あなたが低収入である理由をなくしていこう
今週号のSPA!で低収入な人の共通点という記事がありました。
その記事の中で気になった点を少し抜書きします。
平成24年度の民間給与調査を見ると、年収300万円以下の給与所得者が占める割合は全体の39.7%。自分だけが低所得者じゃない!って思われた人も多いのではないでしょうか?
こんなに大多数の労働者が低収入なんですね。
33歳で年収250万円なのに、高い服を買うという散財で常に収入を使い切っている人の例が出ていました。でも本人は無自覚に使ってるみたいです。
職業は介護士…この職業はやはり薄給なようです。
他に例で出ていたのはバツ2(2回も離婚されてるんですね。)の自動車タイヤ工場に勤めている方で、この方は年収204万円です。レオパレスで暮らしているそうです。この方の年齢は39歳。
記事では水周りが汚い人は低収入っていう事が書いてありましたが、この人は水周りもきれいに使われています。
離婚理由は風俗店で働いていることを前妻に内緒にしていた事がバレた事です。
この人の場合、年収の低さにプラスして、前妻との間に生まれた子供の養育費が毎月6万円かかっているとのこと。39歳で離婚していて、養育費を払っている状態で年収204万円です。
しかも養育費の支払いはあと10年続くけれども、子供とは会わせてもらえないそうです。
ですが、この方、過去には20代前半でバーを経営したり、株投資で1日に20万~30万円の利益を上げたり、いろんなことにチャレンジされていたそうです。
この記事の筆者はこの方に対して、整頓された部屋からは真面目な性格が見える、でも、どこか行き当たりばったりな印象も、という風にコメントされていました。
人が低収入でいる事には何か原因があるのかもしれませんね。
その理由は、浪費家…、しっかりとしたキャリアを積まないで行き当たりばったりに転職を繰り返す…。この2つは低収入を続けることの理由になりうると思います。
今借金がある人でアルバイトをしているなら、正社員の仕事に就く事を考えましょう。
それが成功すれば効率的に借金を返済していけます。アルバイトでは収入の上限が低くなりますし、いつまでも他の人と代用が効く存在では自分のキャリアがつかないからです。
キャリアというのは働き続けて初めてできていくものです。アルバイトでも経験と呼べますが、同じ期間を過ごすなら、アルバイトよりも正社員の方が絶対良いです。(本当に当たり前の事を書いていますが、正社員への就職が年々難かしくなってきている今、アルバイトをやっている人は奮起しなければ正社員を目指そうという気持ちが折れそうになる場合が多いから書いています。)
今と大して変わらずに10年後いるのはもったいないです。
正社員としての職を探す!という事を決める決断、そして実際に履歴書書いて面接まで行く…、この行動っていうのは、なんと言いますか、他人に言葉で言われても、さぁやろうかってならない位、自分の決意が必要なものですよね。
ですが、ちゃんと行動して、見事正社員に就ければ、(余程その会社がブラックでない限り)、そこからは(アルバイトの時よりも)かなり有利に進める事ができます。
定職で毎日コツコツと頑張る。働き続けていれば、借金は減っていく。
それがどれだけありがたい事か。とりあえず、ブラックでもなんでもいいです。やってみて、ダメだったら辞めてもいいと思います。(辞める場合、判断は素早くして、即辞めるのがいいです。)
何も条件のいい正社員を目指さなくてもいいと思うんですね。ブラック会社でもやってみればいいと思うのです。やってみて、ダメだったら辞める。…もしかしたら、自分はブラックでもやれる人物かもしれません。そういうのもやってみないとわかりません。
求人誌は本当にロクなのないですが、でも正社員でやるっていう事は、なんらかの職歴がつけれるという事です。
職歴をつけて、そこからまたステップアップすればいいです。
何かやり始めなければ、何も変わっていきません。
できれば好きな事、好きなジャンルの仕事に就き、自身のスキルを高めていくのがいいと思いますが、今月とか来月の生活が危ういっていう人は、仕事を選んでる場合ではないので、とりあえずの仕事でもいいので始めた方がいいと思います。
収入が少なければ、節約してても、繰上返済できる額は少なくなります。働いていなければもっと悪い方へ流されていくだけです。
借金返済中は、少しでも稼ぎを多くできれば、その分可能性が開けていきます。何か手はないか、もう1度考えてみて下さい。
借金をした理由の第一位が低収入
東京都の消費生活総合センターの窓口で分析された、借金した理由のデータがあります。
●借金した理由は低収入・収入の減少が最も多く、45.2%でした。
事業資金10.4%、商品等購入9.6%住宅ローン等7.8%、遊びが7.0%、保証などが6.1%とという結果です。借入額は100万円~300万円の人が一番多く、次いで100万円以下の人が多かったようですが、これはあくまで、東京都の相談窓口に相談に来た人の借金の額ですから、借金している人全員の借入の平均額ではないです。
逆に言うと、相談が必要になる位に追い詰められる額、という風にも考えれますね。
また、この東京都の消費生活総合センターの窓口では闇金に関する相談も多数寄せられていたようです。
低収入でも闇金を利用しない、関わらない
どうして闇金に関わってしまうのか?
