借金の審査基準

いきなり答えですが、審査の基準は他社借入、年収と勤務先、勤続年数、正社員かどうかで決まります。

借金の申し込みをすると、まずスコアリングシステムにかけられる

借金の申し込みをすると、そも申し込んだ人のデータをコンピューターに打ち込み、そこから貸していいかどうかを採点します。

そこで、銀行カードローンの担当者は、この人に貸したらお金返ってくるかなーっていうのを調べます。

スコアリングシステムでは、条件を打ち込むと、貸付の可否だけではなく、いくらまで貸せるのかという事も出てきます。限度額も決まる、という事ですね。

どういう要素が審査で必要にされるの?

まず名前、年齢、生年月日、住所といった基本情報、そこから今の住所に住んでからどれ位かという居住年数、賃貸か持ち家かという要素も重視されます。(居住年数は長い方が高評価されます。)

借金の審査の中で最も重視されるといってもいい他社借入。これは信用情報で調べられます


どんな情報が信用情報なの?

信用情報というのは、名前、住所、電話番号といった基礎的な情報の他、今時点でどれくらいの借入があるのか、といった借入状況等です。

信用情報とは、お金を借りた記録、これまで返してきた記録といえます。

信用情報機関に事故情報が載っていると?

事故情報…つまり延滞したとか、カードローンの返済を長期…3か月以上にわたってしなかった、というような過去情報があるとお金を借りる事ができません。

しかも、この信用情報というのは、1社だけではなく、まともな(闇金を除く)消費者金融、カードローン会社全部が加入しているので、情報は共有されます。

元々、信用情報機関って何の為に設立されたの?

貸金業者からすると、過去に自己破産とか延滞とかした人に貸すと、お金が返ってこなくなるので、そういうブラックな人を避けたかったのですね。

カードローン審査で見られる個人信用情報と事故情報 | 借金道

ちなみに何社か申し込んで審査に落ちる場合には、信用情報の状態が悪いかもしれません。借金の審査に落とされた後、消費者金融2社位に審査落とされるようなら、それは信用情報の状態が悪い可能性が高いです。

信用情報が悪いってどういう事?

事故情報が載っている、3か月以上延滞したとか、過去に借金を踏み倒した履歴があるとか、もしくは債務整理をして5年~10年経ってないといった状態の事です。これらの状態のとき、信用情報の状態が悪い、という事になります。

この場合は、どの消費者金融どのカードローン会社でも借りる事はできません。

フリーター、アルバイト、専業主婦の方で審査に落とされた方は以下の一発で落とされる理由を参照して下さい。

審査に落とされた理由

消費者金融、銀行カードローンでも、申し込みをすると、与信スコアという点数づけをしています。審査に落ちるのは、単純にその与信スコアが足りない、というのが一番の理由です。

与信スコアが足りない理由は様々なケースがあるのですが、一発で落とされる理由もあります。それが以下の理由です。

借金の審査に通らない状況としては以下のパターンが考えられます

無職である
専業主婦(アルバイト、パート収入のない)
過去に借金をして、それを返していない(延滞状態が継続されている)
5年~10年以内に債務整理をした事がある
この理由ですと、これがわかった時点で審査終了です。

過去5年位前に債務整理をした事があるけれど、今自分の信用情報の状況がわからないという場合、信用情報を自分で調べてみるのがおススメです。

フリーター、アルバイト審査に落ちてしまいまって困っています | 借金道

特に、無職、専業主婦である場合、貸す方からしたら返ってくる原資がないので、借入は不可能という事になります。

借金の審査に受かりやすい年齢

いちばん融資担当が貸したい相手は20代~30代です。この年齢が一番長く取引してもらえる可能性が高くいからです。

基本的には働ける年代が一番強い、という事ですね。ですが、年収、他社借入といった実際にお金に関わる重要要素と比べると、年齢のウエイトは小さいです。

結局は年収対現在借り入れから考えて、今貸して返してきてくれるだろうか?っていうのが一番の審査基準になります。

勤続年数

勤続年数が長ければ長いほど審査に受かる可能性は高くなります。
3年以上が一つの目安になりますが、3年の次に評価が高くなるのは5年で、そこから上は変わりません。

借金の審査に受かりやすい職業

カードローンの審査では、年収と勤め先の信用度が大きく関係してきます。

公務員が最強で、次に大企業、中小企業という順になっていきます。正社員が強く、アルバイト、パート、という順で弱くなります。

カードローンの審査基準 | 借金道

こうやったら審査に受かる!

