動産担保融資

改正貸金業規制法により、金利に関する法律が2つあるという変な状態が続いてきた貸金業界が変わり、上限利率が引き下げられました。

何か新しい貸し方がないか、何かこれまでに貸せなかった人に貸す方法はないか?

収益の減少により、貸金業者は新たな貸し方を模索しています。その一つが、動産担保融資という方法です。

以前私が貸し手だった頃、動産融資というのは「ありえない!」事、考えられない事として教えられました。

Pさん→ ( ゚∀゚)ノはーい!
シロウ→(´・ェ・)σ何ですかP君
Pさん→( ゚∀゚)ノ動産って何?
シロウ→(´・ェ・)σそれはね…

例えば、車なんかは”動産”になります。

基本的にはお金の貸し借りでの動産というのは、”不動産以外の資産”、であり、さらに貸し手がそれを換金して回収に充てる事ができるもの、この2つの条件を合わせ持つのが”動産”という風に考えていただけるとわかりやすいかと思います。

今まで(今現在も進行形で)動産というのはお金を融資してもらう時の担保としての役を担えません。

どうして動産は今まで担保にならないのか?

これは実に不思議な疑問として、シロウは貸し手だった時に考えました。

普通に考えれば、車って価値あります。例えば昨日、Aさんが車を新車で買ったんだけれども、それを今日売るとします。

一瞬でも名義が登録された車は新古車として価値がズガンと下がってはしまいますが、例えば100万の新車が一瞬でゼロになるか?といいますとこれはまずなりません。

車種にもよりますが、この場合欲しがる人はいるでしょうから、70万~90万位にはなると思います。

この状況で車を買ったはいいのだけれどもお金がなくなり、このAさんが今あるほとんどの市中の金融機関(怪しいトコ除く)に金策に行ったとしましょう。

その他要因は本当に微妙で、もし、この車の件がなければ貸せない状況だったとします。

回収できるとしたら、単純に考えてこの車を売って、そのお金で返してもらうしかないという状況です。

この人の場合、車を持ってる…、車を担保に…、つまり、返済日に返せなかったら、車を貸して側で処分させてもらえる契約をすればこの人の信用を補完できる…。

もし返せなければ車を売ればいい、こう考えれると思いませんか?貸せるじゃないか?って思いませんか?
でもこれが、貸せないのが今までのルールです。(今現時点ではまださらに続行中のルールでは、です)

どうして動産ではお金を貸す事ができないか?その理由はいくつかあるのですが、その理由の一つは、貸し手にはその動産についての詳しい市場価値のデータがないからです。これが不動産ならある程度の価値が安定しているので、すぐに値段が変わることはないのですが、動産である車はすぐに価値が変わってしまうので、そんな価値を常に調べて追っていく事を仕事の中に織り込むのは非効率だ、となります。

例えば、デジカメなんかも動産です。しかし、中古屋から見ればデジカメの市場価値なんて、新型出ればすぐすっ飛ぶのが目に見えているので換金性なんてあってないようなものです。

また、保管する為のコストの問題もあります。例えば動産、物を担保にする場合、車を保管するような場合だと駐車場までいる事になります。

車を売るのにはそれなりの日数もかかりますし、中古車屋に持ってくにも、ガリバーなんかに取りに来てもらうにも、その商談の話をするのにもその商談をする人材の人件費コストがかかります。

(今までの考え方だと)
だったら、もう動産なんていいや、となってきたわけです。

そんな事なら、他の貸せる人に貸そうという風に考えてきたのが今までの考えです。しかしながら、今後、貸し手は他と同じような事をやっていたのでは本当に生き残れませんから、今後は動産を使っての貸し方を考えてくるところも出て来るのではないかと思われます。

ABL(動産・債権担保融資)

譲渡担保とは担保物件の所有権を債権者に移転するという方法による担保です。譲渡性のあるものはすべて譲渡担保の対象になりえます。また例えば、倉庫に商品を保有していて、絶えず同種類の商品が搬入・搬出され、入れ替わっていくというような場合にも、一定要件を満たせば倉庫の在庫商品に対し一括して譲渡担保は設定可能です。なお、売掛金などの債権については「債権譲渡登記」制度を利用して担保を設定することが可能です。
 ④ 代物弁済予約
  代物弁済予約とは通常の弁済に代えて不動産、動産等で弁済を行う方法を予約しておくことです。この代物弁済予約契約による権利を仮登記する仮登記担保という方法もあります。

担保をとっておこうと思いますが、どんな担保のとり方がありますか?の相談詳細(回答) « よくある経営・法律相談 « 経営に役立つ情報 « サンソウカンあきない・えーど
実際にお金を貸そうという時に、回収時に相手から取りたいと思えるような動産がある場合には、貸付時の契約書に、動産に関する取り決めも含めておくといいでしょう。

ですが、動産担保融資をしようとする場合には素人が契約書を作成するのは難かしいところがあります。

費用を安くしようとすれば、司法書士の方にあたってみて、それでダメなら弁護士さんの方に契約書の作り方について相談されるのがいいと思います。

記事を書いているのは?

楽に借金返済
貸金業務取扱主任者 3級 ファイナンシャル・プランニング技能士。元貸金業者で働いていた経験と、自身も長年借金をしている経験を併せ持つ。 借金道を10年運営。借金コラムを2000枚以上執筆。 借金アドバイザーとして、WEB上での借金相談を1,000件以上行っている。
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3 Responses to “動産担保融資”

  1. じんじん より:

    街中で「車でお金を貸します」というような看板を見たことがありますが・・・すると、本当に2足3文で車を取られてしまうか、さらに裏があるか・・と疑ったほうがよさそうですね。

  2. シロウ より:

    >疑ったほうがよさそうですね。
    うーん、あまり自動車担保の会社について深く知っているわけではないので、もしかしたら良心的な会社も存在するのかもしれません。でも私個人、一人の借り手として考えるとちょっと使うのを躊躇してしまうのは確かですね。まだ無担保無保証である程度名の通ったところの方が良さそうだと思ってしまいます。じんじんさんいつもコメントありがとうございます(^^)

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元金融マンが語る完済の鉄則 -目次-

  1. 借金道の想い
  2. 借金の悩みは語られない
  3. 自分の借金を把握する
  4. シロウの返済理論
  5. 家計簿をつければ効果的に返済できる
  6. 繰上返済で借金を減らす方法
  7. 繰上げ返済時に振込手数料を無料にする方法
  8. 借金してても楽しいことあるさっ
  9. 借金返済の生活
  10. 借金返済の生活 その2
  11. 借金が増えていっている人へ
  12. ストイック(=禁欲的)に
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  14. 完済の向こう側
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