カーネギーに学ぶ自分の価値
借金があるような状況でも、考え方を変えれば私達はすごい資産を持っているという事ができます。
アンドリューカーネギー著 道は開ける という本から少し抜粋します。
ガリバー旅行記の作者ジョナサンスウィフトは英国文学史上で最も徹底した厭世主義者であった。
自分がこの世に生まれたことを嘆き悲しむあまり、自分の誕生日には喪服をつけて断食した。しかし、絶望にとらわれてもなお、健康の原動力ともいうべき快活さと幸福とを賛美した。
彼は言う。「世界一の名医は、食事博士と静寂博士、そして陽気博士だ」私達は自分の持っている信じがたい財産—–アリババの宝物すら足元にも及ばないほどの財産—に注意をするだけで、
毎日好きな時間に「陽気博士」の無料奉仕にあずかることができる。あなたは両目を十億ドルで手放す気があるだろうか?
あなたの両足と何かを交換したいと思うだろうか?両手は?聴覚は?子供は?家族は?あなたの財産を合計してみよう。
そうすれば納得できるはずだ。たとえロックフェラー、フォード、モルガンという三大財閥の金塊全てを積まれても、自分の持ち物を売り払う気になれないことが。
だが、私達にはこれらの真価がわかっているだろうか?残念ながらわかっていない。ショーペンハウルが「われわれは自分に備わっているものをほとんど顧慮せずに、
いつも欠けているものについて考える」と言ったが、確かに「自分に備わっているものをほとんど顧慮せずに、いつもかけているものについて考える」傾向こそ、
地上最大の悲劇と言っても良い。おそらく不幸をもたらすという点では、歴史上のあらゆる戦争や疾病に劣らないであろう。
以上抜粋終わりです。
借金があると、あれが買えない、こうしたいのにできないという風にいつまでも充足なく欠けたものばかりに目がいってしまいます。
ですが、自分自身が置かれている境遇はそこまで悪いものではないと気付く事で、気持ちは救われるものだと思います。
今の自分の現状は価値があるものって思った上で、借金の事も含め、人生的な問題を少しでも良くしていこう、本気でそう考えると、やるべき事がたくさん見えてくるのではないでしょうか。
借金があっても、両目、両足、両手、聴覚、子供、家族、これらがあるだけでもう既に財産を持っているという事です。
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