借金がある時の交際費の調整方法

今日は、孟子の言葉から、借金がある状況での交際費について考えます。

・富を欲するか。恥を忍べ、傾絶せよ。故旧を絶ちて、義と背け。
恥に耐え、命の限りに全力を尽くせ。旧友との交際を絶ち、義理に背け。もし富を得たいのならば
by孟子
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借金がある状況では、友達と遊びまくるわけにはいきません。遊び方によっては交際費はとてもかかってしまうからです。貧しい考え、酷い話ですが、友達と遊びに行けば外食費もかかりますし、あんまり酷い格好もできませんから服だって考えなければいけなくなります。

交際費と借金返済は無関係だとは言えないと私は思います。

孟子の言うところの富を得たいからという状況とは少し違いますが、お金を使わずにできるだけ+方向に持って行かなければならないという状況には変わりありません。

上記の言葉の側面には、借金がある人が持つべき考え方があると思います。

何も結婚式の祝儀をケチれという意味ではありませんが、義理に背く事も必要なシチュエーションもあるかもしれません。少なくとも友達にいい顔ばかりはできませんね。

交際費とは無駄なもの、借金返済はムダを減らす事。交際費とか自分磨きの為のお金って、結局、人といる時に出て行く費用です。

つきあいだったり、そもそもダサイ格好はしたくないから服を買うとか、一緒にご飯を食べに行くとか、それは借金がない状態だとドンドンやればやるほど、自分の世界が広がっていくので、いい事だと思います。自分磨き、自己投資です。

ですが、借金のある状態では、自身に自己投資するよりも借入金を返済して、元本を削ることにより、利息という無駄金を削った方がずっと自分の為になると思います。借金道: 交際費を管理する

でも、極端に実行し続けるとホント、心荒んで来るのも事実なんですよね…。

誰でも、一人では生きられないもんですし。
なんでもそうなんですが、バランスが大事だと思います。

どうしても仕事で愚痴でも言いたい時には、たまには友達に電話をかけて長電話してみる位の事はあってもいいかもしれません。

でも、遊びにいくとどうしても見栄も友達との関係性もありますのでお金を使わざるを得ないという状況に陥ってしまいます。

一人だとこっちの方が安いとか、我慢しようとかできる事も友達と一緒だと難かしくなってしまうことがあります。

そういう調整ができるのが一人のいいところですね。

…、そう考えると、遊んでて、俺金ない…。って奢ってもらうことを誘発できる友達(?)なら、イイ場合もありそうですね。まぁでも、この辺は関係にもよりますね。

借金がある時の交際費の考え方

できれば、借金があるような友達がいれるとベストなのですが、そんな人はなかなかいませんよね…。

今でこそ、サイトの関係で知り合った方はいますが、リアル社会で普通に暮らしていると、誰が借金があるのかとか、全くわからないですもんね。(当然隠しますから)

でも友達なんて持ちたくないなぁ。交流したくないなぁ。お金なくなるから。っていうのも確かに、金銭的な側面からだけ見れば、正しい考え方でもあるんですよね。

借金している時に、(自分が借金があるという事を隠して)新しく人と知り合っても、ちょっと辛い事が起きる場合があるからです。

誘ってもらっても、お金がないから行けない、とか。
つらい現実ですが、そういうもんですよね。

でもなんか、それだと、すごく孤独になってしまって、精神状態を良く保つのが難かしくなってくると思うんですよ。

人間、結局一人では生きてはいけないものだと思いますから。

いえ…ちょっと訂正します。人間、一人でも生きては行けますし、借金を返し終えるまで一人でできるだけ節約して生きるっていうのも正しい選択の一つだとは思いますが、それでもやっぱり、人間としちゃんと生きないと、もったいないって私は思うんですね。

ホント孤独なら、親と話せばいいと思います。(今、まだご両親が健在な方、恥ずかしがってないで、色んな話しておいた方がいいと思います。私、かなり後悔してますから。)

…。ちょっと話重かったですね。

彼女(彼氏)いる人はもっと彼女(彼氏)さんと話せばいいと思います。

借金があっても、自分の事を無条件で愛してくそうな人がもしいるなら、思い切ってその友達に話してみるのもいいと思います。

※もちろんリスクはあります。相手に対して持ってる情報をフルに動員して相手の事をよく考えてみて、それでOKっぽかったら話すのも手、という事です。嫌な思いをする事もありますが、借金の事なんて流して聞いてくれる友達もいらっしゃると思います。私の場合、ホントにいましから。今でもその友達は、家族と同じ位、兄弟だと思ってます。

交際費の話にちょっと戻ります。今ってスマートフォンの通話アプリとか、スカイプとかありますから、電話代も工夫すれば、タダ同然にする事もできます。友達と話す機会を作るといいと思います。

ネット上で、借金ブログを始めてみるのも、一つの手段ですが、ブログを始めたばかりのうちはコメント欄とかは閉めておいた方がいいかもしれません。私が借金ブログ始めた時には、何件か傷つけられるコメントされた事もあります。

そういうのを無視して、超えれれば借金のブログをつけてみるっていうのはとてもいいと思います。吐き出すところがあるっていうのはすごくストレス解消になると思いますから。

