繰上げ返済は基本方針
上手に借金を終わらせていく人達の戦い方
一度ハマったら、2度と抜けられないように思われる人が多い借金ですが、
実はそうではありません。
貸し手側から見て初めて気がつきましたがずーっと借りているお客様はいません。
大金を長期に貸すことによって利益を上げる銀行と違い、ノンバンクは高い利息を取る
代わりにいつまでも同じお客様から利息を取り続ける事はできません。
毎月、約定日(=返済日の事です)はやってきて、お客様はお金を返してきます。
返済日に、お客様がお金を返すと領収書が発行されます。お客様だってバカじゃありません。
領収書に記載されているご利用額を見て後いくらで終わるのかを確認します。領収書には
今回の返済がいくら元金に充当されていくら利息に入ったかも記載されています。
(ああ、苦労して返済したのに少ししか元金が減っていない) (;´Д`)うーん
利息の高さを毎月の返済日に思い知らされる事になります。
そう考えると毎月決められた定額を返していくよりも、多く返済すれば、金利分
得すると気づいて、早く返そうと努力します。99%の人がこう考えると思います。
しかし実際に実行できる人は少ないです。
給料のうちから毎月の返済額を用意して、生活費も考えてその上で繰り上げ返済の為の
お金を残す。これは自分の収入と支出を完全にコントロールする人でないとできません。
そもそも借金をする人にとっては難しく、心の入換えが必要です。
(いやもちろんシロウもです、ハイ)
特に自営業者は資金繰りが儲けに直結するので、早期完済を成功させる人が多いです。
シロウの経験だと1年で約30%のお客様が完済か破産によって借金から離れていきます。
借金から離れていく30%の内訳は完済が3割で破産or調停が7割という具合です。
(注;この内訳はシロウの感覚です。統計取った訳ではないので参考程度でお願いします。)
会社は減ってしまった30%の人の代わりに30%の人に新しく貸します。
もちろん減ったらまた貸してくれと借りに来ていつでも限度額ギリギリに借りて
長い取引になる人の方が多いです。傾向としてそういった人は他でも借りますから
破産か金融事故へのエスカレーターに乗っているので、そのまま上がっていくと、
いつかは業者から再借入を止められ整理への道を選ぶしかなくなってしまいます。
そういう人が悪い借金をした人だと思います。
それとは真逆に良い借金で終わらす人がいます。
約10%の人が自力で稼いで返済予定表の完済になる日よりも早くお金を作って
繰り上げ返済をしていきます。
借入してから完済の直前までの間、黙って約定日を待てば返済額の
大部分を利息に取られてしまいます。
借金している人にとって繰り上げ返済は非常に有効な戦い方です。
どの金融機関にも「返す」って言われたお金を「返してくれるな」と拒む事はできません。
契約はあなたの未来の自由を金融機関に縛られる約束ではありません。
嫌な顔する金融機関にイヤミの一つでも言いながら、
ガンガン繰上げ返済をしてやって下さい!
次ページでは繰上げ返済で有効なツールについてお話します。