旦那さんが借金している?それならこうすればいいのです!
旦那さんが借金しているのならどうすればいいのかをまとめました。
夫婦で日常生活をするための借金は連帯責任?
そもそも旦那さんが作ってきた借金は妻にも責任が回ってくるのでしょうか?
借金の返済義務に関しては、民法761条に「夫婦の一方が日常の家事に関して第三者と法律行為をしたときは、他の一方は、これによって生じた債務について連帯してその責任を負う」と定めています。
つまり、「日常の家事」による債務については、連帯責任があるということです。
このことは、たとえば夫が日常の家事以外でつくった借金については、妻に返済の義務はないということでもあります。
このことから、質問に対しては「夫婦で日常生活をするための借金は連帯責任ですが、日常生活をするための以外の借金は借金した債務者の責任です」と言うのが答えです。
民法に言う「日常の家事に関して第三者と法律行為をしたことによって生じた債務」とは、一般的に「日常家事債務」と言います。収入にふさわしい日常生活を送る上で生じた借金です。
例えば、生活必需品の購入・家賃・光熱・医療費・洋服・化粧品代・子供の教育費などです。借金の理由がこれらに該当するものであれば、連帯して支払い義務を負います。
このことから、ギャンブルや飲酒などに使うために借り入れた借金については、連帯責任はありません。
旦那さんの借金問題に対して、主婦ができる対策
●良い旦那さんばかりではない
奥さんの立場からすれば、旦那さんの借金の問題はとても重要な問題です。ですが、世の中しっかりした旦那さんばかりではないですから、当然、借金関係でだらしがない方もいらっしゃると思います。
●そもそも本人からの協力が必要
そういう旦那さんの借金の額をどうやって調べ出すか、まず大前提としてあるのは、旦那さんが借金の存在を隠そうとしないで、開示手続きに協力する心づもりを持ってもらえるように仕向ける事です。
相手が自分でやる意思を引き出す必要があると思います。
信用情報機関に問い合わせる事で借金の全額(消費者金融系、銀行のカードローン系)を把握する事ができます。
旦那さんを説得する際には、「これは病気になった時に自分の病名を初診で調べるのも同じ事だから」という形で、ご主人を説得し、調べてもらってください。
背水の陣を引くつもりで、証明できなければ離婚もありうる事を話すのも手です。
●借金の額を調べる具体的な手順
具体的なやり方についてはまず”日本信用情報機構やその他CIC”で検索をかけ、信用情報の請求の仕方をホームページで確認しやっていただき、それで消費者系の借り入れがないかチェックしてみてください。両方とも郵送で開示請求が可能です。
そして件数が確定した後は、借り入れ期間を調べてみられる事です。過払い請求ができるなら得になるという事を話してみるのもいいでしょう。
もし今後、借入をするのを停止させたい場合には信用情報機関に対して貸付禁止依頼を出すのがいいと思います。
発覚直後で相手が反省しているなら、時間を経過しないうちに約束を文書化できるといいです。
あと、心理的な抑制として誓約書を書いてもらうこと、旦那さん方の親に今回の事を言ってしまうという手段もあります。今回言わずとも次にまた借り入れをしてきたときには言うという項目を誓約書に書いてもらうのもありでしょう。
ここまでで、これ以上借金が増える可能性はかなりおさえられると思います。
旦那さんの借金が、既に返せないような額になっているなら
旦那さんが借金をしている事に気付いている主婦の方は、旦那さんを責めるよりも、債務整理を勧めてあげる方がいいという状況の方が多いと思います。
●闇金を既に利用してしまったとしても、やれる事はまだまだある
もし、あなたがそんな風に既に闇金を利用してしまっていたとしても、自分を責めるのは良くないです。
自責ってとことんまで行くと自殺につながっていくと私は思います。自分への怒り…、自分なんて死んでしまってもいい…という思考になってしまうのだと。
借金を自転車操業で返していこうとして、うまくいかなくなって破綻すると、家族がいる人だと、家族の精神状態も悪化します。
●借金からうつ病に
借金から来るつらい生活の為に、うつ病系の精神病になる場合も多いのです。
心のケアを考えないとあなたの幸せが失われるだけでなく、家族も失うことにもなりかねません。
家の中にうつの人がいるっていうのは、本人が一番つらいですが、家族もつらいものです。私自身、自分もうつになった事ありますし、家族がうつだった事もあるのでそれがわかります。で、闇金に返しているうちは、その法外な利息によって、借金問題を好転させるのは難かしいわけですから、1日でも早く闇金という問題の根本を断ち切るのがいいわけです。
生活の経済ベースをまず正常に戻す、常識では考えられない搾取をしてくる闇金との関係を切る、それがまずやるべき事です。
状況が前向きにならなければ、幸せにはなれません。経済的に破綻していては、何をやっても楽しくないですし、当たり前ですが、人生的に上向きになっていきません。
●家族の事を思うなら、今日、今債務整理依頼を、闇金相談を!
