借金を減らし、精神的にスーッと楽になる方法
人間には絶望して、放心する性質がある。
橘玲氏の本によると、人は考えて、それでもどうしようもないと思われた時は、思考を停止して打ちまかされたようにして放心する方が、なんらかの行動をするよりもよほどやってしまう事らしいです。
また、マークトゥエインの人間とはなにかという著書によると、
人間は快楽を求めるか、苦痛を避けるかの2つしか行動しないそうです。
そう考えると、明細書を見るという行為はただの苦痛でしかありません。
でも、その苦痛に逆らってこそ、借金を早く減らす生活ができていくのです。
精神的貧乏と実質的な貧乏
精神的貧乏度と実質的な貧乏度は違います。
例えば、100円のアイスを買うのに、(100円もったいないなぁ)と思いながら買うのと
(こんなおいしいアイスが100円で買えるなんて幸せな事だなぁ。)と思いながら買うのでは、その日の幸せ度が違ってきます。
はっきり言って、どんなに借り入れがあっても100円は大局に影響する金額ではありません。借金の額が100万円の人も、300万円の人も、アイスを買う100円の価値はそれほど変わらず、100円は100円だと思います。
例えをアイスにしましたが、食事にしても同じ事です。
本当に些細な、つまらないネタで申し訳ないのですが、シロウは今、職場に朝作った弁当を持って行ってます。
その弁当だけではどこか食材的に心が満たされずにひもじい思いになってしまう事がたまにあります。(普段はストイックなまでの節約が快感なのですが^^;)
まぁ、たまに何か特別なもの、例えば、板チョコとか、アイスとか、菓子パンとか食べたくなったりしてしまう事があるんですね。
そういう時、自分の中で葛藤が起きてしまいます。ケチ絶対主義なら、そんな余計なもの(=お菓子類ですね)は出費になるだけでまったく必要のないもので、買っては駄目なものです。
…でもそれでは心が荒んでしまいます。
私は仕事中にふと鏡を目にすると、自分の顔を見て、(今日の自分の顔はどんなかな?)って思いながら見ます。今日の自分は今日を楽しめているか?お金の事から独立できて、今日という日を生きれているか?自分の顔に向かって問いかけます。
おかげさまで(?)
…あんまり今日はいいな!って日は少ないですが(泣)
でもまぁ、鏡を見たあとはできるだけ、いい表情で人に接そうって思います。
借金してる人だって生きてる限り、お金は使います。だから、開き直って堂々とつかっていきましょう。
実質的に貧乏?…でもそれは精神的な貧乏にはつながらないと思います。例えば毎日こき使って下さる上司の方や、勤め先の社長さん、その人達と比べれば、私達は実質的には貧乏なのかもしれません。
でも、貧乏人と見下される筋合いはないと思います。(こんな事、相手は何にも考えてないでしょうけど^^;)
つまり、実質的に貧乏でも、精神的に貧乏かどうかは、(例え100円でも)お金を使うときの気持ち一つだと思うのです。
(ああ、今日も仕事頑張ったよ、自分。だから明日も頑張る為に、今日はアイスでも食べていーよ)と自分を許す事ができれば、その日は実質的貧乏人も精神的には貧乏から開放されると思います。
借金あっても精神の安定を
借金があると精神的に不安定になり、すごく色んな事が頭を巡ると思います。
自分が借金をして苦労をしている事から、もしかしたら自分が借金している事によって、周りの人に迷惑がかかっているのではないかとか。
周りに迷惑がかかっているのではないか?という考えは人によってはないかもしれませんが、もともと気弱な傾向がある人、人に対して思いやりがある人ほど、気にしてしまう事かもしれません。
借金がある事で自分が暗くなります。暗くなる事自体はどうしようもない事だと思います。どんな人でも、借金がある状態とない状態なら、ない状態の方が明るくなれると思いますから。
どうしても暗くなってしまいがちな借金生活の中、できるだけ意識して笑っていくのがいいと思います。
笑う角には福きたると言いますがこれはホントそうだと思います。
嫌な事があって落ち込んでしまう事もあると思います。
そんな時こそ、意識して断ち切っていかなければ、ただでさえ、借金というマイナスに持って行かれる要素を持っている中、厳しくなってくると思います。
まぁ、でも疲れていては笑えなくなってきますよね。
精神的な疲れをいかに回復させるかというのも重要なファクターです。
部屋の状態も大事です。汚い部屋では疲れは癒されません。
部屋をキレイにして、借金があっても日常を快適に過ごせるようにしていきましょう。
どうして悩んでいるのかを考えよう
借金の悩みで苦しいという人、何が本当の悩みなのか、原因を考えてみるといいと思います。
ただ単に疲れていて、自分の精神がネガティブに振れているだけなのか、それとも、稼ぎよりも生活費(+返済代)がかかり過ぎていて、輪の中で走るハムスターのような気分になってしまっているのか。
悩みって、その人の数だけ種類があると思いますから、自分が今元気が出ない、明るい顔が出来ないっていう人は、何がその原因になっているのかを考えてみるといいと思います。
でもまぁ、悩んでも答え出ない事も多いですけどね。
悩みとどう付き合うかっていうのは本当に、大事な事だと思います。
特に借金がある状況の悩みっていうのは、普通の人より悩みが深いというか、深刻になってしまいガチだと思います。
