店外受付

お客様

今回と次回はシロウが初めて申し込みを受けたお客様の話です。

CMで大手消費者金融のコールセンターは、いつもひっきりなしに

電話かかってきてるように見せてますが、現実はそうではありません。


ちょっと考えてみて下さい。金融会社が売っているのは借金です。

缶ジュースやパンじゃないんだから、そんな簡単に売れまくるものではないです。

しかし、月末になると話は違います。他社支払いがあるので申し込みも多いので、

多くの社員が取り立てに出て店内は手薄になり、電話も取れます。

新入社員が仕事を覚えるチャ〜ンスです。


シロウも電話セールス&電話受けをする事になりました。

女性社員「これ申込書だから、この印のついてるとこだけは必ず聞いてね」

シロウ「ハイ」

女性社員「じゃ、しっかりね。私はちょっと外すから。」スタスタ、ウィーン。

・・

・・・店に誰もいなくなりました。

シロウ一人です。

プルルルル、ガチャ

シロウ「ハイ、お電話ありがとうございます!○○○のシロウです。」

お客さん「あのー初めて電話するんだけど・・」

シロウ「ありがとうございます!それでは何点かお聞かせ下さい〜」

おおっ、緊張する〜。たどたどしく印のついたところを聞いていきます。

・・

・・・だいたい聞けました。

お客さん「で、貸してくれるの?」

シロウ「えっと、ですね・・・審査がありましてですね・・」うわっ、どうしよ。

お客さん「いつわかるの?できれば今日欲しいんだけど」

シロウ「えっと、審査を進めておきますので、こちらのお店の方に来ていただいて・・」

お客さん「今日仕事が忙しくてちょっと出れないんだけどね」

シロウ「えっ!?そうなんですか・・・こちらのお店の方に何とかお時間を来ていただいて」

お客さん「いや、だから今日はちょっと無理なんだ。仕事が忙しくて出れないんだよ」

わわわわ・・こういう時どうすりゃいいんだ?

シロウ「では審査が終わりましたらこちらからご連絡しますので」

とりあえず切っちゃいました(汗)

ウィーン、ちょうど女性社員が返ってきました。

申し込みがあった事を伝えて申し込み用紙を見せます。

女性社員「ええ〜。シロウ君これじゃダメだよ〜これ聞かないと何も調べれないよ」

シロウ「えっ?すみません・・」

女性社員「今日来れないって言ってたんだよね。○○先輩に直接行ってもらおうかな」

女性社員は○○先輩に電話して、行ってもらえるか聞いてくれてます。

(あちゃ〜やっちゃったな〜みんな貸し付け欲しいのにドジちゃった・・)

女性社員「シロウ君は今日、午後から暇だよね?」

シロウ「はい。特に予定はありませんが。」(そりゃいつだって私は暇さ)

女性社員「○○さん行けないんだって。今日出せれば(=貸せれば)出したいし

シロウ君直接行って申し込み書いてもらってくれば?」

キキキ・キタ━━(゚∀゚)━━!!!チャ〜ンス!

うまくいけば今日、シロウが貸せるかも!


飛んで行きました。

⊂(゚ー゚*⊂=つ≡≡≡≡≡キーん!


この町工場の社長は気さくな人で、素人のシロウに自分が何を作っているか

教えてくれたりしました。すぐ申し込み書に書いてもらって引き上げました。

失敗からとはいえ、シロウの初めての貸付成功経験になるかもしれません。

人の借金がわかる機械、不動産調査ができるように慎重に質問をしたからバッチリのハズ。

飛んで帰りました。

⊂(゚ー゚*⊂=つ≡≡≡≡≡キーん!

勤務初日 不動産のぞき見 店外受付 審査、そして・・・ お金を貸す瞬間1

                                          店外受付>借金道