取立てする2
返済の約束を取り付ける
シロウ「こんニャロ!!」
★★のクソ野郎様に督促の電話をかけたところ、すぐに電話を切られてしまいました。
ガチャ、ピプパパパ・・・すぐに受話器を置いてかけ直します。
「こちらはNTTドコモです。お客様のおかけになった電話番号は現在通話のできない・・」
電源切られた模様。
シロウ「先輩、25日の★★様に電話入れたんですが”今ない”と・・。」
先輩「あーん。(゚皿゚ )今、お昼前だろ?
★★は金がねぇから飯はいつも家で食う、お前行って来い」
シロウ「えっ!?先輩一緒に来ていただけないんですか?」
先輩「俺も今から回収に出んだよ。」
シロウは一人で初取立てに行く事になりました。
★★邸到着。
ここか・・・
ピンポーン!インターホンを押しましたが誰も出てきません。
隣の空き地から家の中をのぞきますがカーテンで中が見えません。
うーん、もう一度呼んでみるか
シロウ「すみませーん・・・すみませーん!」
何度か言っていると通行人に声をかけられました。
通行人「この家に何か用ですか?」
(うっ・・・近所の人に取り立てに来たってバレたら法律違反になっちまう。)
シロウ「え、えーと、友達、友達なんですよ、ここの家の人と。」
話してる後ろを車が通り空き地に駐車しました。
通行人「あなた借金取りでしょ。よく来るのよ〜ココ。どこの会社なの?」
シロウ「え、友達ですよ。ハハ・・・」
(勘いいなぁ。昼間に、んなスーツ姿じゃバレバレなのかな?)
???「あんた何の用だ?」
また後ろから声をかけられました。!!?振り返ると・・・
貸付資料の写真で見た男が!!!
(こいつだ!!こいつが★★だっ・・って、うそーん、作業着&めちゃごついし・・・)
シロウ「あっ、先日はどうも、今日はお渡ししたい物があって」
そそくさと退散する近所のおばさん。
近所の人にばれないように背を向けて名刺を渡します。
★★様「こっちに来な」
右の家の玄関から部屋に入ります。中には誰もおらず、2人っきりです。
★★様「お前みたいなヤツが来たら近所にバレるだろうが!」
シロウ「友達だと言っておきました。」(てゆうかもうバレてるよ、アンタ)
★★様「ツラとナリ見りゃその関係だってわかるだろ!?」
シロウ「スイマセン。」(しまった!!謝っちゃダメだ。主導権を握られてしまう)
★★様「キミ達みたいなサラリーマンにはわからないかもしれないけどなぁ、
商売やってると、取引先が悪くって入る時と入らない時もあるわけだ。」
シロウ「ええ、わかりますよ。」(先輩みたいにいきなり怒鳴ってもコジレル。ここは我慢だ)
★★様「それを毎月決まって入れろって言ってもそれは無理な時もある。
今入るはずの金がまだ入ってきてないんだ。だから今はないって言ってんだよ。」
言ってる言葉はキレイだが、雰囲気がマズイ。窓口に来て返済が遅れた事を謝ってる人と違う。
荒れ狂って回りに噛み付きそうな犬みたいなすさんだ目だ。怖い。
(でも、ここで引けっか!)
シロウ「ですが、★★様毎月何日に返済するというのは★★様と当社とで
話し合って決めた事でしょう。」
★★「だからないって言ってんだろ!」
シロウ「ないで済むんスかね!?」開き直った態度にプッツンきました。
シロウ「もう5日も待ってんですよ。こっちは!?
ないない言ってのはわかりました。でーー!?一体いつ入れてくれるんですか!?」
ああ、言っちゃった。やっちゃったよ。俺も取り立てしてきたクソどもと何もカワンネーな。
はっきし言って、★★なんかより支店長や先輩の方がずっと怖ェー、引くわけにはいかない。
ここですんなりこんな言い訳聞いてちゃシロウの立場がなくなる。
んな仕組みで、追い立てられた犬みたいな気持ちでアイツラも取立てしてたんだな。
弱い犬程、よく吠える。吠えて回収すればするほど、自分のノルマは安泰、オッケー。
精神的苦痛を与えれば与える程、余計な話をする手間が省ける。効率いいよね。
俺も弱い犬となんもかわんねーな。
★★の雰囲気が少し変わりました。
★★「さっきも言っただろ、入ってくる金が入ってきてないって、今日の夜、直接行ってくる。
それで文句ないだろ?わかってくれよ。そっちのしわ寄せ喰ってこっちも困ってんだ。」
シロウ「(お金が)入ったら連絡下さい。待ってますから。」
家を後にしました。
次は★★VSシロウに決着がっ!シロウは・・・負けます。