債務整理した人が公開!債務整理の費用の内訳
実際に任意整理するまでの経緯
かつての私は、2枚のクレジットカードを保有していました。
2枚とも限度額いっぱいまで利用し、その支払いも、リボ払いにしていました。
また、銀行や消費者金融からの借入も7件あり、いわゆる多重債務者と呼ばれる状態になっていました。
最初は、生活費の補填のために借入しました。
しかし気付いた時には、風俗店にお金を落としていました。
当時の私は、複数社からの借入をしていましたので、手元にはある程度のまとまったお金がありました。
しかしこれらは、借入したお金です。
必ず返済義務が生じます。
それにも関わらず、全てが自分のお金であると錯覚した私は、散財してしまいました。
今考えれば、馬鹿なことをしたと、反省しています。
全ての借金の情報を、自分のノートに記入していましたので、毎月の返済に遅れたことは、1度もありませんでした。
銀行や消費者金融等のカードローンの場合、毎月の約定返済額を返すと、新たに融資枠が生まれます。
つまり、またお金を借りることが出来るのです。
ATMの画面上の融資枠を見て、
「毎月の約定返済さえきちんと行っていれば、またお金を借りることが出来るではないか!」と舞い上がりました。
昔の私は、返済するや否や、すぐにまたお金を借入していました。
返しては借りる、返しては借りる。
借りれば借りるほど、金利は膨らむ一方です。
それなのに、こんな自転車操業的行為を、約5年間も続けました。
お金を貸した側からすれば、これほど良い優良客はありません。
何せ毎月の返済は滞りなくしてくれるし、そのバンバンお金を借りてくれるのですからね。
当時の私は、完全に麻痺していたのだと思います。
自転車操業生活開始から6年目にして、私は焦りを感じるようになりました。
毎月のこのサイクルから一刻も早く抜け出さないと、金利は膨らむ一方だと悟ったのです。
このままではマズイ。
私は焦りながら、スマホでネット検索を行いました。
債務整理の存在は予め知っていましたので、グーグルのツールバーに、「債務整理 無料相談」と打ち込みました。
検索結果には、無料相談に応じてくれる法務事務所が、いくつか出てきました。
私は、自宅から一番近い法務事務所に、メールで問い合わせを行いました。
すぐに向こうから返信がきて、借入状況を詳しく教えて欲しいとのことでした。
私は詳細な借入状況をメールに書き、すぐに返信しました。
その後も、何通かのやり取りを行い、一週間後に、法務事務所を訪れることに決まりました。
メールで文字だけのやり取りでしたが、今まで私は、法務関係者と話したことはありませんでした。
普段の日常生活の中で接点が無かったため、とても緊張したことを覚えています。
しかし、その時の法務事務所の対応が、とても親切で丁寧でした。
借金問題で苦しんでいる状況でしたので、親切な対応や言葉が、余計に優しく感じ取れたのかもしれません。
任意整理を行った結果、金銭面・精神面で、負担が軽減された!
一週間後、私は法務事務所を訪れました。
そこでは、担当の司法書士の方に、借入までの経緯や借入状況を、詳しく話しました。
全てを話し終えると、途端に肩の荷がおりたような、何だか気が楽になったような、そんな感覚になったことを、今でも覚えています。
当初は、相談だけのつもりで法務事務所を訪れたのですが、任意整理することのメリットとデメリットを、司法書士の方に、これでもかというぐらい徹底的に聞きました。
私は自分が納得しない限り、話を決めたくない人間なのですが、司法書士の方もそれに快く付き合ってくれました。
私の場合は任意整理でしたので、結果的に資産を残すことが出来ました。
また、将来の金利をカットすることが出来るため、毎月の返済額も減額されました。
個人信用情報機関に、任意整理を行ったという事故履歴が記載されることは、デメリットでした。
しかしこれは、自業自得なので仕方ありません。
己の所業のツケが回ってきたのだと、腹を括り、任意整理することに決めました。
また、借金問題は、他人に話しにくい、非常にナィーブな問題だと思います。
毎月ひとりで借金について考えていた時は、憂鬱な気持ちでいっぱいでした。
しかしプロの法律家の方に話すことによって、金銭面だけでなく、精神面においても救われ、負担が軽減されました。
今では相談して良かったと思います。
任意整理の費用はいくらか?内訳を大公開!
