3社落ちたらあきらめろ!申し込みしすぎると申込ブラックに
消費者金融の審査に落とされるとショックですよね。
なぜ落とされたかわからないまま、次の申し込みをして、また審査に落とされ、3社目を申し込んで、また審査に落とされ……。
こういう状態になると、まともな消費者金融では借りる事ができなくなっています。
いくら申込しても借金の審査が通らない!申込ブラックという状況になっているのです。
- 申込ブラックとは?
- 申込ブラックになる理由と回避方法は?
- ブラック期間に借金はできないの?ちょっとした裏技!
申込ブラックとは?
申込ブラックとは、短期間のうちに複数のカードローン(やクレジットカード)への申込が原因で、一定の期間(一般的には6カ月程度と言われている)審査をクリアできない状態のことを言います。
カードローンを利用して借金をする場合の申込履歴は、わが国に3つある個人信用情報機関に記録されます。
借金を希望する人の中には、1日でも早く・必ず借金したいといったことから、一度に多数のカードローンへ申し込んだり短期間にいくつも申し込んだりする人が多いようです。
多重申込は、申し込んだカードローンの審査をクリアできないとすぐに他社へ申し込む、といったことを繰り返すことで申込件数がどんどん増えてきます。
また、同時に複数社へ申し込んでおけば1社くらい審査をクリアできるだろう、といったことで申込件数を増やすケースも多いようです。
例えば3カ月の間に5社のカードローンへ申し込んだとしましょう。
このような多重申込をすると、個人信用情報機関の記録にはすべての申込履歴が残ってしまいます。
ですから、申込を受け付けたカードローン提供会社は、審査の際に申込者の多重申込の履歴を必ず見ることになるのです。
「その理由」については別なサイトで説明しますが、この情報を入手したカードローン提供会社では、申込件数が多いほど厳しい審査結果になると言われています。
とはいえ、カードローン提供会社の審査基準は公表されていないので、何社以上の申込履歴があると審査をクリアできないかは明らかではありません。
なお、ネット上には3カ月以内の申込であれば3~4件まで、6カ月以内の申込であれば4~5件までといった情報があります。
その一方で、申込をしたという事実だけで現実には借金していない状態なのだから、あまり気にしたり心配したりする必要がないとの情報もあります。
申込ブラックの、審査をクリアできない理由と回避方法は?
借金する側から言えば、「今、必要だから審査をクリアするまで申し込む」といった行為が、かえって審査のクリアを困難にさせるのは理解しづらいかもしれません。
たとえば、だれかれかまわず「金を貸してほしい」と言っている人を、あなたはどう思いますか?また、あなたならそうした人に貸付をしますか?
短期間にいくつものカードローンに申し込んでいる申込ブラックの申込者の情報をみて、カードローン提供会社では一般的に次のように判断します。
- この申込者は、極端に資金繰りに困っているのではないか?
- 自己破産を計画しているので、一気に借金をしようとしているのではないか?
- 他社が貸し付けていないのは、申込者は何らかの問題を抱えているのではないか?
- 他社返済に充当するのではないか?
- 多重債務になる可能性があるのではないか?
