どれくらい借金したら債務整理した方がいいの?
ここまで借りたら債務整理した方がいいというライン
どれだけ返そうとしても、生活費を詰めまくっても、返せなくなってしまう額があります。
もしそういうラインまで借金してしまったら?
自分のポジションを把握して、借金対処法を考えていく必要があります。
年収の3分の1から危険ライン…、年収の半分を超えた額の借金をしたなら、もう債務整理した方がいい
え!?総量規制で年収の3分の1以上は借りれなくなったんじゃないの?
確かに、総量規制で年収の3分の1以上の借り入れができなくなりました。
ですが、それは消費者金融だけで借金した場合、です。
消費者金融に申込をした場合、他社借入が年収の3分の1以上ある人は消費者金融だと断られます。
ですが、銀行カードローンの場合、総量規制の対象になってないので、審査に通り、年収の3分の1以上借入する事ができるのです。
クレジットカードを使ってショッピングした場合も同じです。クレジットカードを使った場合も当然返済しないといけませんから、それも借金になります。この場合も3分の1以上借入ができてしまいます。
債務整理した方がいいというラインとは?
これ以上借りると返せなくなってしまう超えてはならないライン…、返済できなくなるのは、私の経験から考えても、年収の半分付近だと思います。
消費者金融から3分の1までしか貸さないようにするという政府施策はある意味正しいと思います。
どれくらい借金したら債務整理した方がいいの?
債務整理した方がいいのは、年収の半分付近、です。
ただし、年収も関係してきます。
年収300万以下なら、年収の3分の1である100万円位借金してしまうと、もう結構厳しくなります。
30代後半の女性の方、40代以降の男女で収入アップが見込めない方は、人によっては債務整理をした方がいいケースもたくさんあります。
最適な債務整理手続きの選び方
借金を整理したいと思っても、借金問題の素人である一般人にとって見れば、債務整理のどの手続きが現在の自分の借金の状況に適しているのかは分かりません。
そうしたことから、弁護士や司法書士といった専門家や借金問題のアドバイザー機関や団体に相談することが一般的といえるでしょう。
では、債務整理の相談を受ける弁護士や司法書士などが、どのような状況をポイントにして最適な債務整理手続きの種類を判断しているのでしょうか?
ここでは、弁護士や司法書士が最適な債務整理の手続きの種類を判断する際のポイントについて解説します。
ただし、弁護士や司法書士などに統一的なポイントがあるわけではないので、あくまでも1つの目安として考えてください。
手続きの種類と、その債務整理手続きを選ぶ時に決め手になるシチュエーションをまとめてあります。
任意整理
任意整理を選択する大前提は「支払えるのか支払えないのか」ということ。
・任意整理でどのくらい借金が減額できるか
・3年以内に借金を完済できるだけの収入があるか
・毎月の支払いが可能額か
・一括返済は可能か
・返済する意志はあるのか
特定調停
任意整理では債務整理できないケースや、次のようなポイントで特定調整が有効と判断される場合に選択する。
・遅延損害金や未払い利息がないか
・債務整理の費用を抑える必要があるか
・過払い金請求をしなくても整理できるか
・時間と手間をかけられる状況にあるか
・交渉に応じない債権者はいないか
個人再生
任意整理や自己破産ができない事情がある場合に、次のようなポイントで個人再生を検討したうえで選択する。
・任意整理での支払いが不可能なのか
・3~5年間返済を続ける安定した収入があるか
・借金が5,000万円以下かどうか
・住宅を残したいのかどうか
自己破産
自己破産は借金問題解決の最終手段であり、他の債務整理での可能性とともに、次のようなポイントで検討したうえで選択される。
・任意整理での支払いが不可能なのか
・自己破産によって資格や職業を制限されないか
・免責不許可事由があるかどうか
・自宅を所有しているかどうか
法律の専門家に相談してみて、そこから決めるのがベストです。
相談自体は無料ですし、実際に依頼した場合の費用についても説明してもらえます。
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借金の悩みで苦しくなってきたら…
いい状態だった頃の自分を思い返してみるとか、どうして借金したのかを思い返してみるとか、たまにはそんな風にゆっくりと借金の事を考える時間を持つのがいいです。
借金返済は長丁場だからです。
借金は自分の責任
今借金がある人で、初めから借金があって生まれてきたという方はほとんどいないと思います。
ほとんどが自分の責任、自分の判断で借金をしたはずです。
借金がなかった頃を思い返してみましょう
今(借金がある時)よりも借金がなかった時の方が、今よりも圧倒的に悩みがなかったように思えませんか。
債務整理をすれば、今返済が困難な人でも状況を大きく変える事ができます
実際、お金の不安というのは感じている人と感じていない人では全然住んでる世界が違うと思います。
借金と関係のない(なさそうに見える)他人を見れば、自分はなんて不幸なんだと思えてきます。
ちゃんと仕事をしていて、いい生活をしている他人を見ると、自分とどっちが幸せかとか、比べてしまったりしませんか?
本当はそんな事しても他人は他人、自分は自分ですが、自分の生活が困窮を極めれば極める程、他人が涼しい顔をしているのと”どう違うんだ”と比べてしまいます。
借金したのって、結局、ご自身が悪かったのだと思います
借金している誰かを責めてるみたいですが、私は正直、そう思います。自分が原因の借金なら借金した自分が悪いのだと思います。
貯金があれば、その借金した原因となる事が起こる前にたくわえがあれば、借金する事はなかったハズですから。
でも人は人、自分は自分です。
あなたが借金をされたのでしたら、それは完全にご自身の問題です。
借金返済をしている以上、債務整理(例えば任意整理)をしても、返し終えるまでは借金がない人の生活と比べてはダメです。
借金がある人は、借金してない人と比べる事自体、間違っていると思います。
借金をする前には、借金をしていない人と同じでした。
ですが、借金をすると、金銭的な事情は、借金する前と比べるべくもないポジションに変わります。
そして、それは完済するまで続きます。
借金は未来の自分からの前借です。
借金の苦労は自由と引き換えにしてお金を得た代償です。
借金は制約です。
制約を解く為に早く返して、未来、自由を取り返さなくては幸せはきません。
ちゃんと働いて、節約して返し終えた時にはお金についての生活スタイルが変わってると思います。
借金とは過去に自分がしてしまった出費に対して、自分の身に返ってくる宿命のようなものです。
借金がもたらした困難は自分が招いたものです。
全ては自分の責任だ。そう考えてしっかりと見据えて、どうすればいいのかを考えていく事が必要です。
次ページは債務整理するかしないかです。
債務整理相談をした方がいいのはこんな人、というお話です。自分にはまだまだ債務整理なんて関係ないや、という方にも目安を知ってもらえるようになる記事ですので、ぜひ読んでみて下さい。
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