借金道

借金がある人の国民健康保険料対策

借金の支払いと国民健康保険の支払いではどちらを優先させればいいでしょうか?

答えは借金の支払いです。

以前、お気軽借金道掲示板で相談をいただいた方で、国民健康保険、国民年金から督促をされたので消費者金融からお金を借りて支払ったという方がいらっしゃいましたので、注意を促すという意味で今回の記事を書かせていただこうと思います。

決して国民の義務にもとる事を推奨しているものではありません。

現在、国民健康保険は、無職の方が加入者の過半数を超えています。ですので今回は主に、無職、フリーターの方を代表例に国民健康保険の支払いについてお話させていただこうと思います。

追記
現在、TVニュースでも国民健康保険料の未納が問題として放送されています。だいたいの場合、TVで話題になった政治問題には手が打たれるようになるので、今後はかなり取り立てが厳しくなると予想されます。

組合健保(大企業)や政管健保(中小企業)に入ることになる正社員を辞めた方は、市役所に行くと国民健康保険への加入手続きができます。

実はこの国民健康保険、強制的に引き落とされる組合健保や政管健保にはできない裏技が可能なのです。

滞納している人がたくさんいる



それを使っている人がいる事がかいま見れるデータがあります。ある年のあるデータでは東京都港区の保険料納付率が84.45%という事になっています。ここから考えると15.55%の人が保険料を払っていないという事になります。

…東京都港区といえば結構いいエリアです。こんないいところに住んでいる人達が本当に払えないのでしょうか?あくまでこれは予想なのですが、この人達の中には確信犯的に保険料を支払っていない人が存在すると思われます。

その仕組みは?
日本は皆保険制度ですから、保険料を滞納していようが、それは滞納しているだけで、保険には加入していた事になります。

国民健康保険は滞納していても発行される

(かなり国民の義務に反する考えですが)国民健康保険の保険証は保険料を払わなくても簡単に交付されます。仮に貧乏すぎて国民健康保険料が払えていないとしても、強制的に国民健康保険に加入している状態は継続される事になります。

自分から国民健康保険料を支払えない理由を話しに行く

滞納額が増えれば市役所に行って、支払いが困難な事を納税課の方に窮状の話をすると、滞納額が数十万までいってようが、月5千円の支払いで問題がなくなります。(正確には督促状は送り続けられますが、それと同時に5千円の支払い請求書が送られてくるので、それを支払っている限り、その督促状は無視していてOKで、それ以上の支払い督促はこない事になります。公務員の方は健康保険の取立ての仕事をしたい方はいないでしょうし、うるさく言われる事はありません)

2019年2月追記:現在使えなくなりつつある方法です。

月5千円ではいっこうに減らないのですが、このまま未納保険料を貯めて(?)いっても後で帳消しにする方法が存在します。

国民健保と組合健保のデータベースは共有化されていませんので、保険料の滞納額が膨らんでくれば、少しだけ正社員として働いて(ちなみにアルバイトでもちょっとの期間働けば政管健保に入れるものも多くあります。)政管健保に入れば、国民健康保険から脱退という事になり、それ以前の記録は抹消されます。その後、正社員の仕事をやめ、国民健康保険に入りなおせば、履歴はリセットになります。

国民健康保険料の未納を支払うよりも先に借金の返済を

決して国民の義務にもとる事を推奨しているものではありませんが、国民健康保険、国民年金から督促をされたので消費者金融からお金を借りて支払う必要がないです。

返済に悩まされている状況の人は、国民健康保険の支払いを止めてでも返済を優先させた方がいいと思います。

この記事には一部誤りが含まれています。もしご覧になられる方はコメント部もご覧ください。(2007年9月2日追記、2014年2月20日修正)

2019年3月31日追記:
最近読んだ本の中で、借金している人の役に立ちそうな文があったのでそれを抜き書きします。

国民年金と国民健康保険

フリーランスや自営業者にとって、国民年金や国民健康保険の支払いはつきものだが、生活が苦しければ、これらの支払いも容易ではない。

ただし、国民年金と国民健康保険では、支払いについてかなり温度差がある。

まず国民年金だが、これは簡単に保険料の支払いを免除してもらえる。

役所の国民年金担当窓口で、所得が少ないために保険料の支払いが困難であるという事、つまり「貧乏なので払えません」といったことを申請書に記入して提出すればよいだけなのだ。なお、郵送でも可能である。

筆者は何年か前に申請したが、その際、年金手帳と確定申告の控えは持参したものの、収入について細かく確認を求められたという記憶はない。

あっさりと申請が通って、それ以来、毎年「全額免除」が認められている。非常に簡単である。

筆者の場合、年金というものをまったくあてにしていないので、もっと以前に、さっさと支払い免除を申請すぺきだったと激しく後悔しくいる。

一方、国民健康保険のほうだが、こちら低所得者への優遇などは一切ない。そもそも、国保の保険料は収入によって算出されるため、役所からみれば「全額」、一とい、つことになるらしいだから、払、つのが当然のものなのだという考えなのだろう。たとえ収入がゼロであても、国保の保険料が免除されることはない。

そして、滞納すると、自動車税と同じように「差し押さえ」を実行される可能性が高い。

もし、差し押さえ通告などを何度も受け取った場合には、自治体の担当部署に連絡したほうがいい。支払い免除にはならないが、滞納分の分割での支払いはたいてい認められるはずである。実際、筆者も、滞納した国保保険料を毎月1万円ずつ払い続けくいる

そして役所の差し押さえ予告は気をつけたほうがいい。

カード会社や消費者金融も、差し押さえの予告や裁判所を通じての支払い督促をかけてくることがあるが、実際には差し押さえが実行されるようなことは極めて少ない。ほとんどないといってもよいくらいだ。

電話での催促や文書での通知が来たら、「返済が遅れて申し訳ありません。返済の意思はあるので、もう少し待ってください」といえば、厄介なことにはまずならない。

だが、役所は要注意だ。業者ではないので採算を度外視してでも取り立てを実行する。

ある意味、血も涙もないやり方を実行する。

筆者はここに断言しておく。役所とは、消費者金融よりも、カード会社よりも、街金やそしてヤミ金業者よりも、過酷かつ冷酷に、そして合法的にカネの回収を行う機閏である決して庶民の味方などではない。絶対に。

以上抜粋終わりです。

ラストの部分で、消費者金融よりも、カード会社よりも、街金やそしてヤミ金業者よりも、役所は取り立てを実行してくる、と書いてありますが、これ、本当なんですよね。

ですが、上記記事にも書いてあるように、、国民年金と国民健康保険では、支払いについてかなり温度差があるのです。

もう一つ取り立てが厳しいのが自動車税関係です。これも採算度外視で普通に預金口座から差し押さえでお金をかっさらっていったりします。

国民年金の場合は納付相談に役所まで行って、そこで免除の申請をしておく、国民健康保険については無視して対応するのではなく、こちらの支払い困難さを伝え、もしあなたが今無職ならその事を伝えて相談してみるのがいいと思います。

優先順位は、借金の返済が1位、次が、国民健康保険の滞納分(ちなみに私の経験ですと、上記の作者と違って、1ヶ月3千円~5千円という金額での分割返済の約束をして、実際に払っていれば国民健康保険でも滞納されません。)

ビンボーになったらこうなった!橋本 玉泉著 彩図社より抜粋。

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