借金道

島田紳助 知識ゼロからの金儲け

島田紳助氏が書かれた知識ゼロからの金儲けを読みました。

基本的には株に興味はあるがやるのを躊躇した人への導入が8割、残りが不動産投資の知識が2割という内容です。ちなみに週刊誌で出てましたが島田紳助氏は大阪の不動産投資に成功し、今や数十億単位の不動産主だそうです。

wikipedia 島田紳助
テレビ番組では司会を多くやってましたが、島田紳助氏はその司会のポジションを取る為に芸能界全体をマーケティングし、のちに紳助ノートと呼ばれる”芸能界のポジション分析と、自分はどのポジションを狙うか”という事をノートまでつけていたそうです。テレビでもお金の事になると、番組プロデューサーの思惑まで読んでしまう位のお金博士ぶり。面白い人でした。もうテレビで見る事がないと思うと、少しさみしいです。

“ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する 絶対に失敗しないビジネス経営哲学(幻冬舎新書) 松本竜助と共著” という本もお金関係みたいなので、こちらも暇があれば読んでみようと思います。

以下、本:”知識ゼロからの金儲け”の中から一番良かったと思う部分を抜粋します。

以下抜粋
お金とは貯めるだけのものではなく、かと言って使うだけのものでもない、と思います。
お金は生きていく為に必要ですが、それ以上に自分自身の生活のため、心の豊かさを満たすために必要なものではないでしょうか。
たとえば車を買って、毎月高額のローンを払って、食事にも苦労している人がいるとします。

他人から見れば、バカな行為に映るかもしれません。でもその人が、車があることで精神的に豊かで毎日を楽しく過ごせるのであれば、そのお金の使い道は必要なものだったのです。

以上抜粋終わりです。

人間は幸せを求めてお金を扱います。借金がこんなに大変だと思わなかった、と返済途中で再認識される方はたくさんいらっしゃると思いますが、借入れする時には必要なものだった、と考えていた方、とても多いのではないでしょうか。

私もその口ですし。

マネー本として全体的な評価として考えれば、正直良著とまでは言えない部類だと思いますが、紳助氏独特の口調で語られるので楽しく読むことができました。いつかは投資ができるようになるんだ!というモチベーションを上げる為に読む本としてはお勧めです。

“お金とは心の豊かさを満たすために必要なもの”…島田紳助氏の言葉なのですが、本当に的を得てますね。

借金する前の自身が持っていた、”心の豊かさが満たされた時間”を取り戻す為に、今は心の豊かさを無視してでも返済を急ぐべきだと思います。

お金ができれば繰り上げ返済の電話をかけ、自分に出せる限りのフルスピードで借金を返していく、それが借金のある人にとっての”最高の投資”だと思います。

いつかは不動産投資、やってみたいものです。

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