借金完済後は契約解除した方が他社ローンに通り易くなる

このページを読むとわかる事は以下の2つです。

・カードローンは完済したら契約解除しよう!(信用情報をキレイにしておいた方が他のローンに通り易くなるからです
・転職した時は契約解除されるのか?(先に答えを言ってしまうと、年収減なら減額になる可能性があるという事です。)

カードローンは完済したら契約解除しよう!

カードローンの契約は、一般的には完済しても借入枠は残り、自動更新されます。

関連:使ってないカードを退会するとクレジットスコアが上がる

カードローン会社に申し込んだり、キャッシングしようとして消費者金融に借金の申し込みをすると信用情報機関に、クレジットスコアの問い合わせをされます。

そこで、カードローン会社や、消費者金融はクレジットスコアを見て審査をします。

クレジットカードを解約すれば、クレジットスコアが上がる。

クレジットカードの解約って、何かデメリットあるの?

クレジットカードや消費者金融会社のカードの解約を行い、消費者金融やカード会社に退会を通知すると何か悪い事があるのでしょうか?

カードを作ってから頻繁に解約しているという人以外の場合、ほとんどデメリットはありません。

カードを退会すると、カードを解約したという情報が信用情報機関のデータに記載されます。

完済とは現在の残高はゼロであるが、契約は依然として残っている状態のことを言います。

また、自動更新とは、何年毎に更新するかが決まっており期限が来たら特段の手続きをしないでも手数料なしで更新されます。

ですから、利用者が「解約したい」と申し出ない限り、契約は継続されるのです。
ですが、信用情報をキレイにしておいた方が他のローンに通り易くなります。

カードローンを利用している人の中には知らない人が多いようですが、カードローンの「完済」と「解約」で違いがあります。

たいていの人は、完済すれば借入が解約になると思っているのですが、実際は違います。

完済したからといってカードローン提携会社の契約が解約されたわけではありません。

何年毎に契約を更新するかが決まっており、期限が来たら特段の手続きをしないで自動で更新されて契約は継続しているのです。

「完済」とは借金を全て返すことで、「借りていた金銭を返して債務を消滅させる」という意味で使われる用語です。

しかしこの時点では契約は残っているので、改めて審査を受けてクリアしなくても、すぐに借入が可能です。

信用情報をキレイにしておいた方が他のローンに通り易くなる!だから借入先に解約を申し出よう!

「解約」とは契約を取り消すこと、借入契約を解除することを言います。

この借入契約を解除するための前提条件は借金を全部返済していることですから、借入金の一部でも残っていては解約できません。

解約するためには完済時に解約希望を意思表示して契約書面の返還を受け、契約そのものを解約することが必要です。
この「カードローンの解約をするかしないか」に関しては、メリットもデメリットもあります。

解約をしない場合のメリットは、
・ローン専用カードさえあれば、急な出費に対応できる。
という点が一番のメリットです。

一方、デメリットは、
・解約しない限り、借入限度額以内であれば、審査を受けることなくいつでもすぐ借りられるのに、借りられなくなるという事です。
・信用情報では借入している状態で記録されたままなので、他社の借入に影響する可能性もあります。

解約する場合のメリットは、
・5年程度経過すれば、個人信用情報が抹消される。
・そのことで、新しい借り入れに影響しない。
一方、デメリットは、
・再審査を受けても、否決される可能性がある。
・他社へ新規申込みも受け付けてもらえない可能性がある。
なお、解約方法はカードローン提供会社によって独自の方法を定めていますので、電話で解約希望を伝えるとともに具体的な方法を確認してください。

転職した時は契約を解除される?

カードローンを利用している人でも、意外と知らない(気にしていないと言うべきかもしれない)ことの1つが、カードローン会社への変更連絡です。

申込みの際に申告した事項については、変更が生じた際にはカードローン会社へ連絡を入れなければなりません。

何を申告したのか忘れた人は、もう一度利用しているカードローン会社のホームページに掲載されている申込書を点検してみてください。

住所・電話・勤務先・雇用形態・年収などが審査以降に情報が変わっているのであれば、申告されているのは虚偽情報でしかありません。

特に借入限度額に係わる収入や勤務先、雇用形態などの変化が伴いやすい転職については、連絡する必要があります。

転職によって収入が減った利用者は、そのことで契約を解除されたり借入限度額が下げられたりすることが心配かもしれません。

確かに、収入が大幅に少なくなった場合には再審査を実施するカードローン提供会社がありますし、総量規制との関係で借入限度額が引き下げられる可能性はあります。

しかし、就労していて一定の収入があればカードローン契約を解除されるようなことはありません。(よっぽど収入減とか、勤務先の経営が怪しいとかだと限度枠が減になる可能性があります。)

カードローンの完済と解除は違うの?

  • カードローンの契約は、一般的には「通常完済」で「自動更新」が基本
  • 「完済」とは「借りていた金銭を返して債務を消滅させる」こと。この時点では契約は残っているので、改めて審査を受けなくてもすぐに借入できる。
  • 「解約」とは「借入契約を取り消すこと。借入金の一部でも残っていては解約できない。
  • 解約方法はカードローン提供会社によって異なる。解約希望を伝えるとともに具体的な方法の確認が必要

転職した時は契約を解除されるの?

  • 審査後の住所、勤務先、雇用形態、年収などの変更や収入の変化が伴いやすい転職については、カードローン提供会社へ連絡する必要がある。
  • 収入が大幅に減少した場合には再審査の実施や総量規制の関係で借入限度額が引き下げられる可能性はある。しかし、就労による一定の収入が継続していれば、無条件で契約解除されるようなことはない。
  • 「転職や収入の大幅減少を連絡しなかったこと」を理由に、契約を解除される可能性はある。

記事を書いているのは?

楽に借金返済
貸金業務取扱主任者 3級 ファイナンシャル・プランニング技能士。元貸金業者で働いていた経験と、自身も長年借金をしている経験を併せ持つ。 借金道を10年運営。借金コラムを2000枚以上執筆。 借金アドバイザーとして、WEB上での借金相談を1,000件以上行っている。
運営者情報
借金アドバイザー シロウ
お問い合わせ

コメントを残す

元金融マンが語る完済の鉄則 -目次-

  1. 借金道の想い
  2. 借金の悩みは語られない
  3. 自分の借金を把握する
  4. シロウの返済理論
  5. 家計簿をつければ効果的に返済できる
  6. 繰上返済で借金を減らす方法
  7. 繰上げ返済時に振込手数料を無料にする方法
  8. 借金してても楽しいことあるさっ
  9. 借金返済の生活
  10. 借金返済の生活 その2
  11. 借金が増えていっている人へ
  12. ストイック(=禁欲的)に
  13. 何のタメに働くのか
  14. 完済の向こう側
  15. 行動
サブコンテンツ

4コママンガ サブコンテンツ

低利化で借金は楽になります!

即日融資に関するマンガ - 1コマ目 利息減らせないかなぁ。- 2コマ目 シロウ絵 そんな時は低金利カードローンです!。 - 3コマ目 なるほど!やってみる - 4コマ目 やった、低利化で楽になったぞ!


  • 借金完済後は契約解除した方が他社ローンに通り易くなる