100万円借金したい場合に損しないようにするには?

100万円借金したい場合に損しないようにするには?

5万円、10万円を借りたいならいいのですが、100万円を借りる場合には、間違うと損になる失敗が多数あります。

このページでは、今から100万円借金しようという人が損しない為に、注意点を取り上げて紹介します。

このページでは、
・100万円の借金を申込するに当たって注意したいことは?
・100万円借金したい場合に満たすべき条件は?
・申込後にカードローンのキャンセルは認められる?

申込に当たって注意したいことは?

1つ目は、「申込条件を満たしているかどうか」です。

申込条件の代表的な項目は次の「年齢」と「収入」で、この条件を満たしてなければ申込を受け付けてもらえません。

  • 年齢:満20歳以上満65歳(67歳、69歳などさまざま)以下であること
  • 収入:安定した収入があること

なお、安定した収入とは、月数万円程度の収入であっても毎月定期的に返済できる額の収入のことです。

2つ目のポイントは、申込書にウソを書かないことです。

いわゆる「虚偽申請」は厳禁ですし、ケアレスミス(不注意による住所、勤務先などの個人情報の記載ミス)についても審査でのマイナスは避けられません。

ちなみに虚偽申請で多いのは、「年収」「他社借入金額」「勤務先情報」と言われています。

虚偽申請は審査をクリアするための苦肉の策なのでしょうが、ウソは審査の段階で確実にバレます。

その時点で申込は取り下げになってしまいますので、くれぐれも注意してください。

3つ目は、必要最低限度の借入限度額で申し込むことです。

特に消費者金融系カードローンに申し込む場合、総量規制の適用を受けることから借入限度額として申し込める金額は、年収の3分の1以内に抑えなければなりません、しかも、他に借金があれば、それを含める必要があります。

ですから、例えば「年収300万円ですでに他社借入が60万円」の申込者が消費者金融系カードローンを申し込む場合、40万円を超える借入は不可能です。

また、近年の初回借入の場合の借入限度額は、年収に関係なく10万円~50万円です。

それを念頭に置いたうえで必要最低限度の金額で申し込まないと、審査のクリアは困難です。

年収が150万円~250万円位のアルバイトの方の場合、そもそも100万円を借金するのが難かしいという事になります。
この場合は50万円を消費者金融で借りて、残り50万円を総量規制対象外のカードローンで借りる等、工夫が必要です。

100万円借金したい場合に満たすべき条件は?

カードローンを大別すると、消費者金融系カードローンと銀行系カードローンの2種類です。

これらのカードローンの借入限度額は、法的には消費者金融系の場合は年収の3分の1以内であり銀行系の場合は特に規制されていません。

したがって、「年収が300万円以上の申込者」であれば、原則どちらのカードローンからでも100万円以上の借金が可能と言えます。

しかし、カードローンにおいては独自に設定した審査基準に基づき、申込者の返済能力に見合った限度額の貸付を行っているのが現実です。

そのことから、初回借入限度額は、消費者金融系カードローンの場合は10~50万円と言われています。

なお、銀行系カードローンの初回借入限度額について情報が公表されていませんが、消費者系カードローンよりは多いと言われています。

このような運用が行われているカードローンで100万円の借金をすることは、原則的には簡単です。

しかし、現実的には、審査基準が公開されていない以上、非常にハードルの高いことと言わざるを得ません。

そのことを前提に、カードローンで100万円の借金をしたい場合に満たすべき条件についてお話します。

  1. 申込条件をクリアしていること:年齢条件を満たし、安定して定期的な収入を得ている
  2. 返済比率が25~30%以内であること:100万円借入後の返済比率が30%を超えない
  3. 信用情報がクリーンであること:信用情報機関に事故情報が登録されていない
  4. 審査項目が高得点を得られること:審査項目ごとに次のような条件を備えている
  • 住居種類:自分名義持ち家または家族名義持ち家
  • 居住年数:10年以上または5年~10年
  • 職業・勤務先:公務員または大手企業
  • 勤続年数:10年以上または5年~10年
  • 年収:500万円以上(多ければ多いほど高ポイント)または300~500万円
  • 他社借入件数:他社借入0件または他社借入1~2件
  • 他社借入金額:0円または100万円以内

つい先ごろまでは、初回の借入限度額は10~50万円と言われながら、特に銀行英カードローンでは100万円を超えるケースも珍しくありませんでした。

しかし、金融庁の指導や銀行の自主規制を考慮すると、今後、初回申込で100万円の借金をできる人は、よほど信用度も返済能力も高い人でなければむずかしいと思われます。

申込後にカードローンのキャンセルは認められる?

