長く借金をしてきた人にとって、
今までの自分の生活を振り返る事は非常に苦痛だと思います。
もしも、あの時…。
もし、借金してなかったら…。想像すると、借金がある事によって自分がどれだけ損をしてきたか考える事ができます。
もし借金してなかったなら…。だいたいですが、想像できると思います。
…そして、その想像上の自分は、今の借金がある状況より良かった自分、借金とは無縁で明るく、傷つく前の自分ではないでしょうか。
借金をした事によって変わってしまった事、たくさんあると思います。
ああ、もし借金してなかったら、あそこであんな風に誘ってくれたものを断らなくて済んだのに。
ああ、もし借金してなかったら、あの子と遊びに行けたのに。
ああ、もし借金してなかったら、
もっとオレの人生違ったはずなのに。
その想像がどれだけ恐ろしいものでしょうか。後悔だらけになります。
でも後悔しても何も変わりません。後悔の後、それを受け入れなければならない事に気がついて受け入れるしかありません。
考えても仕方のない事です。
現実はそんな”もしもボックスな世界”を考えても意味はありません。何にも変わらないです。かえってミジメになるぐらいです。
自暴自棄になって笑えてくるぐらいです。
そんな事を考えれば考えるほど、自己蔑視して傷ついてしまうぐらい。そんな気もします。はっきり言って、借金がなかった場合の今の事を考えるのは苦痛です。
借金の事を考えるのってキリがないですし、ホント苦痛ですよね。
ずぅーっと借金の事ばっかり考えると借金返済が目的に変わって、借金がある生活が快感に感じれる事もありますが、でもそれもどこか無理してるような気もします。
もし、そういうパワーを借金のない状態にできていて、貯金としてプラスにできていってれば?
そりゃ当然、借金がない状態で、そういう生活をした方が幸せに近ずくだろうと思います。
多くの人にとって、現実は現実でしかない。借金がなかった場合の事を考えるのは、考えても仕方のない事です。
考えても仕方のないことは考えないのが正解だと思います。
考えすぎは実生活に悪影響を及ぼすから、です。
でも過去を振り返る事も、未来を望む事も、シロウは必要だと思うんです。
それが今を生きるという事につながってくると思うからです。
借金が”今”ある人にとって、借金をしてしまった過去は変えられない事です。
…でも、シロウは思います。
本当にダメな事ばっかりでしょうか?
ダメな事しかないでしょうか?
満たされてる人からしたら、ひがみ、妬みって思われるかもですけど、満たされなかった人だからこそ、幸せを知れるって事もあると思うんです。
おなかすいた人じゃないと、食べ物の本当の価値がわからない。
寒いところにいた人じゃないと、暖かい場所の幸せさはわからない。
クソみたいな思いをした事がない人には、クソみたいな思いをしてる人を助ける事ができない。
お金の苦労って色んな事を教えてくれると思います。
尾崎豊の歌の中で、水商売をしている女性が「金が全てじゃないなんて、キレイには言えないわ」って話す歌詞があるんですが、初めて聞いた時に何か真実を含んでるようで突き刺さって、シロウは忘れられないです。
お金は、人にすごく影響を及ぼしてしまうモノ…ですよね。
まだシロウはお金って何だ!って言い切って言える程、わかっちゃいないです。けど、シロウが知る範囲で言いたい事言わせてもらいたいと思います。
私達はお金の事、しっかり管理すべきです。
いつか家が欲しいって人は家を買う為の貯金を、家買う何年も前からすべきだし、子供欲しいって人は教育の為の貯金を、子供が生まれる前からすべきだし、
豊かな老後が欲しければ経済面でその準備をしていく必要があります。
今借金ある人は、今の借金を消してから、それを目指すべきです。
過去は変えられないです、でも未来は変えていけます。
吐き気のする過去でも真剣に振り返って、よくなる方法考えて、
今を生きて、未来を変えてきましょうよ!
お金のあるナシが人の優劣を決めるんじゃないし、人の価値は借金あるかないかで決まるワケないです。今痛い目を見てても変えてやりゃいいんですよ。5年や10年の人生じゃないんですから。
人それぞれ、望みも違えば、行く道も違います。でも、あなたも私も奇跡でこの世に生まれた尊い命です。生存競争なんかにやられて埋もれる存在なんかじゃないと思います。
過去は変えられないですが、未来は変えれます。
本当に最悪だった人が笑えるようになれば、元から良かった人よりもきっとイイ顔して笑えますよ。
幸せになりましょう。
最初から幸せだった奴の1000倍位、
そっちの方が素敵だとシロウは思いますね。本当に。