とりあえず目の前の状況を回避したい、そう思って無理な借金先を探し、闇金に手を出してしまう…、そうしてさらに泥沼にはまってしまう人がいます。
そこから導き出される本当にひどい選択は自分が死ねば保険金が出るから、この借金も終わるというような考えです。
それは家族から肯定されるわけありません。家族からすれば借金の問題よりもただ生きていてくれる事の方がずっと望む事なのですから。
ヤミ金対策でオススメの法律事務所
ヤミ金融をはじめとする悪徳貸金業者に合った時の対処法 | 借金返済学
もし借金問題で自殺しようなんて考えが出てくる位、旦那さんが落ち込んでいるのなら
●借金で自殺…
楽しい事は、生きているからこそできるもので、とりあえず死んでしまうのは最悪の選択だという事を伝えてあげるべきです。
旦那さんから借金を打ち明けられ、主婦であるあなたに借金の肩代わりをお願いされた場合
以前、このシチュエーションで、借金相談掲示板に相談をいただいた事があります。
その時の回答から少し抜粋します。
掲示板の借金相談内容は以下の通りです。
お気軽借金相談掲示板 過去借金相談 79
旦那さんから借金を打ち明けられ、主婦であるあなたに借金の肩代わりをお願いされた場合、すぐには貸さないで代わりに弁護士事務所まで一緒に来てもらい、旦那さん自身と弁護士さんとの2者でどうするのかを話しあってもらい仮にその結果が自己破産しか方法がないという事でしたら、例え借金の金額が100万の借り入れでも自己破産手続きをやってもらうのも手だと思います。
このように、夫婦間でお金を無心された場合、何か条件をつけて、借金問題を解決する為の行動を相手方にさせるのがいいです。で、無心された時は、相手は言う事に耳を傾けるものです。そういうチャンスは滅多に来ません。夫婦っていうのは一連託生の関係ですから、自分の経済問題にも大きく関わってきます。そんな機会が来たら、すんなりとお金を貸して肩代わりしないで、何か条件をつける事をお勧めします。
旦那さんがギャンブル依存で借金をしてしまった場合、ギャンブル依存症を治してもらう事はできないか…?
ギャンブルさえ、パチンコさえしなくなればこの問題の根本をなくす事ができます。
同じようなパチンコ依存症の問題を抱えた方と、過去のパチンコの話などで共感できるならこの借金の原因から少しは改善していけるのではないかと思います。
その為にはまず知識として夫婦の片方が”ギャンブル依存症 生活人新書 田辺 等著”(アマゾンで検索すると安く中古本が買えます。)を読んでいただく事、交渉の過程の中で今回は100万を何とかしてあげるけれどもその代わりとしてギャンブラーズ・アノニマスの会合に参加してもらうとか、ギャンブル依存症の為の施設(詳しくは本、ギャンブル依存症の最後のページを見て下さい。
5、6個そういうグループや、施設の名前、連絡先が書いてあります)に行き、参加するんだよ、と約束を取り付ける、こういう風に対策するのがいいと思います。
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