現在、借金問題で困り、債務整理を検討している方は、いくらのお金がかかるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。
実際私も、出来るだけ安く済ませたいと思っていました。
なので最初から、無料相談に応じてくれる法務事務所しか検索しませんでした。
そこで今回は、私が任意整理した時に、実際にいくらの費用がかかったのか、その詳細をお伝えしたいと思います。
私の経験を、参考にして頂ければ幸いです。
まず私は、無料で相談に応じてくれる法務事務所を選びました。
事務所によっては、相談料を取るところもあるみたいですね。
少しでも費用を節約するために、無料相談に応じてくれる法務事務所を選択することをオススメします。
また私は、一般的に弁護士よりも費用が安いと言われている司法書士に仕事を依頼し、任意整理を行いました。
但し、司法書士の場合、1社につき、140万円までの債務額しか扱うことが出来ないという制限があります。
債務状況は、各人によって異なるかと思います。
この制限をクリア出来る債務額ならば、安く費用を抑えるためにも、司法書士への依頼がオススメです。
私が任意整理した時の費用の内訳は、以下の通りです。
司法書士に仕事を依頼する時のお金として、
着手金が17万円でした。(1社×4万円,5社×2万円,3社×1万円)
また、司法書士は、自分の代わりになって、債権者側(お金を貸した側)と交渉を行ってくれます。
その交渉の中で、和解を成功させた場合に、報酬金を支払います。
私の場合、報酬金が15万円でした。(6社×2万円,3社×1万円)
そして、その他の費用としては、顧客台帳管理費用,通信費,郵送代などが挙げられます。この諸費用が3万円でした。
着手金 17万円
報酬金 15万円
その他の費用 3万円
以上により、基本報酬金額は35万円で、税込み額は37万8000円でした。
事務所に支払う基本報酬金額は、別名、事務所費用とも呼びます。
この費用は、一括払いではなく、分割払いにしてもらいました。
分割払いが出来るかどうかは、事務所によって対応は異なると思います。
ちなみに、私を担当してくれた司法書士の方にお話を聞いたところ、予め相談者が借金問題で苦しんでいることが分かっているため、事務所費用を一括払いで求める事務所は、ほとんど存在しないとの回答がありました。
しかし実際に、各事務所に問い合わせすることをオススメ致します。
また、自分の代理人である司法書士や弁護士が、債務額を減額することが出来た場合には、減額報酬というものが発生します。
私が依頼した法務事務所では、減額した金額に対して、報酬1割と定められていました。
また、司法書士や弁護士が、過払い金の返還に成功した場合も、報酬金の支払いが生じます。
私が依頼した法務事務所では、取り戻せた過払い金の2割が報酬になると、きちんと予め契約書に明記されていました。
これは余談ですが、途中で委任契約を解除すると、基本的に、着手金は戻ってきません。
それまでの活動の割合に応じて、一部のお金を返金してくれる事務所もあるみたいですが、基本的には、着手金は戻ってこないと考えた方がいいですね。
ちなみに、私が依頼した法務事務所では、
「途中で契約を解除した場合は、着手金は戻りません。」と契約書に明記されておりました。
各法務事務所によって異なると思いますので、こういう細かな点も確認しておきたいところです。
疑問に思ったことは、全て直接、法務事務所に尋ねる。これが鉄則だと思います。
債務整理した人が語る!債務整理の費用はいくらか?内訳を大公開! まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、私が任意整理した時にかかった、実際の費用の内訳を公開しました。
債務整理を検討しておられる方にとつて、やはり事務所に支払う費用面が、ネックになるかと思われます。
出来るだけ費用を安く抑えるためにも、時間の許す限り、無料相談に応じてくれる法務事務所をいくつか訪れ、見積りを出してもらうことがベストかなと思います。
その中で、「一番費用が安くて、親切に対応してくれたところ。」を選択して、債務整理を行うことをオススメ致します。
現在、債務整理するかどうか迷っておられる方は、まずは実際に、法務事務所に無料相談してみることが肝要だと思います。
無料相談ならば、タダで法律家のアドバイスを聞くことが出来るのです。
実際に債務整理するかどうかはともかくとして、私はこれだけでも有意義で、儲けものだと思います。
私の経験が、皆様のご参考になれば幸いです。
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