稼げない→いっその事死のうか…位本気で考えてしまいますから。
とりあえず、自分がおかしくなってきたなーって思った時には思い切って全然関係ない遊びをするのがいいと思います。
一人カラオケもいいですし、ゲームとか映画見るのもいいと思います。
それやったからといって、悩んでる状況が好転するわけではないですが、そもそも自分が元気なければ何も良くなりません。
自分が今、悩み事でいっぱいだナーって思ったら、思い切って仕事中にボーッとしたりして自分を休ませてみるのも手です。(もちろん上司にはボーッとしているところを見られてはいけません。工夫しながらやるのがいいと思います。)
いっぱいいっぱいにならず、少しだけ遊びを作った方が、人生はうまくいきます。
特に借金している時こそ、なんとか気持ちの余裕を作った方がうまくいくものです。
どうでもいい事は考えない。
それが大事な場合もあると思います。
考える事は結構自分のエネルギーを削るからです。考え事をしまくっているとエネルギーが削がれ、できる仕事もできなくなってしまいます。
そうなってくると、仕事で失敗し、自身の成長も期待できなくなりますし、最悪仕事自体が続けていけなくなる事も考えられます。
もちろん考えなければならない事もあります。
お金の計算は必要です。ですが、四六時中考えるのではなく、月に一回、まとまった考える時間を作るのがいいと思います。
あと、考え事をする時には、ぼんやり考えるのではなく、今の自分に何が欠けていて、何を足すべきか、そういうのを紙に書き出して、何が怖いか、どうすれば今の悩み事が根本から解決するのか、それをしっかりと考える事が必要だと思います。
まったく策がないのが一番良くありませんが、問題がたくさんあるのに、自分が混乱してしまって、多くの問題がどういう風になっているのかすらわかってないのが一番いけません。
そして、自分の悩みについて、もっとも真剣に考える事ができるのは自分です。落ち着いて考えていきましょう。
立ち上がれ!借金マン&借金ウーマン
無気力は人をよりマズイ方向に持っていきます。流れを変えるためにも繰り上げ返済していく事が必要です。
繰上げ返済というのは消費者金融やカード会社から決められた約定返済額よりも多くのお金を返済することです。
借金している人にとって繰り上げ返済は非常に有効な戦い方です。
どの金融機関にも「返す」って言われたお金を「返してくれるな」と拒む事はできません。
契約はあなたの未来の自由を金融機関に縛られる約束ではありません。
嫌な顔する金融機関にイヤミの一つでも言いながら、
ガンガン繰上げ返済をしてやって下さい!
繰り上げ返済は投資と同じ
借金がある人は、すごくいい投資先を持っています。
借金の返済は、18%位の年利で投資しているのと同じ事です。繰上げ返済した時にどれ位の得をしたのかを計算する方法があります。
“繰上げ返済額×利率÷12×残り回数”
↑これが繰り上げ返済効果測定式です。繰上げ返済する時に式に当てはめると、将来利息をどれだけ削ったかがわかります。
1万、2万…少しでも繰上返済に回していきましょう。
貯蓄している人が金持ちになっていくスピード以上に、借金している人は金持ちに向って返済という投資をしていく事ができるのです。
月毎の目標数字を決めよう
早く借金を返そうと思うなら、今月はいくらいくら返すという目標を持つ必要があります。
その目標(たとえば2万なら2万円を残して、次の給料日前に繰り上げ返済するという目標)の為にはまず何をしなければならないかを考えていきましょう。このようにして、最初に考えがなければ、行動、残せたお金=結果はついてきません。
まずはいくら多めに返済に回すか、目標額を設定してみましょう。あまり高い目標額を設定してしまうとそれが達成できずにストレスになる場合もあります。
あくまでも可能な範囲で、最初は少額でも一ヶ月にいくら繰り上げ返済に回すのか、という考え方で設定するといいと思います。
明細書は捨てない
コンビニATMで返済すると、小さな明細書が出てきて、自分が今返済したお金が元金に入った額、利息に入った額がわかります。
残りの借金額から目をそらしたくなり、すぐにでも捨てたくなります。
ですが、捨てるにしても利用額はよく覚えておいた方がいいです。
借金を返す時の目標になるからです。
毎月の返済をコンビ二ATMでやっている人は明細書をノートに集めて貼っておくのもいい手です。
そして、月ごとに繰上げ返済した額をわかり易くノートの上に書けば、励みになります。
まず、借金を返してからやりたい事を思い描き、そして目標の金額を設定し、その為に節約生活をする…、大目標の設定、中目標の設定、そしてやる事を考える、こういう流れが大切です。
自分が決めた目標に向かって進んでいく事で(進んでいる事を確認する事で)精神的に安定して借金を返していく生活ができるようになっていきます。
つらい事ばかりの借金返済生活ですが、まずは目の前の明細を見つめる事から考え、そこから、できれば繰り上げ返済していけるお金を毎月増やしていき、自分は頑張ったらどれ位の期間で借金返済できるのかを知りましょう。
大きな目で生活を俯瞰する事ができれば、気持ちが楽になると思いますよ。
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