苦しまずに借金を返済できるようになる方法
借金で苦しい…何か一撃で借金を終わらせる方法はないのか…
基本的に、すぐにドカンとお金を作る事はできません。ですので返済っていうのはゆっくりと取り組んでいくしかありません。
少しづつ、借金返済を上手に進めていけるようになろう!
家計を良くする情報というのはただ情報を集めるだけでは、すぐ生活に反映されるわけではありません。
クレジットカードのリボ払いをまず返してしまおう
高金利の借金から返していくというのが鉄則です。例えばアコム、アイフル、プロミス(プロミスは上限17.8%と0.2%安いですが)これらの消費者金融は基本的に金利が18%と高金利です。
返す順番を考えよう
高金利の消費者金融の他にもクレジットカードのキャッシング枠や、リボルビング払いになっている借入残高があれば、優先的に返す事です。
リボ払いをそのままにしているととても利息がかかる
リボルビング払いとはリボ契約の金額枠内ならいつでも、何度でもお金が借りられ、返済額も常に一定額でいいという返済方法です。
例として20万円のリボ枠があり、20万円借りた場合は月々1万円返済していけば24回で返済が完了します。この場合で金利が15%と仮定した場合、利息は完済までの2年間で3万599円にもなります。
追加借入に注意!常時リボの借入枠をいっぱいにしているっていうのが一番借金が減らないパターンです
ただし、返済途中で残金が15万円になったとすると、全部返し終わっていなくても枠いっぱいの20万円まではいつでも借りられるので、5万円が借りられるということになります。
常に20万円まで借りられるようになっていて、そのまま20万借り続けているいうのは、一番借金が減らないパターンです。
さらにリボ払いの返済日前に、他社でキャッシングして返済に充てていくという自転車操業をし出すともっとマズイです。
限度枠いっぱいまで借りているリボ枠は利息だけを吸い取っていく最悪の状態です
リボの枠は常に満タンの状態で、元金は減らずに利息だけが毎月かかる事になります。
予算を立てて、借金を返していく生活ペースを作ろう!
給料の使い道を決める=予算を立てる事で、安心して借金を返していく生活ペースを作る事ができるようになります。
少し、家計簿が続かない人の貯金革命(野瀬大樹著)という本から抜粋します。
人間は環境に適応する能力を持っています。いくらでも使っていい環境だと、どんどんムダなお金を使ってしまうものですが、「月OO円まで!」という制約があれば、その中で生活するためにうまく適応します。
この人間の環境適応能力をうまく引き出すのがこの完全予算制です。では、予算が守れず「足」が出てしまったときはどうするのか?
何らかの商品やサービスを使ってしまった以上、払わないという選択肢はありません。とりあえず払うことになります。当然、その払うお金については銀行ATMに行くことになるでしょう。仕方ありません。
ただしその際も、予算を破ってしまった場合には通帳の「ATM」榻にその使途を鉛筆で書き込むようにしてください。
そして、守れなかったことを反省するとともに「本当に今の予算で大丈夫か?」という点をさらに吟味して、予算の組み直しを考えるべきかもしれません。
借金を返す時、できるだけ心を平穏にして苦労せずに返していこうと思った場合、予算組みはホント大事です。
予算については下記記事で詳しく書いてますので、良かったら読んでみてください。
予算を上手に組んで返済する方法~カードローン返済が上手な人はみんな使ってる?家計簿という技
毎月見直そう!収支のメンテ
借金をしている人が返していこう!と心に決めた時、必要なのは”自分の返済できる力を適正に測っていく事”だと思います。それはどういうことか?…
毎月の収入額から、どんな風にお金を振り分けるかを決めて、月の終わりにそれを毎月見直していく、というメンテナンスを行うという事です。
…なんだ、簡単な事じゃないか…こう思われる方、多いと思います。
ですがこれは簡単な事ではありません。”収入をどんな風に振り分けるか”を考える事は、毎月と言ってもいい位に、細かくメンテナンスしなければならない事です。
まずこの段階まで行くまでに、初めにやるべき事は、振り分ける金額が適正になるように、自身の支出を把握していく事です。大きな出費(炊飯器が壊れたので買ったとか)そんな一時的なものはいいですから、だいたい毎月どんな支出傾向があるのかを、2、3ヶ月紙に書いていって調べます。
