借金生活から苦しみを取り除く方法

自分の借金の完済時期を知る方法

お金が使えないが為に、ノイローゼ気味になった経験がありませんか?
…借金がある人のほとんどに経験があると思います。

お金がない事は言い換えれば制約がある、という事です。物が買えない、遊べない…。借金による心の葛藤はこういう制約のある状態の中で生まれます。

そういう制約のある状況からどういう風にして自身の精神状態を保てるか?今回はどういう風にして、借金を返している間の精神状態を安定させるかについて考察したいと思います。

まず、制約がある生活の中で、前向きな気持ちを持つためには、完済する計画を立てるのがいいと思います。
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借金生活の一番の悩みは、先が見えないっていう事です

先が見えないからこそ、葛藤が生じ、解消できないジレンマを感じ、ノイローゼになってしまいます。

ですが、こういう状況を打破するのは簡単な事ではありません。

借金の悩みは多種多様

借金の悩みを解決する方法は一概にこうだとも言えません。

借金している人それぞれに状況は違いますので、借金している人の数だけの悩みがあるからです。

共通なのは、完済するまでのビジョンを持つ事位だと思います。

いつまでも続くように思える返済期間…、それを”いつまでに返す!”という風に計画目標を立てて対応するのです。そうする事で、かなり借金への心配を少なくする事ができます。

完済という目標に対して着実に進んで行けるなら、ノイローゼになる事もありません。

まずはペースを作りましょう。
その為には、自身のペースを把握する事から始める必要があります。

借金生活から脱出するにはまず家計簿!

自分は一ヶ月にどれ位お金を使っているのか、家計簿を使って把握します。
家計簿をつける事で、無駄遣いを発見する事につながり、無駄遣いを減らす事ができます。

そうすれば、繰上返済に回す事ができ、借金を早く終わらせる事ができます。

まず、家計簿をつけて、繰上返済を1度でもやってみましょう。そうすれば、本気で自分が頑張った時に一ヶ月でどれ位の金額を返済できるのかがわかります。

残りの借金の金額÷1ヶ月の繰上返済額=完済までの期間

です。

“完済するまでの道のり”をはっきりと見えるようにする事ができれば、借金の悩みはかなり少なくなります。

  • ①借金とは心理的葛藤を産むもの。
  • ②完済するまでのビジョンを持つ事で葛藤は防止する事ができる。=借金生活から苦しみを取り除く最も良い方法
  • ③完済時期を知る方法は、家計簿をつけて、繰上返済をしてみる事で計算する事ができる。
  • ④計算方法は残りの借金の金額÷1ヶ月の繰上返済額=完済までの期間。これで、借金の完済時期が判別できる。

失ったものに目を向けない事も借金生活から苦しみを取り除く為に有効

借金というものは利息だけではなくいろんなものを無駄にしてしまいます。
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借金はどんな事を無駄にしてしまうのでしょうか?

借金というものは、返済期間に使えたはずの大切なお金、またその時間に作れたはずの、“イイ時間”を失くしてしまうと思います。

どんなに明るくしようと振る舞っても、借金があると心の安定が失われます。

ホント借金で笑えない状況の人は、気持ちを安定しながら過ごすのは難しいと思います。

…どうやったら、借金を肯定的に捉え、気持ちを安定させる事ができるでしょうか。

ちょっと、借金のプラスの側面を説明します。

借金をしてしまったおかげで学べる事、得れる心情変化。

なんでもそうなんですが、物事にはプラスの側面と、マイナスの側面があると思います。

借金生活とは人生の生き残り方を教えてくれる最高の期間なのです!

借金はつらい事の方が圧倒的に大きいですが、つらいからこそ、その生活の中から学べる事もたくさんあります。

借金したおかげで学べる事の一つ…、それは切り詰めた生活をする事によって、お金っていうものがどんなモノかを学べる、という事だと思います。

お金の大切さ、お金がないっていう事が、どういう事なのか、なんで働かないといけないのか、そういう事が見えるようになります。

お金の大事さって、痛い目みてみないと、ありがたみを感じる事ってできないと思いますし。
そう考えればいい勉強です。

借金して、お金がなくてつらい状況にあえば、今度はそうならないようにしよう、つらい思いをしない為に働こう!っていう意欲が起こります。

そうなると、お金を稼いで、最悪な生活を回避しよう!って思うようになるので、なんとなく、のんびりと働いている人よりも意欲的に働けるようになります。

どんな職場でも、頑張っていれば誰かが見てくれます。

また、生活が変わる事で、見えてくるものも出てきます。もしかすると、今借金でつらい思いをしている生活の中から、人の悩みを解消するような、本当に人に必要とされるビジネスを思いついて、それを仕事にする事でお金持ちになっていけるかもしれません。

