これは自分のプライドに関わることなので、人としてプライドを無くしたくない人や建て前を気にする人には不可能な方法だとは思うことを前置きさせて頂きます。

借金があってその返済と日々の生活を、両立させていかなければならない状態におかれている時は、生活上で新たに発生していく出費の支払いを、わざと滞納させるという禁じ手を使うのもアリだと思います。

確信的に滞納させる項目は主に、家賃・携帯電話料金・税金の３つです。

昔作ってしまった借金があったとしても、借金の返済をしている現状でじゅうぶんな給料の収入がある仕事をしていて、家賃や携帯電話料金の支払いに特に困ることもなく、今は正社員で税金関係も全部職場がちょうどよくやってくれているという場合は、何も問題がないのですが、つらくて最悪なのは、仕事をしていてちゃんと毎月の収入があっても非正規雇用やフリーターのため、国民年金保険料・健康保険料・住民税が全額自己負担で支払いが大変な場合です。

年金は払わなくても自己責任で将来的に老後の年金が貰えなくなるというだけの話ですが、健康保険料や住民税の支払い義務は絶対で重たくのしかかって来ます。

しかも払わないで放置していると保険料や住民税も延滞料金が発生してしまい実質、借金を増やすことになります。余計な税金を払わないためにはコツコツと支払っていくしかありません。

家賃は、ただ滞納を続けると立ち退きさせられたり強制退去になったりしたら大変です。

フリーターで低収入な人！税金が払えなくても携帯電話料金の滞納は優先して払った方がいいですよ

携帯電話料金を払わないと電話を止められてしまいます。

さらに携帯を割賦で買っている人が携帯電話料金を滞納するとブラックリストに載ります。
ブラックリストに載ると借金ができなくなったり、クレジットカードが持てなくなったり、住宅ローンが通らなくなったりします。
これは困りますよね。

しかし、それぞれの支払いには期限があり口座から引き落としにしていると、こちらの都合に関係なく引き落とされて今の生活が困窮するという最大のデメリットがあるので、口座引き落としはオススメしません。

自分から振り込みなどで払いに行くようにしておいた方が良いと思います。

そして、支払において自分のペースを貫くことが良いと思います。

自分の給料日に自分でお金を割り当ててそれぞれの支払いをしましょう。そしてペースに合わないものは無理をせずにわざと滞納させて、ゆっくり払っていくようにします。この方法を実際に行うと、とても気が楽になりますが必ず根回しをして下さいね。

プライドの問題は根回しの段階で起きることです。まず大家さんには自分の苦しい状況をそのまま白状して頭を下げておかなければなりません。

役所から保険や税金の催促・督促の手紙が来ても構わなくて良いですが、連絡先に役所から電話が掛かって来るようになったらキチンと対応し「支払は必ず払いますから」と意思表示して謝らなければなりません。でもこうすれば、大家さんも役所もよっぽど血も涙もない人でない限り、しぶしぶかも知れませんが了承してくれます。

こちらがお金を支払う主導権を握ることが可能です。
ただし携帯電話会社には勝てる気がしないので、電話料金の支払い遅れだけは電話を止められない程度にしてなるべく早めに払いましょう。

ちなみに私は今、国民健康保険料を滞納していますが、それを市役所に相談し、一ヶ月３千円の支払いをする事で話を決めました。その３千円を支払っている限りは差し押さえをされる事はありません。

どうしても払えないという状況なら、それぞれの窓口に相談し、対処する事で差し押さえなどの最悪の状況を回避する事ができます。