身近な生き金と死に金
「生き金」と「死に金」という表現があります。
生き金はどういうものか。
自分の生活に当てはめて考えてみると、つまりは自分が喜ぶかどうかだと考えれば良いと思います。
逆に死に金は自分が喜ばないお金です。
同じお金を使う行動でも、好きな食べものや趣味など自分のテンションを上げてくれる買い物なら、納得して支払えます。
でも家賃や水道光熱費・生活費になると、無くては困るしそれだけ使っておいてなんですが支払いをめんどうくさく感じることがあるのではないでしょうか。
ましてや保険料・税金・年金となれば、どうして払わなければならないのかという不満の方がつのります。
お金は生き金にして、死に金を遣わないようにすることが良いと言われますが、これを個人で解釈すると、ちょっと大変なことになります。
明らかに一時的な快楽やストレス発散で将来的な見込みのない、酒・タバコ・衝動買い・ネットショッピング・コンプガチャなどの課金と言った浪費の方が、自分を喜ばせる生き金。
自分に本来、最低限必要なものである衣食住の生活費が死に金となってしまいます。
生活費は削れるところを削り、節約するべきものではありますが、完全カットしては生活出来なくなりますし、支払いをしないと社会的信用や立場に関わります。
信用も立場もいらないと思うかもしれませんが、そうなると人としての普通の権利を全部失うということです。
誰にも国にも保護してもらえず極限でのたれ死にする可能性が上がります。危険!
生き金は自分の生活を支えるお金。
死に金は無くても生きられたお金、つまり無駄遣いです。
借金からは逃げられません。
借金を作ったのが自分なら自分で清算するしかないです。
死に金を増やして負債を抱えてしまった人が急に、貧乏な借金生活をせざるをえなくなると、人は急に変われないとも思います。
いきなり金銭的な窮地に立たされることは、すごく不安になるのと同時に、自信の困窮状態そのものが大きなストレスとなりイライラもすると思います。
でもやっぱり借金から逃げることは出来ないので、少しずつ自分を順応させていって下さい。
まずはタバコ1箱の我慢やジュース1本の節約が、節約・倹約。辛抱の第一歩です。
「生き金」とは後悔しないための方便だと思っていたのですが、生きるために必要なお金なんですね。
とてもストイックだけれど、大人な意見だと思います。
考えさせられました。
生き金がないと、何にも楽しくなくなっていってしまい、気力がわかなくなっていってしまいます。
生き金を節約するっていうのは実は、人生充実度から考えればもったいない話で、いかに死に金を節約して、生き金に回して使うかで人生のクオリティが変わってくると思います。
生き金、死に金って言葉は自分で作った造語ですし、ちょっと伝わりにくいですよね…。
お金を使う時、これって、自分にとってはどういうお金なんだろう?って意識すると、結構考えさせられますし、ちょっとだけお金とうまく付き合えるようになると思います。