親に借金を申し込む

身内に借金を依頼すると、当然ですが「貸す貸さないの前に何に使うのか？」
と言われます。

心配しているからこそ、まず事情を聞いてくれるのでしょう。

そこで、正直に話すと、自分の気持ちを整理する事にもつながります。また、本当は必要のない事にお金を使おうとしているなら、そこで身内の方から止めてもらえます。

本当の意味で必要な借金って、実は少ないのです

身内や友達から借金してまで必要な事って本当はそんなにないです。

身内に止めてもらえるような関係を持ちながら、一人で判断して、間違った方向につっぱしっていって、大して借りる理由も聞いてこない消費者金融からお金を借りるのはちょっと止めといた方がいいかもしれません。

消費者金融は借金の理由も聞かず（商売なので）簡単に貸してくれます。

友達、知り合いから借金する方法

結構、世の中には友人・知人から借金するっていう話は多いです。

友人・知人からの借金もよくあるケースです。

困ったときにお互いに融通しあっている、何ともほほえましい友人もいますが、多くの場合は、借りる方と貸す方が決まっている場合が多いようです。

友人間の借金では、契約書など作らないのが通常でしょう。

したがって、金利もとらない場合が多く、次回の給料やボーナスで返済するという口頭の約束が多くなります。

ですが、こんなゆるい金銭貸借契約は、反故にされた時に問題が起きます。友人関係が壊れてしまうのです。

借主としては、ついついその友人に甘えて、返済も滞りがちになるケースがあります。

しかし、どんな友人でも、いずれは、こうした借金を続けていれば、嫌気がさして、お金を返してくれということになるでしょう。こうした事態にいたれば、二度と貸してくれなくなります。

身内からの借金が返せなくなった後は、市中の金融機関を利用せざるを得なくなる

こうして、友人を失えば、後は、消費者金融などの高利の借金をするしかなくなります。

友人という、かけがえのない財産を失うことになります。いくら友人だからといって、踏み倒そうなどと考えるのはよくありません。
　

友人・知人からの借金の問題点

友人・知人からの借金は、その人の好意で貸してもらうことになるのですから、無利息で返済期日についても定めていない場合が多く、後々トラブルとなることがあります。

利息を定めていない場合、利息を支払う約束がなければ、借主は利息の支払義務はありません。

ある時払いの催促なしという無茶な話になっている事も多いです。これは、借金の返済は「お金ができた時にいつでもいい」と言う意味で、借り手にとってはまったく都合のいい話です。

ですが、よっぽど裕福な親が子に貸す場合以外ですと、こういう形の貸し付けってなくなってきています。まぁ、子供の為になるかどうかも疑問ですしね。

具体的な金利の取り決めがない場合

金利もつける約束だけはして、いくらの金利にするかが定まっていない場合には、年五％の法定利率による利息を支払うことになります。

ただし、商人間の貸し借りでは、利息の約束がなくても、年六％の金利を支払うことになっています。

でもまぁ、一昔前までは金利３０％近くでしたし、６％でも優良な方ですね。

返済期日を定めていない場合、いつ取り立てをしてもいいのか？

一定の期間（二日～一週間）をおいて、返済して欲しいという催告があれば、借主は返済をしなければなりません。

返済をしなければ、法定利率による遅延損害金を支払わなければなりません。また、財産の差押えをされることもあります。

友人、知人間で直接お金を貸せるような場合でも、いざ取り立てってなってきますと非常に難かしいものがあります。
友達に対して取り立てるわけですから。

なら、いっその事、友達同士のお金の貸し借りは止めて、友人は保証人になり、市中の金融機関からお金を借りるという方法があります。

この方法ですと、友人は借金の返済が遅れても取り立てしなくていいですし、貸す事になるかもしれなかった相手は結局市中の金融機関から借りる事になるので、返済の管理もプロがやってくれる事になります。

ただし、連帯保証人にだけはなってはいけません。連帯保証人になってしまった場合、借り主の友人が返済できなくなった時、借り主の友人が借りた分の借金を連帯保証人が返さなくてはならなくなるからです。

友人に保証人になってもらいたいとき

友人に保証人になってもらいたいと頼む場合、保証の内容をを伝える必要があります。
通常の保証人か連帯保証人か、保証の金額、根保証かどうか、などもあります。

また、連帯保証を頼む時点では先の事はわかりません。今ですらお金に困っているのです。本当はこの先もお金に困る可能性の方が高い位です。

迷惑はかけないと言っても無意味です。保証人になってくれると言われた場合、その保証人から条件がないか聞くのが筋になります。

保証人になってくれる、となった場合には保証人との保証契約を書面でする必要があります。

具体的には貸金業者のところに行くか、貸金業者に来てもらい、契約書を書く必要があります。

友人にお金を無心する場合のリスク

保証人になってもらうにせよ、直接友人からお金を借りるにせよ、借金するのにはリスクがあります。特に友人関係にヒビが入るというリスクが大きいです。

友人からお金を借りる場合、最初は、困っているのだからという親切心から、借金の申し出に喜んで貸してくれることもよくあります。しかし、こうしたことが二度三度と続き、返済もしない場合には、好意が一転して恨みとなり、友人をなくすばかりか、回りの人の信用もなくすことにもなります。

借金地獄に陥り、手当たり次第に声をかける人がいますが、こうして周りに迷惑をまき散らすケースでは、借金地獄から立ち直ることはなかなか難しいでしょう。

本当に必要なのは、友人からの借金ではなく、どうすれば借金地獄から脱出できるるかということを相談することなのです。

自分で借金してみよう、っていう場合には、できるだけ金利の安い銀行カードローンがいいです。
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参考資料：お金を上手に借りるならこの一冊　自由国民社　石原豊昭著より