あなたの借金を見える化しよう!数件カードローンある人は必須です

借金がある人は、まず自分の借金の状況、手持ちの資産状況を書き出してみよう

プラスの資産を書き出す

借金があるっていっても、ただ、キレイに負債だけがあるわけではなく、プラスの資産もある…という人がほとんどだと思います。例えば会社で自社株を昔買った(雰囲気で買わされた)事があるとか、財形があるとか。

次にマイナスの資産を書き出す

箇条書きでいいので書き出してみましょう。
①消費者系 48万 利率18%
②消費者系 12万 利率15%
③消費者系 46万 利率18%
④消費者系 17万 利率14.6%
⑤カード系  29万 利率18%
合計 152万

さらにクレジットカードも使っている人はクレカの利用額も書き出してみるとわかりやすいです。

まず自分の借金の状況、手持ちの資産状況を書き出してみよう

借金把握シートを作る

借金がある人にとっての共通の課題はこれ以上借金を増やさない事です。
借金は家計の赤信号です。今までと変わらず生活していると借金が増えてしまう可能性があります。

どうすれば借金を増やさずに生活できるでしょうか?

まず、自分の借金を正確に把握する事だと思います。

考えないようにして目を逸らす

借金の事って考えると気持ちが落ち込んでくるので、だいたいこれ位だろーナー、どーせ考えても変わらないんだし、ま、いっかと目をそらして考えてしまいがちです。特に借入が少ない時程、甘く考えてしまうと思います。私自身もそうでした。

が、しかし!!

自分の借金の状況を把握していないのは危険な事です。これは、病気をしているのに医者に病名を聞かないのと同じです。

借金をしている時点でその人の経済状況はマイナスの数字なんです。健全とは言えません。

改善の為に、今の状況を把握しよう

借金を把握して正面から向かい合わないと早急な改善はされません。


今の状況を書き出してみる事は限界額を考える上でも重要

また、収入によって人それぞれ違いますが、一人一人に越えてはいけない借金の限界額があります。借金の把握はとても重要です。

以下の表は簡単なものですが、借金という敵の数とこれからの自分を考えるのに役に立つと思います。

特に何件かの債務がある方は、お時間がかかるものでもありませんので手書きで紙に書きだしてみていただければと思います。

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※クリックでデカくなります。

ATMで返済されている場合には返済した後に出てくる小さな紙(ご利用明細)に残りの金額が載ってます。

利率は契約書に記載されています。

完済予定年月日は借入した時に償還表、ご返済予定表という名前の紙がありますのでそちらの最後の日付をご覧下さい。(消費者金融系は勝手に返済期間が長く期間設定されているので注意して下さい。返済期間が長ければそれだけ利息をたくさん支払わなければなりません。)

自分が毎月支払っている利息の計算式
今まで自分が毎月支払っている利息なんて気にした事がなかった人の為に残りの借金額と利率から月利息を算出する為の計算式を書いておきます。

借金の残りの額×利率÷12=月利息

たったこれだけです。

何件か借りている方はそれぞれの残りの額と利息で計算して足していくだけで、あなたが月に無駄に支払ってしまっている利息の額がわかります。

計算はやさしい算数の知識でできますし、できるだけ早く借金を終わらせる為にもぜひやってみて下さい!

借金を戦略的に返す方法 | 借金道

借金アドバイザーシロウの分析!

借金道シロウ

元貸し手の立場から、消費者金融と2.4社位から借りてしまっている多くの借り手の関係を例えると、江戸時代の幕府と農民との関係のようだと思います。江戸時代の幕府と農民との関係は生かさず、殺さず、という関係でしたね。消費者金融と顧客の関係もそんな感じです。

消費者金融で長く借りている顧客はいつも年貢を納める農民みたいになってしまいます。返したくても一気に返せないので、結果的に長いお付き合いになり、その分利息が長い間得られ、会社の利益になっていきます。

自力返済か?それとも債務整理か?年収300万円位の人は100万がふんばりドコロです

逆に考えると今現在、2、3社から100万円位の借金がある人はそこがふんばり所という事ができます。ちょっとモデルケースを作って考えてみます。

例えば、年収300万で借金100万借金があったとしましょう。弁護士さんに債務整理を依頼しても取引年数が少ない場合、債務整理を依頼しても弁護士さんの手数料を考えるとキツイものがあります。
これは債務整理考えるラインではありません。そのまま数ヶ月しのげば減らして借り換えを考えていけます。

次に年収300万の人の手取りはいくらになるか計算します。厚生年金保険料6.979%、健康保険料4.1%、雇用保険料0.8%で (2005年6月現在の税率で計算、所得税、住民税はケースによって違う為省いてます)264万3,630円となりますので端数を省略してここでは264万が手取りとします。ボーナスを月割りにして計算すると月手取りは22万円。

22万もらって、どうしても取られる税金みたいに引かれていく”約36,500円”を差し引いても、183,500円残ります。
独身一人暮らしとして5万が家賃、ガス代に5千円、水道料2千円、電気代5千円、携帯代1万円、1ヶ月の食費が30,000円(1日あたりの食費1000円)としましょう。

