借金道の読者さんからの勧めで闇金ウシジマ君という漫画を読みました。
絵もうまいですし、作者は裏を良く知っています。
”明日の自分は1日分の価値が下がった自分”という言葉を言って、風俗の世界で女を売る太った女、ひたすら風俗の現実を描きまくるだけ描きまくった後、何の言葉もなく、何の音もなく”花が落ちる絵”を描き、人の儚さを表現されるシーンとかもあり、この作者の力量に圧倒されます。
犯罪レイパー集団。(1~3巻かなり吐きそうな内容ですので、苦手な方はここを避けられるのがいいかと思います)
おかまの話。
無理して周りに合わせ、樹海に置き去りにされるギャルサー男。
ギャンブル中毒者。…途中出てくる中国での臓器売買の話とかの裏の話っていうのはリアル社会で聞いた事のある裏の話ばかりです。
登場人物がもうみんなこれでもかという位に最低最悪な人物が多く、話もエグ過ぎな位にエグイので、読まれる方はある程度の精神的な衝撃を受けれる余裕のある時にご覧になられるのがいいと思います。
堕ちていく人間から得られる教訓があると思います。
歯止めが利かなくなっている人、借金を繰り返してきて、それでもまだ踏ん張れず、逆にマゾのように、「これからどうなるんだろう?」とワクワクしてしまっているような人はこういうのを読んでおくのが(とても読むの嫌でしょうけれども)いいと思います。