借金は金利が大事!借金で損しない為の金利の知識徹底解説

このページの内容を30秒で読めるようにまとめると?

  • そもそも金利とは?金利がわかれば損せず上手く借金と付き合える!
  • 金融機関によって金利は違うの?
  • 金利は利息の計算でどのように使われるの?
  • 低金利な借入先

そもそも金利って何?金利がわかれば損せず上手く借金と付き合える!

金利とは金銭などを借りたときに一定率で発生する対価のことで、この対価がいくらになるかを計算する際に使うのが金利です。

一般に、借金をすると借りた金額に加え、借りた金額に対して「契約した一定の率」に当たる言わば「レンタル料」であるも返済する必要があります。

この「契約した一定の率」を「金利」、「レンタル料」を「利息」といい、利息は借りた金額に金利を乗じて算出します。

金利は「%」パーセントで示されます。また、金利は基本的に年率です。

ですから、1年間借金をした場合に発生する利息の割合が金利と言えます。

たとえば「金利15%」なら、1年後には借りた金額に対し15%の利息を支払う必要があるということです。

ですから金利15%で10万円を借りた場合、1年後に支払う利息は10万円×15%=15,000円ですから、総額で115,000円返済する必要があります。

ここで紹介した「金利」と似た用語に、「利息」「利子」「年利」「利率」「年率」などがあります。
このページでは、それぞれの用語と金利の違いについて解説します。

・金利と利息の違い:上に述べたように意味合いは同じですが、表記のされ方に違いがあります。

金利は借りた金額に対する割合を「%」で表記し、借りた金額に金利を乗じて算出される金額で表記されます。

・利息と利子の違い:基本的に違いはありません。

慣例的には、「受け取る金銭を利子」と呼び、「支払う金銭を利息」と呼ばれることが多いようです。

金融機関(すべてではありません)では、「利息」は借入金に対してつくもの、「利子」は預金に対してつくものと区別する場合があります。

・金利と年利の違い:金利も年利も1年間で何%の利息がかかるかを表記したもので、特別な注意書きがなければ1年間の利率のことです。

なお、1カ月当たりの金利を月利(げつり)、1日当たりの金利を日歩(ひぶ)と呼びます。
・金利と利率の違い:金利も利率も、元本に対し1年間で発生する利息の割合のことです。
・金利と年率の違い:金利と年率も同じ意味合いです。
普通は日歩での貸し付けっていうのはありません。ですが、闇金ウシジマ君とかで出て来るヤミ金の場合は日歩で金利を表現します。

10日で5割のトゴとか、トサンの10日で3割とかのめちゃくちゃな利息の事です。

金融機関によって金利は違うの?

カードローンの金利は、それぞれの金融機関によって違いがあります。
具体的に見てみましょう。

この表に記載されている金利は、それぞれの金融機関業態を代表する金融機関の実際の金利を示したもので、業態ごとの平均的な数値を示しているものではありません。

ですから、例えば同じ「銀行」であっても、これよりも安金利や高い金利の銀行が存在しているのが実態です。とは言え、目安となる金利と受け止めても、大きな違いはありません。

金融機関によって、金利は実にさまざまです。この表からは、次のようなことが言えるでしょう。

金利が低いのは一般的に言われているとおりで都市銀行、ネット銀行、地方銀行です。

最低金利が2.0%台から利用でき、最高金利でも15.0%と低く抑えられています。

金利が高いのは、これも一般的に言われているとおり消費者金融です。

最低金利が4.5%台で最高金利が18.0%ですから、銀行よりも最高金利で3.0~4.0%も高く設定されています。

近年のカードローンの初回借入時の金利は、一般的には最高金利で設定されることが多いことから、初回借入をする利用者にとっては、銀行で借りるのと消費者金融で借りるのでは金利に大きな差が発生します。

・JAバンク、労働金庫、信用金庫は当該金融機関とカードローンを利用する人との関係(会員・地域住民など)によって金利が異なりますが、最高金利と最低金利の幅が狭く、しかも金利は銀行に次いで低いという特長があります。

このように金融機関の金利は、金融機関の業態によって違いがあるのです。

一般的には、「カードローンの金利と審査は、反比例の関係にある」と言われます。

つまり、金利が低いと審査は厳しく、金利が高いと審査は緩やかということです。

ところが審査の厳しいはずの銀行系カードローンの利用者は、総量規制が正式に施行された2010年以降、急激に増加しています。

2010年3月時点で約3兆2000億円であった銀行系カードローンの貸付残高は、2012年には消費者禁輸系カードローンの貸付残高を超えました。その後、銀行系カードローンの貸付残高は増加を続けており、2016年には約5兆4000億円超に達しています。

