クレジットカードよりカードローンの方が取り立てがキツイ
クレジットカードの支払いを延滞するよりも、消費者金融、カードローンの支払いを延滞の方が取り立ては厳しくなります。
クレジットカード会社と貸金業の違い
一般的に消費者金融の方がクレジットカード会社よりも取り立てに対する情熱が違います。
督促が頻繁な事の利点
消費者金融、カードローンの方が電話督促の頻度が高い分、支払いを忘れて延滞する可能性が少なくなるので、その分イイといえばいいのですが。
消費者金融、カードローンの無担保無保証でお金を貸すという事はどうしても高い貸し倒れリスクをふくむ事になるので、取り立て技術が高くないと仕事として成り立たないのですね。
取り立ては先手必勝!
延滞するような人は、他からも借りている可能性が高いです。ですので、他から何件も借りてる借り手には一番初めに返そうと思ってもらった方が自社の得(そして自分の立場的にも得)になります。
普通小売り業では商品を買った後に再度リピーターとして使って欲しいが為にお客様を大切にします。
しかし、貸金業では極論を言えばお金を貸した後に、回収になるか貸し倒れになるかのどちらかです。
消費者金融、カードローン会社の優良顧客=リピーター
もちろんリピーターは存在します。
遅れずに長く取り引きをしてくれる人は上客なので大切に扱いますが、支払いに遅れてくるお客さんは違います。
遅れてくるお客さんはリピーターにはなりえないからです。
延滞するお客様はある意味、お客様ではありません
金融会社にとってのリピーターとは返しても返してもまた借り来て、結局借金が減らない人の事です。
彼ら貸し手にとって対応を冷たくしてもオッケーなんです。
そのまま借金が増えてどうしようもなくなって貸し倒れになるか、担当者のイヤミ督促一つで全額回収になるか変わってくるわけです。
督促の狙いにも様々な種類があるのです
だから返せないと言って話しにならない人にはわざときつくあたって、(あの社員と話すと精神的に嫌になるからあの会社だけは遅れずに払おう)という心理状態を作り出す狙いが激しい督促の裏に存在します。
また一般的に消費者金融の方がカード会社よりも電話督促の頻度、しつこさも高いです。
それは消費者金融の人数は多く、それに比べてカード会社は人数が少ないからです。
地方だと1県に1デスクのみを置いているクレジットカード会社も多く、一つの支店に2人~4人という構成の場合が多いようです。
(実際にカード会社に直に返済に行った時に見たところ)クレジットカード会社の督促管理は本社が一括してやっているトコロが多いです。
1都道府県あたりの金融会社の社員数を比較すると、
クレジットカード会社<カードローン会社<消費者金融会社
という順になります。
※カードローン会社は、消費者金融会社に取り立てを依頼しているところが多いです。
この人数の違いに管理(お客への督促)の仕方の違いがあります。
消費者金融(=カードローン会社)は貸すか貸さない人が判断する権限部分が比較的多いです。しかし、クレジットカード会社は社員の数に対して顧客の数が多すぎる為、スコアリング(点数化)によって顧客を管理しています。
例えば半年以内に延滞があった人がいて、カード会社と消費者金融の双方に増枠を申し込んだ場合、機械的にスコア(点数)による審査をするカード会社では断られ人が判断するところの多い消費者金融の方は審査に受かったりする事が多かったりします。
クレジットカード会社よりも、カードローン会社、消費者金融会社の方が取り立てに自信があるから、審査が柔軟になり、その分、延滞した時には重厚な取り立てを受ける可能性もある、という事です。
クレジットカードの支払いを延滞するより消費者金融、カードローンを延滞した方が取り立てがキツイのです。
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