住宅ローンのアンケートによると、住宅ローンを組んだ後、約半数もの人が借り換えをするというデータがあります。
なぜ借り換えをするか?
それは当然、借り換えをして低利にして、金利分を浮かす為です。
今は、マイナス金利の導入により、住宅ローン金利が下がっています。各銀行、以下のような金利になってます。
住宅ローンの借り換え先比較表
変動金利で比較
新生銀行 0.480%
住信SBIネット銀行 0.769%
イオン銀行 0.770%
じぶん銀行 0.768%
りそな銀行 0.769%
楽天銀行 0.858%
三菱UFJ銀行 0.825~%
みずほ銀行 0.800%
三井住友銀行 1.175%
ソニー銀行 0.6%
今住宅ローンがある方で、俺の借りているところより安い金利じゃないか!っていう方は借り換え申し込みをしてみるのがいいです。200万~400万得をする可能性があります。
住宅ローン借り換え手続きは面倒
住宅ローンのアンケートによると、借り換え自体には興味があるけれども、メンドウだから借り換え申し込みをしないという人が全体の33%もいます。
実際の借り換え申し込みが面倒なの?
そんな事はありません!
ネットの登場で、スマフォやPCから借り換え申し込みをする事ができるようになりました。
ちなみに一回の申し込みで一括して申し込む事も可能です。
住宅ローンの見直しで約700万円の節約事例も
ちょっと借り換え申し込みの手順について見てみましょう。
1、借り換え先を選んで申し込みをする
2、借り換え先の銀行で手続き
3、借り換え前の銀行で手続き
この3つの手順で住宅ローンの借り換え手続きはおしまいです。
この手続きのうち、2、借り換え先の銀行で手続きをする際に、銀行の住宅ローン窓口の方が、手続きのやり方を丁寧に教えてくれます。ですので、2、借り換え先の銀行で手続きの段階までくれば、指示された手続きをやるだけなので簡単です。
住宅ローン借り換え手続きの最大のハードルは1、借り換え先を選んで申し込みをする事です。
まず、どれくらいの借り換えメリットがあるのかを、めぼしい住宅ローン商品のシュミレーションしてみるといいです。
借り換え先の銀行で手続きをもう少し見ていきましょう。
住宅ローン借り換え手続きにかかる期間
申込から住宅ローンの借り換え実行まで約1か月で完了します。
スマフォ、PCから申込すると、銀行担当者から電話がきます。
その後のやり取りをFAXかメールで送ってくれます。
住宅ローン借り換え手続きで新たに用意する必要がある書類
所得税納税証明書、物件の登記簿謄本を用意します。他には身分証等が必要です。
住宅ローン借り換えの審査結果が出るまでの期間
申込から1週間後に審査の可否が出ます。
住宅ローンを借り換えする場合でも減税メリットは継続できます
住宅ローンは組む時に減税処置がありますが、借り換えしても減税は継続させることができます。
以下、借り換えしても住宅ローン減税は継続されるの? より少し抜粋します。
ローン減税って何?
そもそも、自分が住む自宅を住宅ローンでお金を借りて購入した場合に、住宅ローン減税(=住宅ローン控除)という税制優遇を受ける事ができます。
住宅ローン控除の分、所得税から差し引かれます。住宅ローン控除の申請に必要な書類
1. 源泉徴収票
2. 金融機関等からの借入金残高証明書
3. 土地・建物の登記簿謄本
4. 売買契約書または建築請負契約書
5. 住民票住宅ローンを借り換えした場合、上記の書類にプラスして、新しい住宅ローンの書類も必要になります。
それって住宅ローンを借り換えしても適用されるの?
