毎月いくら貯金していますか?
その答えがこのグラフです。
スマフォ表示ですとちょっと字が小さいので内訳を書いていきます。
Q.毎月いくら貯金していますか?
という問いに対し、
0円=貯金せず 20%
1万円未満 13%
1~3万円未満 21%
3~5万円未満 17%
5万円~7万円未満 7%
7~9万円未満 4%
9万円~12万円未満6%
15万円~5%
この集計で注目したい部分は、まったく貯金できない人が20%
そして、全体の54%が3万円以下の貯金額という点です。
毎月の貯金力=繰り上げ返済力
いくら貯金できるかというのは、いくら繰り上げ返済できるかという数字によく似ています。
それは、使わずに貯蓄(=借金がある人は返済)に回せた数字だからです。
収入から生活費を引いて、それでも残ったお金は貯蓄、もしくは返済に回す事ができるお金です。グラフは、借金がない人、借金がある人、その両方の人の戦闘力(=貯蓄力、返済力)を表しているといえます。
借金返済は意識しないと進まない
グラフを見ると、まったく貯金していない方が20%で最多なことを見てもわかる通り、借金の返済も、意識しないとまったく進んでいかないものになると思います。
もともと、このデータの集計元のMYLOHASというサイトはを見ている人はある程度生活に余裕のある人ですから、調査対象がそもそも借金をしている人のレンジではありません。ですが、カードローンの借り入れをしていない普通の人が、どれ位の金額を毎月貯金できているのかを調べるデータにはなりえます。
借金返済をしている人に繰り上げ返済をしていますか?
と聞いたアンケートは存在しない(探してみたところ住宅ローン関係以外見つからない)ので、ここからは貯蓄ゾーンからのデータになりますが、1万~3万以上を貯蓄にまわせている方が21%もいる事になります。(貯蓄=借金がある人は返済力だと考えてください)
繰り上げ返済の目標の目安は1万~3万もあればで十分です
1万~3万も繰り上げ返済できれば、それはいい返済生活ができているという事です。
私自身、借金返済している時に、どうやったら早く返し終えるのか?って事ばかり考えていました。
そして、考えた結果が繰り上げ返済です。
繰上返済で得しよう
何も、消費者金融や、カードローン会社が設定した最低返済額だけを返済していく必要はないのです。こちらから能動的に返済額を決め、少しでも早く返していった方が利息がつかなくなって得です。
まず、お金を残そう!そして繰り上げ返済をしよう
生活していれば、際限なくお金を使ってしまうもの…節約って、正直言ってしまえば、ホント苦しいだけですからね。収入があればあるだけ使ってしまいたいというのが人情です。
欲しいモノなんて探せば際限なくありますから。
ですが、借金がある人は、ちょっと支出を堪えて、普段の返済額以上に返していけるようにしていく方がいいです。
繰り上げ返済こそが、早く借金から脱出する近道です
借金がある人は返済先という有望な運用先を持っているのと同じ
考え方を変えれば、 貯金がある人よりも借金がある人の方が、いい運用先を持っています。
運用というのは、借金の返済に充てる事です。
借金返済=試算運用ってどういう事?
例えば、貯金をしている人が銀行預金をしていても、利率は0.1%とかです。結構ハイリスクな投資信託を選んだとしても、それは年利6%もあればいい方です。(但し、年6%を目指すと結構な確率で元本割れします。)
ですが、借金がある人は、すごくいい投資先を持っています。
借金の返済は、18%位の年利で投資しているのと同じ事です。
そうか!借金返済=18%の資産運用なのか!
現実に18%の投資先を探すなんて不可能に近いから、何も考えずに返済に回して年利18%づつ、自分のお金周りが良くなっていくって考えたら、すごく得した気分になります。
繰上げ返済した時にどれ位の得をしたのかを計算する方法があります。
“繰上げ返済額×利率÷12×残り回数”
↑これが繰り上げ返済効果測定式です。
繰上げ返済する時に式に当てはめると、将来利息をどれだけ削ったかがわかります。
1万、2万…少しでも繰上返済に回していきましょう。
貯蓄している人が金持ちになっていくスピード以上に、借金している人は金持ちに向って返済という投資をしていく事ができるのです。
繰り上げ返済を、まだ人生で一回もしたことがないという人へ
まずは最初の第一歩、3千円でも、5千円でもいいので繰り上げ返済をやってみてください。
1回やってもらえれば、借金の返済について、ああ、こうするのか!っていうのがわかりますから。
次ページは繰上返済で借金を減らす方法です。
さらに繰り上げ返済の具体的なやり方とその効果について解説していきます。