カードローンは「担保なし・保証人なし」の、貸す側と借りる側の信用で成り立っています。
また、審査は申込者の信用度と返済能力を診断するために行われるものです。
申込者の信用度に疑問があれば、不良債権化を避けるために貸付は行いません。
申込ブラックは、信用度が低いと審査員に判断される可能性が高いことから、申込者には回避すべきこととされているのです。
では、どうすれば申込ブラックを回避できるのでしょう。
この答えは簡単で、次の2つのことを守ればいいのです。
1つは「カードローンの申込は、一度に1社だけにすること」と、他の1つは「前回の申込から次の申込までに、6カ月以上の期間をあけること」です。
一度に何社も申し込めば1社くらい審査をクリアできるだろうと考えてしまいますが、この方法ではあっという間に申込ブラックになってしまう可能性があるのですから逆効果です。
申込の情報が個人信用情報機関のデータベースに登録されるのは、記録されてから6カ月間です。
申込の情報は、6カ月が経過した時点で削除されます。
ですから、前回の申込から6カ月以上の期間をあけた時点で次の申込をすれば、前回の申込記録は削除されていますので、申込ブラックになる心配はありません。
申込者にとっては、半年も待つのは大変なことでしょう。
しかし、短期間で申し込んだのでは、ますます審査のクリアが困難になっていくことを忘れないでください。
なお、個人信用情報機関に登録された申込履歴は6カ月間で抹消されますが、それぞれのカードローン提供会社のデータベースに残っている申込履歴は抹消されません。
つまり、一度申込みをしたが審査をクリアできなかった申込者の情報は、永久に当該カードローン提供会社に記録がのこっているのです。
ですから、もう一度申込みをしても、その情報によって審査が不利になる可能性があります。
6カ月が経過しても、一度審査をクリアできなかったカードローン提供会社への再度の申込はあまりおすすめできません。
申込ブラックの期間中には借金ができないの?
この問いに対しては「申込ブラックの期間中であっても、借金することは可能です」、というのが答えです。
申込ブラックの人にとっては何としても資金が必要なことから。確実に借金できる裏技の存在を期待します。
しかし、残念ながら、裏技と呼べるようなものは存在しません。
そこで、このサイトでは、申込ブラックの期間中であっても借金できる3つの方法を紹介しましょう。
1つ目は、カードローン以外の方法での借入を選択する方法です。
資金が必要な場合の借入先は、銀行や消費者金融だけではありません。
借金の方法はすでに情報提供しているように、政府系金融機関・自治体・生命保険会社・自社・質屋・親兄弟・親戚・友人など実にさまざまあります。
これらの多くは一般的に銀行のカードローンよりも低金利で借りられるのですから、それらからの借金も検討すべきです。
返済計画さえしっかりしていれば、成功率はカードローンよりもはるかに高いと言えます。
2つ目は、中小消費者金融のカードローンを申し込む方法です。
正式な営業登録をしている中小の消費者金融の中には、申込ブラックだけにとどまらず金融ブラックの人の申込も受け付けしてくれることさえあります。
こうした中小消費者金融では、審査基準を「信用度」よりも「返済能力」においていると言えるようです。
そのことから、過去に多重申込をしているかどうかといったことより、現在の収入で「確実に返済できるかどうか」が重視されます。そのため、それらの中小消費者金融の多くは、申込の際に収入証明書の提出が必要です。
3つ目は、借金する時期を6カ月以上先に延期する方法です。
申込ブラックの登録期間は、金融事故ブラックの5~10年とは違いわずか6カ月です。
申込して6カ月を経過すると記録は抹消されるのですから、その後に新たに申し込みます。
これらの方法を利用すれば、申込ブラックの期間中であっても借金することが可能です。
申込に関して知っておきたいこと:まとめ
申込ブラックとは?
- 短期間での複数カードローンへの申込が原因で、一定の期間、審査をクリアできない状態のこと
- 一定の期間とは、一般的には6カ月をさす。
- 3カ月以内で3~4件、6カ月以内で4~5件以上の申込をしていると審査のクリアが困難と言われている。
申込ブラックの、審査をクリアできない理由と回避方法は?
- 申込ブラックが審査をクリアできない理由は、信用度が低いと審査員に判断される可能性が高いことに因る。
- 申込ブラックになることを回避するには、次の2つを同時に守らなければならない。
①カードローンの申込は、一度に1社だけにすること
②前回の申込から次の申込までに、6カ月以上の期間をあけること
申込ブラックの期間中には借金ができないの?
申込ブラックの期間中であっても、次の方法で借金することは可能
- カードローン以外の方法での借入を選択する。
- 中小消費者金融のカードローンを申し込む。
- 借金する時期を6カ月以上先に延期する。
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