審査、そして・・

どうすることもできない!

急いで事務所に帰り、人の借金がわかる機械に名前を打ち込みます。

(他社でこないだ借りたって言ってたから、いくらかあるだろうけど?)

カタカタ・・「うおっ!○百万借金あるじゃん!」

(これじゃ、条件厳しいな、保証人として聞いてきた奥さんの方はどうだろう?)

カタカタ・・「うおおっ!!こっちも○百万借金あるじゃん!奥さんそういや態度が怪しかったな。」

これじゃ、貸し倒れ危険ラインを超えてる・・・貸せない

先輩に聞いてもこれは貸せないという判断でした。

シロウは町工場にもう一度行く事にしました。

シロウ「申し訳ないのですが、融資する事ができません」

社長「どうして!?」

(他社借入れが多いからとは規定で言えない事になってる・・)

シロウ「総合的に判断した結果です」

社長「そうか・・・。」

社長は深くは聞いてこず、機械の前に戻り、黙って作業を再開しました。

立ち尽くすシロウ。(クソっ!)

奥の部屋から奥さんがこちらを伺っていました。シロウは奥の部屋に向かいます。

部屋には奥さんしかいません。

シロウ「すいません。ご融資ができないという事をお伝えにきました。」

(この人もかなり借金あったんだよな・・)

奥さん「そう。やっぱり。私が借りている事は言った?」

シロウ「!?いいえ。言ってません。やはり内緒にされているのですね?」

奥さん「(主人は)あのとうり今仕事がよくないから、子供の教育費や生活費を私が出してるの」

シロウ「そうですか。」

奥さん「私の名前じゃ借りれないの?」

シロウ「すいませんが・・」

・・・・・・

奥さん「姉や親戚にも相談したり、してるんだけど、

     みんな主人と別れたら貸してやるって。」

シロウ「そうなんですか・・。」

奥さん「でも、子供もいるし、おばあちゃんだってここに住んでるし、どうすればいいのか」

目には涙が溢れていました。

シロウ「・・・・。」

なんと声をかけていいのかわかりませんでした。

シロウは頭を下げて

街工場を後にしました。




次はシロウが初めてお金を貸した時の事を書いてます。

勤務初日 不動産のぞき見 店外受付 審査、そして・・・ お金を貸す瞬間1

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