この問いに対しては「ローンカードが発行されていない段階であれば、キャンセルが認められます」というのが答えで多くのカードローンでは、カードローンのキャンセルに関して次のような運用を行っています。

そもそも「キャンセルを認めるかどうか・どの時点までのキャンセルを認めるか」といったことは、民法上、当事者間の契約で決定できる事項です。

しかし、通常は、契約書を策定するカードローンの運用ルールに任されているのが現状と言えます。

では、近年一般化している「即日融資・WEB契約・銀行系カードローンでローンカード発行なし」といったケースでも、キャンセルが認められるのでしょうか?

即日融資・WEB契約では、申込からカード発行まで短時間でキャンセルを連絡できる時間はほとんどありません。

また、銀行系カードローンではキャッシュカードを利用すればローンカードは発行されません。

こうしたケースでは、キャンセルは認められないようです。とはいえ、審査結果の連絡が届く前であればキャンセルを認めるカードローン提供会社がありますので、窓口に確認することをおすすめします。

なお、ローンカードが発行されてからであれば「キャンセル」は認められませんが、「解約」は認められます。

このように申込後のカードローンのキャンセルも解約も認められますが、その情報は信用情報機関のデータベースに登録されることを知っておいてください。

カードローンを申し込むと、申込をした時点で個人信用情報機関のデータベースに登録されます。

ですから、その後にキャンセルや解約をしても、その履歴情報も次のように登録されるのです。
・「キャンセル」の場合は申込の履歴が登録され、6カ月間は記録が残ります。
・「解約」の場合は契約に関する情報であることから、解約から5年間は記録が残ります。

キャンセルも解約もブラック情報ではないことから、たちまち影響が出るといった心配はありませんが、キャンセルや解約をしたカードローン提供会社の審査のクリアは難しくなる可能性があります。

・100万円の借金を申込するに当たって注意したいことは?
・100万円借金したい場合に満たすべき条件は?
・申込後にカードローンのキャンセルは認められる?

100万円借金したい場合に損しないようにするには?:まとめ

100万円の借金を申込するに当たって注意したいことは?
カードローンの申込に当たって、注意しておきたい代表的なポイントは次の3点

  1. 申込条件(特に「年齢」と「収入」)を満たしているかどうかを、シッカリと点検すること
  2. 申込書にウソ(虚偽申請だけではなくケアレスミスも含め)を書かないこと
  3. 必要最低限度の借入限度額で申し込むこと

100万円借金したい場合に満たすべき条件は?

100万円の借金は、原則的には簡単。しかし、現実的には非常にハードルの高いこと。
カードローンで100万円の借金をしたい場合に満たすべき条件は次のとおり。

  1. 申込条件をクリアしていること:年齢条件を満たし、安定して定期的な収入を得ている
  2. 返済比率が25~30%以内であること:100万円借入後の返済比率が30%を超えない
  3. 信用情報がクリーンであること:信用情報機関に事故情報が登録されていない
  4. 審査項目が高得点を得られること:審査項目は住居種類、居住年数、職業・勤務先、勤続年数、年収など

申込後にカードローンのキャンセルは認められる?

  • ローンカードが発行されていない段階であれば、キャンセルが認められる。
  • 申込からカード発行まで短時間で、キャンセルの連絡できる時間がほとんどない場合は認められない。
  • 「キャンセル」の場合は申込の履歴が登録され、6カ月間は記録が残る。
  • 「解約」の場合は契約に関する情報であることから、解約から5年間は記録が残る。

借金を申し込んでキャンセルするっていうシチュエーションは少ないと思います。例えば100万円借りたはいいけど、必要なくなった、という場合には最後まで100万円借りて、その100万円をすぐに返済してしまう、というのが現実的なやり方だと思います。

ちなみに普通に100万円を借りて、それを返済したという事は、信用情報上はプラスイメージとして見られ、次に審査される時には、この人は前に100万円を借りてちゃんと返してきた人なんだな、という事で、100万円以上の審査にも通り易くなります。

記事を書いているのは?

楽に借金返済
貸金業務取扱主任者 3級 ファイナンシャル・プランニング技能士。元貸金業者で働いていた経験と、自身も長年借金をしている経験を併せ持つ。 借金道を10年運営。借金コラムを2000枚以上執筆。 借金アドバイザーとして、WEB上での借金相談を1,000件以上行っている。
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  2. 借金の悩みは語られない
  3. 自分の借金を把握する
  4. シロウの返済理論
  5. 家計簿をつければ効果的に返済できる
  6. 繰上返済で借金を減らす方法
  7. 繰上げ返済時に振込手数料を無料にする方法
  8. 借金してても楽しいことあるさっ
  9. 借金返済の生活
  10. 借金返済の生活 その2
  11. 借金が増えていっている人へ
  12. ストイック(=禁欲的)に
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