全部引いても81,500円残ります。ちなみにさっきの”約36,500円”には元金分を計算に入れてません。81,500円のうち半分でも元金に回す事ができれば、一年で489,000円元金を減らした事になり、もう勝利モードです。この当たりまで来たら、部分的な低利化は確実に通り、一本化の借り換えも通る見込みが大いにあります。

低利化借り換えって何?っていう方はこのコンテンツの下の記事をご覧下さい。

普通に消費者金融使ってる人なら、低利の銀行カードローンを使う事で金利を安くして得できますよって話です。

年収の3分の1くらいの借金がある人はこのあたりが踏ん張りどころです。もっともケチにならなければならないのが、この位の借り入れ状況の時だとシロウは考えます。

節約で生活を変えよう

借金を自力返済していく場合、まず節約、次に収入アップが必要不可欠です。

節約のまとめはこのリンクから見てみて下さい。
節約生活のコツ | 借金道

収入アップのまとめはこのリンクです。
収入アップ | 借金道

どちらも次ページっていうボタンを押すと次の3記事が出せます。

あなたの借金問題をなんとかするTIPSが盛りだくさんです。良かったら読んでみて下さい。

行き詰まった借金…自力で借金返済できるギリのラインはどこ? | 借金道

借金返済の道は長い!少しづつ状況を良くしていこう!

借金を返していくというのは遠い道のりです。

働いてもお金を使わず、働いてもお金を使わず、そんな生活をしていても、毎月返済に回せる額はほんの数万円です。

毎日、何も進んでないのではないかとすら思えてしまいます。
ですが実は進んでいます。

状況は前進しているのです。歩みは遅くても、です。

私の好きなマネー本作家、橘玲氏は、著書アクム博士の経済学入門で、アメリカのノーベル賞経済学者が発表した論文の事を書いていました。

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その主旨は、人間は得した時には少なく感じるが、損した時にはとても過大に感じるものだ、という物です。

借金は利息を取られていくので、(意識しはじめれば)自分がとんでもない損をしているように感じます。しかもこれから先、何年も返済が続くような金額であればなおさらです。

もし借金してなかったら、もっとオレの人生違ったはずなのに。

失った可能性を考えると自分の被害がとても大きなものに思えてきます。

ですが、落ち込んでいても仕方がありません。
過去に借金をした事によって、今現在進行形で損していくものはもう仕方のない事です。

もし借金してなかったら、俺の人生もっと良かっただろうに。

本当にそうでしょうか?

自分に対してももそう思うのでこんな風に書かせていただきました。

要は借金をするっていう選択をしてしまったのは自分ですし、借金をすると損するという事を薄々感じていたのに選んだのは自分なわけです。

私も同じように過去を振り返ってこうしておけば今頃は…とか思うんですが、それって過去にこうしておけばっていう選択しなかったのは自分だよなぁとも思うからです。

借金をしている人は借金をして何かをするという失敗を過去にしてしまった。

だからそれを返していかなくてはならない。その為に長い年月を費やさなければならない。 
                ↓
         それはとても損に感じる
                ↓
ですが、損をしてしまったと思ってる程には実質的な被害は大きくない。
被害が大きいと考えてしまうのは、人が損をした時にその損を実質以上に損と感じてしまうから。

だから、借金を返していってる生活の中でも、自分の状況が全然好転しないと思えるような状況の中でも、本当はちゃんと、状況は好転していってるんだ、自分の今の状況は最悪の最悪ではない。最悪の最悪を今脱していっているところだ。

そんな風に私は思います。

借金をしたのは自分ですので、それを振り返り、二度とないようにしなければ、よく変わっていく事はできません。状況を受け入れ、悪く考えすぎず、少しづつ状況をよくしていきましょう。

絵の出展は家計簿サイトより、です。
https://kakeibo.ocn.ne.jp/

記事を書いているのは?

楽に借金返済
貸金業務取扱主任者 3級 ファイナンシャル・プランニング技能士。元貸金業者で働いていた経験と、自身も長年借金をしている経験を併せ持つ。 借金道を10年運営。借金コラムを2000枚以上執筆。 借金アドバイザーとして、WEB上での借金相談を1,000件以上行っている。
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元金融マンが語る完済の鉄則 -目次-

  1. 借金道の想い
  2. 借金の悩みは語られない
  3. 自分の借金を把握する
  4. シロウの返済理論
  5. 家計簿をつければ効果的に返済できる
  6. 繰上返済で借金を減らす方法
  7. 繰上げ返済時に振込手数料を無料にする方法
  8. 借金してても楽しいことあるさっ
  9. 借金返済の生活
  10. 借金返済の生活 その2
  11. 借金が増えていっている人へ
  12. ストイック(=禁欲的)に
  13. 何のタメに働くのか
  14. 完済の向こう側
  15. 行動
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低利化で借金は楽になります!

即日融資に関するマンガ - 1コマ目 利息減らせないかなぁ。- 2コマ目 シロウ絵 そんな時は低金利カードローンです!。 - 3コマ目 なるほど!やってみる - 4コマ目 やった、低利化で楽になったぞ!


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