消費者金融から借金をしていて、返済に困ってきた場合、さらに借り入れ先を探すという無謀な考えを持つ人がいます。
探している人にはそんな情報、闇金の情報が舞い込んでくるものです。普通に暮らしてる人なら見向きもしないような情報でも止まって見てしまいます。
とにかく関わらない。まともな金融機関からの金策しかしない。既に借りてしまってる人は法律関係者にお願いして間に入ってもらうという形で自衛していきましょう。
では低収入でも暗い生活にしない為にはどうすればいいのか?
脱出していくには管理能力を上げる事です。というのは不動産投資家の菅井敏之さん。
それが抜け出せない原因。現状を変えたいなら、この管理能力を強化する事が第一。それには、行き当たりばったりのなりゆき思考をやめて、計画的な展望を持つことが必要です。たとえば目標を作ったら期限も一緒に決める。そうすれば期限から逆算して計画的に目標達成ができて変わります。金銭管理に関してはお金を増やすには給料から天引きで貯蓄をするのが唯一最大の方法。とおっしゃられていました。この借金道でも、借金を計画的に返済管理していく為に、袋わけ式に金銭管理をして返済することを推奨していますが、それと通じるところがあると思いました。
袋わけのやり方について以下に参考文を載せておきます。
古典的な家計管理、袋分けは最高の家計管理方法だと思います。
返済を着実に進めるには、返済分の先取りをすると確実に減らせます。(ただし無理し過ぎると、次の給料日までの間に無理に返済した分を借りる事になります。…これをやってしまうと精神的に少しダメージを受けます。)
余った分を返済に回すのではなく、あらかじめできるだけ返済して、予算の中で暮らすことができれば最も効率的です。
袋わけとは、支出をあらかじめ計算しておき、給料が入った時に、これは家賃、これは食費、これは光熱費、これは返済分という形で袋に分けておいておくやり方です。
生活費のうち、家賃や水道光熱費など口座振替が可能なものは、すべて口座から引き落とした方が楽です。何も袋の中に入れるのが目的ではなく、支出を管理するのが目的ですから。
毎月の袋わけの現金引き出し額は必要に応じて見直します。毎月給料日に見直すのがベストだと思います。見直す日には、もう一度自分がしている支出が、本当に自分にとって必要なのかを考えてみましょう。たとえば携帯代が高いから、プランを見直そうとか、そういうのが見えてくると思います。
最近借金を初めてしたっていう人にはぜひやって欲しいと思うのですが、
まず、今までお金の事をあんまり考えてこなかったという人は、自分が暮らすうえで最低限必要となるお金を把握していくのが重要という事です。最低限必要となるお金を算出して予算を立てるには、まず家計簿をつける習慣をつけるのがいいでしょう。
家計簿というのは実は本屋で何百円で売ってます。安いのなら300円しません。
家計簿は崩れてしまった金銭管理を立て直す為に最も必要なものです。
借金をしている人は家計簿をつけるのがホントベストだと思います。そして袋わけで支出を管理する能力をつければ、完済した後のその後の人生的にもかなり役に立つ事でしょう。
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