成功している社長の中には、借金を抱えてホームレス状態から人の悩みを解決する事でお金持ちになった人が何人もいます。

例1、OKweb 代表取締役社長 兼元さん
銀行から借金したということではないのですが、たくさんの個人からお金を借りてしまっていて、97年に逃げるように高速バスに乗って東京に来ました
(抜粋元:ttp://www.narinari.com/Nd/2006066150.html)

例2、ガリバー 代表取締役社長 羽鳥さん
お金もなければ仕事もない。残ったのは3億円の借金と、その担保になっている自宅。
羽鳥兼市さん、35歳の夏の苦い思い出である。

(抜粋元:『倒産社長、復活列伝』三浦紀夫著/草思社)

もしかすると上記の社長のように、自分が”お金に困っている人”になる事で、お金に困っている人に本当に必要とされる商品、サービスについて考えれるようになるかもしれません。

私は平坦な道がずっと続いているような人生より、山あり谷ありの人生の方がずっとおもしろいと思います。

借金とは、人生に谷を与えてくれるものだと私は思います。

だから借金って悪い事ばっかじゃないなって、私は思うんですよ。

まぁそんなキレイ事言ってる場合ではない時もあるっ事も、身に染みてわかってますけど。

でも、借金っていう困難を越えれば、確実に成長するって、私は思います。

…借金がなければいい時間を過ごせていたかもしれないけれど、借金がある事によって、思うようにお金が使えずに、制約された生活しかできなくなってしまう…。

借金は人を仕事に駆り立て、(真面目な生活の人ほどそれは顕著なのですが)、普段の生活でもお金を使う時に、必要なものを買う時でさえ、ここでお金を使っても本当にいいのか?という風に悩み、ストレスを溜めてしまい、自分を追い詰めていってしまうものです。

私はそういう状況になってきたら、仕事に一生懸命取り組むのがいいと思います。
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借金を減らすのは、間違いなく収入です

収入は仕事から生まれます。
いい仕事ができれば、(長い目で見れば)収入って自分で上げていけるものだと思います。

例えずっと給料が上がらないっていうバイトをしてる人でも、そのバイトで成果を上げる事で、正社員の面接する時に、その成果を話す事ができ、採用につなげる事ができます。

そうなればしめたものです。借金を今まで以上のペースでガンガン返せるような収入になるかもしれません。属性が上がる事によって借り換えだってできて、借金返済を楽にしていけるかもしれません。

仕事って、一生懸命取り組むと何か見えてくると思います。

一生懸命やる事でしかわからない事もあります。まず今の仕事に全力投球してみるのがいいと思います。

借金で失ってしまったモノに目を向けて時間を過ごすよりも、毎日少しづつ、人生を好転させていこうと意欲的に働いて、ちゃんと自分の人生を生きるように過ごしていく方がいいと、私は思います。

借金生活とはどういうものなのか?

今借金がある人は、全員が初めての借金をするという過ちを犯してしまった人です。

今現在、消費者金融での借金のある方は初めて借金をした時の事を思い出してみて下さい。

初めて借金をする時、もし貯金があれば借金しないでその貯金を切り崩せば乗り切る事ができたと思います。

備えあれば憂いなしという言葉通り、その借金の原因になった金額を備える事ができていれば、借金をする事はなかったはずです。

誰でも最初は借金と聞くと、どこか体が拒否反応を示してしまったり、躊躇があったと思います。(これで人生踏み外してしまうのか…)とか一瞬不安にかられ、その意識を無視して初めての借金をされたと思います。

もし貯金があったなら借金なんかしてなかったでしょ?

自・分自身を振り返ってみても、サイトを通じて人の借金の事を聞いてても思うのですが、もし借金をする前に、その出費を見越した貯蓄をしていれば、借金しないでも良かったのではないか、と思います。

借金をしてでも必要な物、借金をしてでもしたい事って…
借金する理由になるものは、世の中にたくさんあるものでしょうか?

