×借金の一本化、○低利化
借金の一本化は、不可能ミッション位に考えた方がいい
●多重債務者にとって夢のような技が一本化です。
●数社から借りている全ての借金を1社にまとめ、さらに低利化するという効果があります。おまとめローン、借り換えローンという名称の場合もあります。
…ですが、誰にでもできるわけではありません。例えば、フリーター年収240万、借入消費者金融3件、カード物販30万で借金総額80万の人がいたとします。この状況から一本化の申込をしたとしましょう。
…これは審査に通らないです。
まず、一本化を考えれるハードルっていうのがあります。
いい会社に勤めていて(公務員だとベスト、団体職員とかもいいですし、一部上場企業でもいいです。とにかく倒産可能性の低いトコに勤めている事)、年収も高くて、さらに今までの借入履歴である信用情報で延滞等の遅れもなく、しかも勤続年数も高くて…っていういい条件の人しか一本化は利用できない位に考えておいた方がいいです。
確かに一本化さえできれば、かなり借金生活は余裕になります。
一本化により、これまで何日にもわかれていた返済日が1日で済みます。これはかなり楽です。月初の5にはA社、10日にはB社、25日にC社、そして月末にはD社…絶対忘れて延滞してしまいます。こういう状況を変えれるっていう事がめちゃくちゃイイ事です。
さらに、ほとんどのカードローンが高額融資であればある程、低金利になります。今まで高い金利で復数社から借金していた人も一気に金利を下げる事ができます。
例えば、50万だと14.6%の銀行カードローンでも、100万の場合だと12.5%になるとかいうパターンです。
一本化を考える時、知っておかねばならぬ点
低利で高額の審査をするわけですから、審査難易度は高くなります。
それと、今多重債務者の人が申し込むわけですから、多重債務っていう時点でもう既に審査が通りにくいです。
貸し手から見れば、たくさんの会社から借りている=その分、これからも借りる可能性がある人、ですからね。
ですが、それでも、一本化には魅力がありますよね。返済日を1日にできる、しかも低利!利便性で考えても、支払利息軽減効果を考えても、やってみたくなります。そもそも一本化の申込も、通常の申込も審査してもらうのはタダですし。
…もし仮に一本化審査に受かった場合でも油断は禁物
これまでの借入先を完済し、新しい一本化できた銀行カードローン会社一本になるわけですから、前の借入先には借金ゼロ、枠だけ残る状態になります。すると、完済した数社から、どうですか?また借りて下さいよー的な電話がかかってくるようになるのです。
ここで、向こうも大変だなぁ。借りてやろうか、となると、また借金が膨らんでいってしまうようになるのです。
受かっても要注意、なのです。
でも、それも夢、やっぱり一本化っていう考え方自体、止めた方がいい
おまとめローンなんて、幻想です。その考え方自体、やめときましょう。相当自分の信用スコアリングに自信のある方以外は。
甘い話はありません。
一部上場とか、公務員とかされている方以外は、一本化する!って願うよりも、今18%で借りている所を14.6%位に落とせないかを考えていく方がずっと現実的です。
1社づつ、一気に一番低利のところから申し込むのではなく、徐々に低利に借り換えていこうと考えるといいです。
その方が無茶な申込をしないで済み、有効な申込先を選び、審査成功につながりやすくなるでしょう。
借金は一気に変えようなんて思わず、地道にいくものです。
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