消費者金融、クレジットカード会社、カードローンの審査で見られる点
まず、審査で見られるのは消費者金融に申し込んだ人の年齢と、結婚しているかどうかです。
当然、結婚している人の方が金銭的に無茶はしないのでスコアは高くなります。
家族構成、これに関して子供があった方がプラス。勤務先は規模とつぶれにくさが重視されます。大きい会社で長くやってる会社の方がいい事になります。次は役職も重視です。勤務年数、業種も大事ですね。
年収自体ももちろん重視されます。ていうか、年収は最重要ですね。
住居が持ち家か賃貸か、居住年数、資産内容(預金、株式、不動産)があれば…ていうか資産があるなら、消費者金融なんか使わずに、株を現金化した方がいいですが…。その方が利息つかないですしね。
ざっと以上が基準になる項目です。
これらの基準ごとに1~10までの点数を付けます。そしてそれの合計点で評価するというシステムです。
消費者金融業者はもちろん、クレジットカード会社、カードローンでもこのようなスコアリングシステムによって審査されます。
審査の知識がないと、自分がどの程度の金利で受かるかわかりません。
あんまり無茶な金利帯に申込をしても、落ちて落胆する事になります。
例えば就職1年生で労金の3%のローンに申し込むとか、こういうのは無謀です。
就職1年生ならカードローンの15%付近から狙っていき、それでも審査に落ちれば18%位で借りるのが妥当な線だと思います。
まぁでも、就職先が一部上場とか、公務員なら最初から労金3%狙いでいいですが、その人の状況によりますね。
●とにかく、審査に受かる為には、自分を知り、申込先を知る事です。
たとえば、社会人1年目~3年目の人が借金したいなぁって思った時には、まず”押さえ”として確実に消費者金融に1件申し込みをして、その後、低利のカードローンに申し込んでおく、という風に、自分の狙い目を自分で考えていくのがいい借金の仕方だと思います。
銀行カードローンが向くのはこんな人
社会人3年目、結構名の通った会社でサラリーマンやってるっていう人は、銀行カードローンの申し込みからやってみるとか。自分に合ったところに申し込んでいくのがいいですね。
でも、自分は高属性のはずなのに審査に落とされるっていう事もあります。その場合にはその原因を考える必要があります。
落ちるハズのない状況でカードローンの審査に落とされた場合
サラリーマンとして安定した収入があるのに、なぜかカードローンの審査に落ちてしまった、こういう時は信用情報期間に事故情報が掲載されている可能性が高いです。
事故情報
過去に支払いを3ヶ月以上にわたって延滞したという情報が事故情報として掲載されている可能性が考えられます。
申込し過ぎ
他には審査に申込過ぎっていう場合も考えられます。
カードローンに申し込んだという事実は審査に通っても通らなくても、半年間の間信用情報期間に登録されます。その半年間の間に申込が多発すれば敬遠されるようになります。
現在延滞している場合
今延滞している場合も敬遠されます。新しく貸して、またそれを延滞されてもたまりません。ですので貸金業者はこの場合も敬遠する可能性が高くなります。
自分は高属性のはずなのに銀行カードローンの審査に落とされる…そういう方はこちらの記事もご覧下さい。
審査に落ちる人、受かる人の違い | 借金道
50万以上の借り入れがある人はクレジットカードを使わない方がいいのではないかと思います。
50万円以上借金してしまったら、もうクレジットカードのポイントで得をしようとか、もうそういう次元ではないです。
50万円を18%で借りた場合、一か月間でかかる利息は7,500円です。
で、どんなに還元率のいいクレカでも2%位しか実質還元率はありません。
月収20万の人が、できる限りで消費をクレカに充てたとしても、使えるのは10万位だと思います。
10万円の2%は2,000円です。月換算すると166円しか得しません。
クレジットカードの保有枚数が多いと、審査時にはマイナスになる
クレジットカードを使っていると、借入れ件数が1件増えてしまうのと同じになり、金利を落とそうと借り換えの申し込みをしても、うまく審査が通らない場合があると思うからです。
クレジットカードの一括払いを毎月使い続けている場合、利息を安くする為の借り換え申し込みをした時に、カードの利用分だけ借金をしていると考えられ、それが審査時のスコアリング(貸すかどうかの採点の事です。)に不利に働くと考えられるからです。
前と比べて、今は状況が大きく変わっています。以前はクレジットカード会社での利用情報はカード会社同士が加入するCICというところで管理されており、消費者金融系の信用情報機関の全情連という信用情報機関とは別の機関で管理されていました。
それが変わりました。貸金業規制法が成立してから、本体施行から1年半以内に施行という条件で、指定信用情報機関制度が作られ、信用情報機関が一元化されました。
これにより、消費者金融、クレジット会社、信販会社はお互いにどれくらい借りているのか借り入れの情報を共有できるようになったのです。(これまでも情報共有はされていましたが、よりその精度が上がりました。)
ちなみにこういった変化、総量規制という法律が施行されてから変わってきています。
50万以上の借り入れがある人はクレジットカードを使わない方がいい、その根拠は…消費者金融、クレジット会社、信販会社という風に複数の貸金業者から借りていると借り入れがたくさんある人物とみられるので、低金利への借り換えが難かしくなるからです。
利息は本当に無駄金です!
借り換えして低利にするといいです。
できるだけ少なくする為にも、今クレジットカードの借入がある人、消費者金融での借入がある人は、クレジットカードを解約して、銀行系の低利のカードローンに借り換え申込をしていくのがいいです。
低金利のカードローンの審査に通りたいなら、クレカ、消費者金融は使わない方がいい
クレジットカードはもちろんの事、他社借り入れをできるだけ減らして、できるだけ低金利に換えれるようにしようという考えを持ってみられるといいと思います。
あと、借入れ、借り換え申し込みをする際の注意点としてスコアを上げるという考えがあります。スコアを上げるには、
1、できるだけ勤続年数を増やす。
2、当然、アルバイトよりも契約社員、契約社員よりも正社員が審査時のスコアは上がります。
3、難かしいことですが、年収は高ければ高い方がいいので年収を上げる(方法としては年収が上がるような転職か、社内出世です。…難かしい事ですが)
上記3つの点から自身のクレジットスコアを上げていくという考えを持っておかれるといいと思います。
次ページは、カードローン申込時に注意したい、審査のしくみです。