今借金している人は、これからどういう風にしたらいいでしょうか?
とにかく、どの借入先にも延滞してはダメです。

金銭的に切羽詰まっていて延滞しているのかな、と見られて審査時に不利になります。

今借入している借入件数を少なくする

使ってないキャッシング枠は解約する方がいいです。貸し手から見れば、わかるのですが、貸し手は借入される枠を持っている人にさらに自社の与信枠を与えるなると、限界まで借りられた後に破産されるリスクが高まってしまう、と考えます。

ですので、今何件かから借りている人はできるだけ件数を減らした方がいいです。

カードローンの審査に通らない場合の対策法 | 借金道

申込内容に不備があって審査に落ちるケース

嘘の情報を入力して借金の申込をすると審査に落ちます。

いくら審査に通りたいからといっても、本当の年収よりも高い額を年収として申告したり、勤続年数を長く入力する人がいますが、これはまずいです。なぜかというと、過去にあなたが他のカードローンや、クレジットカードに申し込みをした時に入力したデータと照合され、違っていればその時点でバレるからです。

住所、氏名、他社借入額等を間違って入力してしまった事による審査落ち

申込時に電話番号が間違っていて、そのせいで連絡が取れず審査落ち…。よくあるパターンです。

他にも、連絡の電話番号は合っているのに電話があった事に気づかず(しかも、こちらから電話をかけ直さず)に一定期間経ってしまって審査落ち、というケースもあります。これを回避するには、審査後はちゃんと電話がないかチェックしておけばいいですね。

本人確認書類の不備

借金をする時っていうのは、切羽詰まっていて、気持ちに余裕を持った行動が取れなくなるものです。審査過程で免許証を携帯のカメラで撮って送って下さいと出ていたのでそうしようとした時、ピントがうまく合ってなかったり、光が入り込んでいてよく見えない本人管区人書類を送ってしまう、という事があります。

もちろん、書類不備の場合には、審査を申し込んだカードローン会社なり消費者金融なりから不備を知らせる電話がかかってきます。だけども、その電話に気づかないまま放置になり、提出期間切れで審査落ち、というパターンも結構あります。

銀行のカードローンの過剰融資が問題になっているのですか?

この質問に対しては、「数年前から問題になっていましたが、一般にも本格的に知られるようになったのは最近のことです」とお答えしておきます。

銀行のカードローンの過剰融資問題の経緯やそれに対する銀行の対応などについてお話します。

記憶する必要などない情報ですから、サラッと読み流してください。

2010年の改正貸金業法の全面施行により消費者金融は大打撃を受け、大量の倒産と経営危機を経験しました。

しかしその一方で、銀行系カードローンの融資量は増加の一途をたどったのです。

消費者金融が圧倒的な独り勝ちであったカードローン事業は、2015年に融資量で銀行が消費者金融を逆転しました。

なお、2015年度末の銀行系カードローンの融資残高は5兆1227億円、消費者金融系カードローンの融資残高は5兆1150億円です。

こうした銀行系カードローンの続くなか、日弁連から2016年9月に「貸金業法改正による成果を後退させないため」など4項目にわたる意見書を金融庁に提出。

また「銀行系カードローンの審査の厳密化」の趣旨の声明を発表しました。

日弁連の意見書や社会的な銀行系カードローンに対する批判や懸念の声を受け、金融庁は銀行のカードローンの審査や営業実態を調査すると発表しましたのです。

2016年度末のカードローンの融資残高は銀行が5兆4千億円で消費者金融が4兆4千億円に広がり、カードローンの主役は消費者金融から銀行へと移ったのがこの年といえるでしょう。

そうした一方で、ピーク時とくらべて5分の1まで減少していた自己破産件数が、2016年に13年ぶりに増加してしまいます。具体的には、2016年の自己破産件数は前年比1.2%増加して64,347件です。

この自己破産件数増加の背景には銀行系カードローンの増加や、銀行による返済能力のない人への過剰融資が指摘されています。

2017年に入るとNHKクローズアップ現代をはじめとして各種メディアでも「銀行系カードローン融資の実態」が取り上げられ、銀行系カードローンの過剰融資の実態が一般の人々にも広く知られるようになったのです。

日弁連の意見書・メディアの批判・金融庁の指摘を受け、2017年4月には、メガバンク3行は「審査の厳格化」を目指す自主規制をスタートさせました。

さらに9月には、全国銀行協会から「審査の厳格化」に向けたカードローン事業の自主規制を発表しています、
これが、質問にある銀行系カードローンの過剰融資の発生やそれにかかわる動きです。

こうした動きだけではなく、国会議員のなかには銀行のローンに関して法律による規制を動きなどもあります。

銀行の多重債務問題に対する自主規制はスタートしたばかりですから、どの程度の成果につながるかは不明です。

借金の審査が通りやすくなる方法

次ページは借金の審査が通りやすくなる方法です。

被る点もありますが、借金の審査と、どうやったら審査に通り易くなるかについてより詳しく書いてますので、よかったら見てみてください。

記事を書いているのは?

楽に借金返済
貸金業務取扱主任者 3級 ファイナンシャル・プランニング技能士。元貸金業者で働いていた経験と、自身も長年借金をしている経験を併せ持つ。 借金道を10年運営。借金コラムを2000枚以上執筆。 借金アドバイザーとして、WEB上での借金相談を1,000件以上行っている。
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元金融マンが語る完済の鉄則 -目次-

  1. 借金道の想い
  2. 借金の悩みは語られない
  3. 自分の借金を把握する
  4. シロウの返済理論
  5. 家計簿をつければ効果的に返済できる
  6. 繰上返済で借金を減らす方法
  7. 繰上げ返済時に振込手数料を無料にする方法
  8. 借金してても楽しいことあるさっ
  9. 借金返済の生活
  10. 借金返済の生活 その2
  11. 借金が増えていっている人へ
  12. ストイック(=禁欲的)に
  13. 何のタメに働くのか
  14. 完済の向こう側
  15. 行動
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