関連:借金道: 借金ストレスと書く事の重要性

借金があるからって別に誰に迷惑がかかってるわけではありません。

ネットもリアルでも、自分がやりたいように、出て行きたいようにいくのがいいと思います。
そりゃ交際費は抑えるんだっていう気持ちも、行動も絶対必要なもので、交際費低ければ低い方がお金的には、借金的にはいいですけど、

ちゃんと生きてきましょう!それも大事、その方が大事だと思います。

友達でも、ブログでもいいです。吐き出す場所を持ちましょう。

かけるお金が少なくても工夫次第で、友達とは話せるし、一緒にはいれると思います。

私たちがお金を失ったり、お金の使い方がダメだったり、貯金でプラス出来ないあげくに借金でマイナスにしてしまったりしてきたのには、いろいろな理由があります。

お金が貯まらないのも、借金を作ってしまったことも、言ってしまえば自分自身の根性がないせいと、忍耐力や持続力がないせいかもしれません。

でも理由が何であっても、最終的には、自分がその時々に決めて来た決断のせいであることは間違いないです。

ですが、もうひとつ理由があります。
お金が貯まる環境にいなかったことです。

周りにカネ遣いの荒い人ばかり多くいたとか
お金をたかって来る人がいて困っていたとか
交際費が職場の飲み会が多過ぎてもの凄く掛かっていたとか

これらは自分だけのせいではありませんよね。

根性がないから、カネ遣いの荒い周りに感化されて流されます。
度胸がないから、お金をたかって来る人がいると諦めてお金を出してしまうのです。
いくら職場の飲み会でも、いくらでも断ろうと思えば断れたはずです。

なんて言ってしまったら何でも自分のせいにできてしまいます。
だけどそれは違うとも思います。

人はひとりで生きていけません。
お金は、人が人とおだやかに付きあって行くための
潤滑材になることがどうしたって多いのです。

だがしかし、身の丈以上に潤滑材のお金を使ってしまったのは
やっぱり自分の責任になってしまいます。

そこはセルフコントロールが必要でした。

借金返済という債務を背負い、
これからお金について今までよりも真剣に、
もっと厳しく考えていく必要があります。

お金を使う用途が多過ぎて、お金が足りなくなってしまう
というパターンの人は、
使わずにお金が貯まる環境を強制的に作ってしまうと良いようです。

そのためには、
人間関係の見直し…は、ちょっと無理な気がするので。
だって、いきなり友達に
「おまえはカネ遣いが荒いから絶交だ!」とか言えませんよね。

やはり自分が変わる必要があるのですが、
手始めに人との付き合い方、付き合う深さを変えると良いと思います。
ちょっとドライな関係になりましょう。

交際費貧乏になる人って、
誰とでもウェットに密着し過ぎているのではないでしょうか。

誘いを受けたら必ずイエスマンにならなくても、
嫌われたりはしません。

いつも無難な会話の受け答えをしていないで、
たまには「お金を貯めたいからこれからあまり遊ばないようにしたい」と
自分の意見をハッキリ言ってみるのも手なのです。

遊ぶ頻度・交際頻度が多ければ、
交際費だけでなく服代・外食代もたくさん掛かって、
お金がなくなったのだと思います。

自分が交際費貧乏だと感じたら、
自分自身の人との付き合い方を見直してみましょう。

記事を書いているのは?

楽に借金返済
貸金業務取扱主任者 3級 ファイナンシャル・プランニング技能士。元貸金業者で働いていた経験と、自身も長年借金をしている経験を併せ持つ。 借金道を10年運営。借金コラムを2000枚以上執筆。 借金アドバイザーとして、WEB上での借金相談を1,000件以上行っている。
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One Response to “借金がある時の交際費の調整方法”

  1. 迷惑な楽観主義者 より:

    借金がなかった頃の自分がまさにこれです。交際費とは少し違うのですが・・・。なんでもカードで支払っていたのですが、カードだとその時必要だ!と思った実はそんなに必要でないものまでどんどん買ってしまっていました。精神的におかしかったせいもあるけれど、普通の感覚じゃなかったです。私がおもにお金を使ったのは、精神的に豊かになれ「そうな」物。デザインのよいものやべんりそうなものにとにかくこだわっていました。仕事がとにかく心身に相当なダメージだったので、なんとかして安心感と幸福感を得たくてどうしたらいいか模索していました。でも、あの時私がやるべきだったのは、カードで豊かになれそうなものを買うことではなくて、精神的なケアをしてくれる病院に行くことと、先祖供養、そして仕事を辞めることだったのです。そしてどこにお金をつかうべきか、どうやったらお金をつかわなくて済むかを研究するべきでした。あの時だったら転職で道がひらけていたかもしれません。 でも、結局そうしなかったんだから、今からの行動がとても大切に思います。お金の使い方、なかなか身につきません。あまりにも苦しくてとても難しいです。

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元金融マンが語る完済の鉄則 -目次-

  1. 借金道の想い
  2. 借金の悩みは語られない
  3. 自分の借金を把握する
  4. シロウの返済理論
  5. 家計簿をつければ効果的に返済できる
  6. 繰上返済で借金を減らす方法
  7. 繰上げ返済時に振込手数料を無料にする方法
  8. 借金してても楽しいことあるさっ
  9. 借金返済の生活
  10. 借金返済の生活 その2
  11. 借金が増えていっている人へ
  12. ストイック(=禁欲的)に
  13. 何のタメに働くのか
  14. 完済の向こう側
  15. 行動
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