レシートを全部とっておいて、お休みの日にでも日割りの日付を書き込んだ簡単なノートにでも、○月○日、○○で-2000円といった支出を書いていかれるのがいいと思います。
だいたいの支出傾向がわかってくれば、”自分は毎月いくらあれば生き延びれるな”という額がわかってきます。私の経験では一人暮らしだと、最低限必要なのは(自分で4万位のアパートに家賃払って)一ヶ月10万位でしょうか。この10万のうちには食費、光熱費、水道代、消耗日用品代込みです。しかし、これはカツカツまで支出を詰めまくって、の話です。突発的な支出対策のお金とか一切なし、です。
…オレはそんな風にして何年もやってきてるぜ!っておっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんが、これを続けていくには尋常でない精神力が必要です。何か心が削れていくと言いますか、やってみていただけるとわかると思うのですが、本当に必要最低限、限界までお金をケチりまくっての生活を続けていくのは結構厳しいものです。長い間こういった予算を組んでいると必ず破綻するような事件があるからです。
話を戻します。
例えば、月10万支出の状態で給料が16万5千円あり、返済額が3万円だとすれば、3万5千円が(理論上)繰り上げ返済できる額になります。
ですが、毎月3万5千円繰り上げ返済できるか、というとそうではありません。
借金返済中でも予想外の支出は発生する
生活していくとハプニング、予想外支出というのは必ずおこるものです。
借金の返済期間を最大スピードで考え、「○年後の○月に借金は終わる!」という風に目安をつけられる方は多いと思います。
ですがこのケースの場合、3万5千円を繰り上げ返済していけば、「○年後の○月に借金は終わる!」という皮算用をしていると、大きなストレスを抱え込む事になります。
この場合、だいたい2万円は繰上げ返済できるけど、何か事故があって(例えば炊飯器が壊れたりして)1万5千円位特別支出がかかるかもしれないなぁ…。
”だから私の今の繰上げ返済可能額は2万円位かな”と、
これ位少なく見積もって、遊びを見ておくことが精神状態をよく保つことにつながると思います。
なかなか何でも思い通りにはいきません。思い通りの方向には進んでる、でも最大速ではない、それはそこで上出来なんじゃないかと思います。
また、どうしても支出をゼロにすることは不可能です。お金使わず生活をしていく事はできません。ですので、自分の中の価値観を変えていく事が大切です。まず、自身の生活を振り返り、どうすればいいのかを繰り返し考えてみられるのがいいと思います。
お金の勉強をして賢くなろう!
上記で上げたような借金関連の本を見たり、節約雑誌なんかを見て、お金の勉強をすると、段々賢くなっていく事ができます。
家計を良くする情報というのはただ情報を集めるだけでは、すぐ生活に反映されるわけではありません。
ですが、普段から家計の情報に多く触れる事により、徐々に生活に反映されていくようになります。
次ページは知らないと損する!借り換えローンは金利の低さだけじゃダメ!です。
シロウさん、こんばんは。
いつも気になる情報をありがとうございます。
借金苦の自殺については、かつて自分もギリギリまで追い詰められて思い止まり、今は個人債務者再生申し立てに向けて動いているとはいえ、穏やかな日々を過ごしている分、なおの事「借金で命絶つなんてもったいない」と感じてしまいます。
こういう市民運動にせよブログにせよ「命絶つ前にもうちょっと頑張ってみませんか」という情報がどんどん巷にあふれる事で少しでも思い留まって頑張ってみようと思われる方が増える事を願って止みません。
ゲームは面白そうですが、自分はauなので今回はパス(^_^;)
最後の「万年借金を清算しよう!」も興味深く読ませていただきました。
リボ払いが便利な分、万年借金の元であり、しいては多重債務の要因となる事を考えればこういったデメリット情報もどんどん巷に溢れる事で、安易にリボ払いによる借金地獄に陥らない参考になるのではと思います。
いずれにせよ、最後は借りる側の自己責任となる以上、我々消費者がしっかりと情報掴んで「賢い消費者」になる必要がある訳で、これからも有益な情報発信に頑張って下さい(^_^)v