つもり貯金(=つもり借金返済)で次月生活費を支える
結局貯金しないで借金を返すのに充てる事になりますが、つもり貯金方式はいいと思うのです。
「つもり貯金」という言葉をご存知でしょうか?
自販機で缶ジュースを買ったつもりで、120円とか。
タバコを1箱買ったつもりで、300円とか。
本当は使っていないけれど使ったつもりになって、お金を貯金箱に入れていく貯金方法です。
子どものころに一度はやったことがある人もいるかもしれません。
お小遣いをいかに貯めるか、やりくりするか。
たとえば中学生で月3000円のお小遣いをもらっていて
1カ月間コツコツ使い切っていたら、3000円の服が欲しくなっても買えませんよね。
逆にその服を買ってしまえば、
1カ月のお小遣いは1回の買い物でゼロになってしまう。
子ども時代の金銭感覚はとてもシュールです。
自分で収入を得られませんから。
お小遣いをコツコツもらう・コツコツ貯める・コツコツ使う。
少ないお金をどうにかして運用しようとします。
でもこれって賢いことなのです。
まだ働く年齢ではないので仕事こそしていませんが、
お金の使い方に関する工夫をあれこれやって、限られたお金でうまく遊んだり欲しい物を買ったり。
子どもは身の丈にあったお金の使い方をします。
それは子どもだからと思いますか?
子どもだってそれぞれ違う条件やハンデの元で身の丈をわきまえているのです。
月1000円しかもらえない貧しい子もいれば、
月5000円もらえるリッチな子もいます。
1000円の子は1000円で、5000円の子は5000円で。
額は違っても自分は自分のお金に合わせて使います。
大人になって働き始めても同じことで。
給料が20万円なら20万円の、10万円なら10万円の生活をする工夫が基本です。
20万円しか入って来ないから普通に生活したら、貯金なんてできるはずがない。
10万円しか入って来ないから生活するだけでも大変で、借金なんて返せるわけがない。
不満を言うのは簡単ですが、身の丈にあった生活をしていますか?
例えば毎日ペットボトルのジュースを買う人なら、
今日からジュースを我慢してそのぶん「つもり貯金」をしてみて下さい。
月末に貯金箱を開けてみると我慢したぶんだけ貯まっていると思います。
つもり貯金のたった1000円、2000円でも翌月の生活費に回せば、余裕ができて楽になるはずです。
つもり貯金を繰上返済する為のお金の足しにするっていう考え方もいいと思います。
例えば普段電車で通勤しているところを早起きして自転車で行ってみる。
そして、交通費を黒い缶の貯金箱に入れていくこういう感じで、削ったところでつもり貯金(あとで借金の返済に充てる事になりますが)していくといいと思います。
今あなたが苦しいのはほんのささいなゼイタクなのです。その贅沢を削る、そして、その分ジャストの金額をつもり貯金方式で残していく。目に見えた節約方法なので、モチベーションにもつながると思います。
ですが、荒行的なやり方なので、この節約方法には向き不向きがありそうですけどね。
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