親が債務整理中に子供の奨学金の申請は通るのか?
親が債務整理中に子どもの奨学金申請はできる?
この質問に対しては、「親の借金の状況が、奨学金の申請に影響を与えることはありません」というのが答えです。
理由はいたって簡単です。
- 奨学金の審査において、信用情報機関に対し申込者および申込者の親の信用情報を照会することはない。
- 仮に申込者の親の信用情報を照会されたとしても、信用情報機関は照会に応じない。
奨学金の審査の段階では、信用情報機関に信用情報を照会することはないのです。
ですから、親がたとえ債務整理中であっても、子どもの奨学金申請に何の影響はありません。
しかし、1つだけ注意しなければならないことがあります。
それは奨学金の多くは、連帯保証人と保証人を立てる必要があることです。
連帯保証人は申込者が受給する奨学金を返済できなくなった時に、代わりに奨学金の返済をする人を言います。
また、保証人は申込者や連帯保証人が奨学金を返還できなくなった場合、申込者に代わって返還する人です。
実は、日本学生支援機構の奨学金の場合、債務整理をした人が保証人になることは認めていますが、連帯保証人になることは認めていません。
こうした場合、原則として父母・兄弟姉妹または叔父・叔母などが連帯保証人になれるので、父親が債務整理をしている場合は母親などを立てる必要があります。
そうした方法以外に、日本学生支援機構の場合は。親族内で連帯保証人と保証人を立てられない場合は機関保証制度を利用することも可能です。
機関保証制度とは、保証機関(日本国際教育支援協会)が連帯保証することで連帯保証人と保証人をつけなくても奨学金の受給が可能になる制度です。
保証料金を支払えば、連帯保証人と保証人を立てなくても奨学金を受けられます。
親が債務整理中に子どもの奨学金申請はできる?
- 親の借金の状況が、奨学金の申請に影響を与えることはない。
- 奨学金の審査において、信用情報機関に対し申込者や申込者の親の信用情報を照会することはない。
- 日本学生支援機構の奨学金の場合、債務整理をした人が連帯保証人になることは認めていない。父親が債務整理をしている場合は、母親などを立てる必要があります。
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