借金道

借金ストレスと書く事の重要性 

毎日新聞で心療内科医の海原純子氏の記事が良かったのでちょっとご紹介します。

ある精神を病んだ中年女性に対しての心療内科医の言葉です。以下そこからの引用です。
”「自分のこれまでの生活、今思っている事を紙に書き、その紙を破って捨ててごらん」

彼女は毎夜自分の思いをつづり、数ヵ月後症状は消失した。

心の中にためこんだ感情が症状をひきおこしていたのだろう。「感情を表現すること」は心にも体にも大切なことだ。

ためこむとそれが爆発して暴力になったり、体に症状をおこす。

体で症状として表現するのでは体がかわいそうだ。「自分のかんじょうときちんとむきあい、表現する」ひとときを作ってほしい、と思う。

そのために私は、「つづること」をおすすめしたい。つらい思いや怒りを誰かに話すにはちょっと遠慮したり、逆にぐちになったりしてむつかしいこともある。

うけとめるあいてもよほど心のゆとりがないとうけとめ切れない。

まず思いをノートに書く、表現する、という作業をすると心のおそうじになる。

書いた文章を読みかえすと自分の感情を客観的にみつめる自己カウンセリングにもなる。自分用の感情ノートなど作っておくとよいだろう。(中略)怒り、悲しみ、つらい思いをなかったことにして心の中にしまいこむのは、もうやめにしよう。”

以上引用終わりです。

このノートに書くっていう行為、シロウはすごく大切な事だと思います。

借金の長期に渡るストレス解消、これからの返済のモチベーションを保つ為の目標を立てるのにもノート書きは効果的です。

シロウは卑小ながら借金道というステージで書かせていただいているので書くという行為が生活の一部になってきているのですが、ご覧になっていただいている方の多くは普段ノート書きなんてしないと思います。

した事あります?ノートに書くこと?
継続して、です。身の回りで起こった嫌な事件や嬉しい事件、そしてそこで思いついた事をノートに書く事って意識して実行しなければ、そんな機会ないんじゃないでしょうか?

シロウだってこれは書いておこう!って意識してノートに書くようにしてますし。

シロウは借金がどれだけストレスになるかわかってるつもりなので、この書くっていう行動、特に借金がある人にはやってもらいたいと思います。

借金の金額が例えば、数万だったら人に話し易いでしょう。

しかし、これが数百万位いけば?誰にでも簡単に、例えば「私、今800万借金あるの」なんて言えないですよね(^^;)言えない、話せない事だからこそ、自身で処理していく必要があると思うんです。

借金の長期に渡るストレス、これからの返済のモチベーションを保つ為の目標を立てるのにもノート書きは効果的だと思います。

借金相談掲示板でもご自身の借金を悔いているという方には忘れて欲しくないので今の思いをノートに書きとめておいてはいかがですかと書くことがあるんですが、引用した文章を見てシロウはなおのこと、見ていただいている方に文章をつづる事をオススメしたくなりました。

ブログを作るのもいいですが、普段あんまり文を書かないという方にはシロウはブログよりもノート書きから始める事をオススメします。

例えばブログを書く時って読者さんの目を少なからず意識する必要がありますが、誰に見せる事のないノート書きなら殴り書きでも字がきたなくてもいいですし、世間に公開するブログと違って言っちゃいけない事が存在しません。
↑これって大きいですよ。

シロウもノートには人に見せれない恥ずかしい事書いてますし。

単純にあの上司ムカツク!とかあの子が好きだとか
↑これはちょっと違いますね(^^;)

こんなの書いちゃうと余計想いが募っていきそうで困りますね(笑)おっと話がそれました。

シロウは9年前からノートに自分がその時思った事を書きなぐったり、これからの目標とか失恋した時の気持ちとか仕事でうかくいかなかった時の気持ちとか誰に見せる事なく書いてきました。

それって本当は自分自身に見せていて、自分の感情を認めてあげる事だったんですね。無意識のウチにこの書くという行為がイイという事はわかっていましたが、書く事が「自分の感情きちんとむきあい、表現する」という事になっているという事がわかりました。

この記事を読むまで”書くこと”をなんと表現すればいいのか言葉が選べてませんでした。

借金から目をそらしてこれまでと同じペースで散財するのは楽な事です。でもそれじゃ借金を減らしていく事はできません。どこかで借金という意味のない、人生の回り道を戻ってこなければ幸せなんて来ません。

でも、帰ってくる時の気持ちって楽じゃないんですよ。

ブログの記事にして言葉で表現できない位、長くって、すぐ減らない道のりであるものなんですよ。借金がもたらすストレスっていうのは慢性的で、生まれてから後発的に自らが原因で作った社会的ハンデなんです。

ケチケチするのって、借金返済には必要です。ケド、本当の自分はしたくないハズだと思います。本当はお金で選択肢を左右するんじゃなく自分の食べたいモノを食べたい、自分がしたい事をしたいハズだと思います。

人間は根源的に欲にからみとられて切り離せない生き物だとシロウは思います。

そんな業の深い人間が長い期間自身を律していく為には自分を理解する事。借金を返していくストレスのある生活を知る事だと思います。

それはノート書きでしか残していく事ができないと思います。

人の思考は浮かんでは消えていく泡ぶくのようなモノだからです。借金ストレスと相対(あいたい)する為に、ノート書き、オススメです。105円のノートとボールペンはコンビニでいつでも買えるでしょう。本当にあなたが思う事、自分自身にも聞こえるようにしてあげて下さい。

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