一方。消費者金融系カードローンの貸付残高は激減しています。

2010年に約5兆5000億円もあった貸付残高は、2016年には3兆円を下回ってしまいました。

審査基準が厳しいと言われる銀行系カードローンの貸付残高が、審査基準が緩やかと言われる消費者禁輸系カードローンのそれよりもはるかに多くなった要因は、やはり低い金利にあるのかもしれません。

金利は利息の計算でどのように使われるの?
「金利」は貸し借りした金額(元金)に対する利息の割合(%で示される)のことですから、「利息」を計算する場合には貸し借りした金額(元金)に金利を乗じて算出します。
なお、通常、金利は1年当たりで表示されますが利息は1日当たりの日割りで計算されますから、利息を計算する際には年率ではなく日割りで使用します。
以上のことから利息を求める算式は、以下のとおりです。
利息=借入金額×金利÷365(うるう年は366)日×借入日数

  • 「借入金額」は貸し借りした金額(元金)です。
  • 「金利÷365(うるう年は366)日」は日歩の算式です。
  • 「借入日数」には、借入当日は除く返済当日は含めます。

ここで、以下の条件でカードローン借り入れた場合の利息を具体的に計算してみましょう。

条件:金利15.0%のカードローン100万円を、2年間(730日)間借り入れた場合の利息
算式は、利息=借入金額×金利÷365日×借入日数ですから、
100万円×15.0%÷365日×730日=300,000円

つまり2年間で借入金の100万円と利息の30万円を返済することが必要です。

これで利息が正しく計算できると思っている人が大半ですが、実は計算式そのものが不適切なことから、正しい利息が算出できません。

実は利息の計算は借入金額に対して発生するのではなく借入残額に対して発生するのですから、借入金は区ではなく「借入残高」を使わなければなりません。従って正しい算式は、次のとおりです。
利息=借入残高×金利÷365(うるう年は366)日×借入日数

さらに、借入残高は毎月の返済によって金額が変わることから、正しくは返済をするたびにそれを反映させなければなりません。

コンピューターに任さなければとても計算できませんが、ここでは上で扱ったカードローン借入金100万円を50万円ずつ2年間で返済するとして計算してみましょう。
・1年目の利息:100万円×15.0%÷365日×365日=150,000円
・2年目の利息: 50万円×15.0%÷365日×365日= 75,000円
この結果、2年間の利息は225,000円で、75,000円も少ないことが分かります。

短期の借入で利息の目安を計算するためには「借入金額」を使って自分で計算してみればいいのですが、正確に計算したい場合は、ネット上に無料で返済シミュレーションをできるサイトがありますので、それを使ってみることをおすすめします。

まとめ

そもそも金利って何?金利がわかれば損せず上手く借金と付き合える!

・金利とは金銭などを借りたときに一定率で発生する対価のことで、この対価がいくらになるかを計算する際に使うのが金利
・金利は「%」、つまり割合で示される。また、金利は基本的に年率で、1年間借金をした場合に発生する利息の割合を金利と言う。
・「金利15%」なら、1年後には借りた金額に対し15%の利息を支払う必要があるということ。

金融機関によって金利は違うの?

・カードローンの金利は、それぞれの金融機関によって違いがある。
・金利が低いのは都市銀行、ネット銀行、地方銀行で、最低金利が2.0%・最高金利15.0%と低い。
・金利が高いのは消費者金融で、4.5%~18.0%。銀行よりも最高金利で3.0~4.0%も高く設定されている。
近年のカードローンの初回借入時の金利は、最高金利で設定されることが多いことから、初回借入をする利用者にとっては、借入先が銀行か消費者金融かによって金利に大きな差が発生する。
・JAバンク、労働金庫、信用金庫は当該金融機関と利用する人との関係よって金利が異なるが、最高金利と最低金利の幅が狭く、しかも金利は銀行に次いで低いという特長がある。

金利は利息の計算でどのように使われるの?

・利息の計算方法として一般的には次の①の算式が紹介されているが、正しい算式は②とおり。
①利息=借入金額×金利÷365(うるう年は366)日×借入日数
②利息=借入残高×金利÷365(うるう年は366)日×借入日数
・利息の目安や短期借入の利息を知るためには①の算式で問題ないが、長期借入の場合は大きな差がある。
・「借入残高」は毎月の支払ごとに減少するので、②の手計算はムリ
・正確な利息を知りたい場合は、ネット上に公開されているシミュレーションツールの利用がおすすめ。

記事を書いているのは?

楽に借金返済
貸金業務取扱主任者 3級 ファイナンシャル・プランニング技能士。元貸金業者で働いていた経験と、自身も長年借金をしている経験を併せ持つ。 借金道を10年運営。借金コラムを2000枚以上執筆。 借金アドバイザーとして、WEB上での借金相談を1,000件以上行っている。
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  7. 繰上げ返済時に振込手数料を無料にする方法
  8. 借金してても楽しいことあるさっ
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  10. 借金返済の生活 その2
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