私にはそんなにあるようには思えません。

どうしても借りなければならなかった理由・・・そんなのは少ないと思います。

いえ、私は仕方がなく借金をしました…。

はたしてそれは本当に仕方がなかったでしょうか?

借金した理由について、自分で自分を正当化し、それは仕方がなかった、過去を振り返っても仕方がない、と考えてしまっていませんでしょうか?

貸し手として働いていた時の経験もありますが、ありがちな借入れ理由は遊び代、度の過ぎたショッピング、生活費、車の車検・・・・貸せる人には貸すのが仕事でしたらから、これらの理由の真偽は申し込み人にしかわかりませんが、ほとんどのところで実際の借入れ事由だったと思います。

どんなに惨めな気持ちになっても時には我慢する事だって必要です。

もしも、貯蓄があれば、借金をせずに済んだ事でしょう。

今返済がつらい人は、過去に借金した時までに貯めておくべきだったお金を貯める為にやっていると考え、この返済期間の辛さは自分がしてきた事への代償だと考えられるのがいいと思います。

ですが、反省とか、過去の代償とか、そんな風に自分を責めたり、後悔ばっかりしていても仕方ありません。

借金があったとしても時間は大切。暗い顔してても、何も変わりません。大切な時間を上手く活かす方法を考えていきましょう。

親が死んでしまって、本当に実感した事ですが、人生はいつ終わってもおかしくないものです。身近な人が死んでしまって思う事なのですが、人間はいつか死ぬからこそ、今、やれる事を最大限にやる必要があると思います。

時間は有限です。変な寄り道とかしてる暇はないと思います。

借金の事というよりは命の話的な事ですけど、大切な自分の周りの人が死ぬ事によって、そこから学べるのは人生の時間は有限で、思っているよりも短いものだということです。

しっかり仕事をして、早く借金を終わらせて、幸せな未来をできるだけ早く手に入れよう、そんな風に考えるのがいいと思います。

今持てる最大限の力で、自分が描く未来への仕事をしていく。そうしなければ、せっかくある今という時間を非常にもったいなく過ごしてしまう事になると思います。

休みの時は思い切って息抜きしようと決めて過ごすのも大事な事です。

遊ぶときは遊ぶ。また、遊べる時に遊んでおかないと働けなくなってくると思います。

小学生の時、学校終わってから何して遊ぼうかとか考えてたでしょう?
遊ぶ事に躊躇なんてしなかったし、疑問も持たず、やりたいと思う事をやっていたと思います。

お金もなかった。でも楽しかった思い出が多いと思いませんか?

20歳越えて、小学生と同じ遊びで楽しめるか!
そんな風にも思うと思います。でも、その位、子供みたいに帰って気持ちを自由にする事ができればいいと思うんですね。

仕事する時は思いっきり仕事する、遊ぶときは思いっきり遊ぶ(あんまりお金のかからない遊び方で)、借金があってもちゃんと、大切な時間を過ごしていきましょう。

借金とは?

借金とは、お金を”使う”という事と、”用意する”という事を反転させる技です。

今の辛さは過去の借金に対する代償だと思います。

まずは自分が借金生活に陥ってしまった原因を振り返り、原因分析ができれば、その後はできるだけ前向きに考えて借金生活に取り組んでいきましょう。

次ページは債務整理をするか、しないかです。

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記事を書いているのは?

楽に借金返済
貸金業務取扱主任者 3級 ファイナンシャル・プランニング技能士。元貸金業者で働いていた経験と、自身も長年借金をしている経験を併せ持つ。 借金道を10年運営。借金コラムを2000枚以上執筆。 借金アドバイザーとして、WEB上での借金相談を1,000件以上行っている。
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元金融マンが語る完済の鉄則 -目次-

  1. 借金道の想い
  2. 借金の悩みは語られない
  3. 自分の借金を把握する
  4. シロウの返済理論
  5. 家計簿をつければ効果的に返済できる
  6. 繰上返済で借金を減らす方法
  7. 繰上げ返済時に振込手数料を無料にする方法
  8. 借金してても楽しいことあるさっ
  9. 借金返済の生活
  10. 借金返済の生活 その2
  11. 借金が増えていっている人へ
  12. ストイック(=禁欲的)に
  13. 何のタメに働くのか
  14. 完済の向こう側
  15. 行動
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