はい、住宅ローンを借り換えしても、住宅ローン減税は継続できます。
住宅ローン控除が継続になる要件
(1) 新しい住宅ローン等が当初の住宅ローン等の返済のためのものであることが明らかであること。
(2) 新しい住宅ローン等が10年以上の償還期間であることなど住宅借入金等特別控除の対象となる要件に当てはまること。国税庁のHPより抜粋。
住宅ローンの残り期間が10年を切りそうな場合には、住宅ローン借り換え要件によく注意して下さい
上記要件にあるように残り期間が10年以上でないと、住宅ローン控除が継続になりません。
例えば、住宅ローンの残りが12年の人が、今マイナス金利で住宅ローンが低金利になっているからという理由で、残り9年の返済期間の住宅ローンに借り換えをした場合、上記の返済期間が10年以上という基準に引っかかってしまい、住宅ローン控除(=住宅ローン減税)が受けられなくなるのです。
住宅ローンの借り換えを検討する場合、ただ住宅ローン減税の適用を重視するより、トータルでいくら得するかで考えた方がいいです。
特に今はマイナス金利により、住宅ローンの金利は劇的に低くなっています。ですので、10年以上前に住宅ローンを組んだという人は、借り換えで(住宅ローン減税が適用されなくなったとしても)利息負担額がかなり減る可能性が高いのです。
まずは住宅ローン借り換え申し込みをしてみる事です
借り換えを実行するとなると、諸経費がかかりますが、住宅ローン借り換え申し込みをして、銀行の住宅ローンの担当者に、借り換えでいくら利息負担を減らせるのかを聞く分にはお金は一切かかりません。
住宅ローンを借り換えする事のメリット
組んだ住宅ローンのまま、何年も返している…、そういう方が大半です。
これをそのままの金利にしておくっていうのはもったいないです。住宅ローンは借り換えすると、金銭的に大きなメリットがあるのです。住宅ローンの借り換えメリットはどれくらい?
例えば、2200万円の25年返済の場合、1.5%から0.569%に借り換えすると、それだけで約278万の節約になります。
ちなみに、年0.569%に借り換えするというのは、まったく不可能な話ではありません。
変動リスクを抑えた住宅ローンの新商品!「キャップ付住宅ローン」と「固定金利選択型ローン」
「キャップ付住宅ローン」と「固定金利選択型ローン」とは何ですか?
「キャップ付住宅ローン」とは、「キャップ付変動金利型住宅ローン」「上限金利特約(キャップ)付変動金利」とも呼ばれています。
変動金利型の住宅ローンに上限金利を設定した住宅ローンです。将来、金利が上昇しても、上限が設定されているので安心といわれています。
変動金利における金利の見直しは半年に1回です。
通常の変動金利型住宅ローンには上限金利が設定されていないので、日銀の金利政策や経済状況の変化などで10%や15%金利が上昇する可能性があります。
一方キャップ付変動金利型住宅ローンは、一定期間は設定した金利以上にはならないのが特徴です。
ですから「10年間、上限金利2%のキャップ付き」という条件であれば、10年間は2%以上の金利が適用されることはありません。
ただし、10年経過した後は普通の変動金利型住宅ローンになります。
「固定金利選択型ローン」とは、「固定期間設定型ローン」や「固定金利特約付ローン」とも呼ばれ、「一定期間だけ金利を固定する特約を付けたローン」です。
金利を固定できる期間は、金融機関によって異なります。一般的には2年・3年・5年・7年・10年といった期間から自由に選択できることが多いようです。
固定期間中に変動金利への変更は認められません。また、当初選択した固定期間が終了すると、金融機関によって、固定金利選択型か変動金利型かを選べる商品と変動金利型しか選べない商品があります。
固定金利選択型ローンの場合、固定期間終了後には適用金利も返済額も見直しが行われるのが一般的です。
その際、返済額の上限は設定されていないので、金利状況によっては固定期間終了後の返済額が大幅に増加する可能性があります。
金利も下がっていて、新商品も出てきている、今は住宅ローンを借りている人にとっては見直しの好機です。
前ページは、住宅ローン借り換えのデメリットです。
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