何のタメに働くのか
  14. 完済の向こう側
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