シロウの返済理論

突然ですが、ここで1つ、返済順序に関わる問題を1問出します。

後で出てくる”回答例その1~その3”までの中から選んで下さい。

では問題です。

4件の消費者系と1件のカード系から、以下のように借入しているAさんという人がいます。

①消費者系 48万 利率18%

②消費者系 12万 利率15%

③消費者系 46万 利率18%

④消費者系 17万 利率14.6%

⑤カード系  29万 利率18%

合計 152万

ボーナスをもらって30万を返済に充てれる機会がやってきたとしたら

あなたならどこに返しますか?

 

Pさん ;はいー(,,゚Д゚)∩先生

シロウ;ハイ、そこのあなた!

Pさん ;パチンコに行って増やしてから返すっ!
\(゚∀゚ )

ガスッ(゚∀゚)=○)Д゚)

 

失礼しました。少し暴力シーンが含まれていた模様です。

ちょっと考えてみて下さい、あなたがもしAさんの立場なら30万をどこに返しますか?

 

回答例

その1パチンコで増やしてから

その1 利率の高い①の消費者系 48万 利率18%に30万を全て入れる。

その2 借入額の少ない②の12万と④の17万を完済する。

その3 ⑤のカード系の29万を先に返してもっと低利の他カードに借り替え

一つ選んで下さい。それ以外の方法があればそれも可です。

 

・・・

 

・・

 

 

Pさん ;パチスロで増やしてからっていう手はどうかなっ!\(゚∀゚ )

シロウ;・・・

(ノ゚ー゚)ノ :・’.::・>+○┏┛焼却炉┗┓

 

失礼しました。放送禁止のシーンがあった模様ですが、

ここでシロウの考えをお話しますね。

 

シロウの回答は

その2 ②12万と③17万を完済する。です。

なぜか?このAさんの借り方の場合、5件から借りている状態にあります。これから先、消費者系から銀行カードローンへ、低利への借り換え申し込みをする場合、この借り入れ件数がネックになる可能性があるからです。

その1 利率の高い①消費者系 48万 利率18%に30万を全て入れる。この回答で軽減できる利息は1ヶ月につき、約7,200円になります。

その2 ②12万と③17万を完済する。を選ぶと、この回答で軽減できる利息は1ヶ月②約1500円+③約2,550円で計4,050円です。

損して得取れ!目先の利息を損してでも、低利化ができれば得になります。

その2を選ぶ事によってその1のパターンと比較して毎月3,150円を損する事になります。短期的に3,150円を損してでも件数を減らす事の方が優先事項だとシロウは考えます。

件数を減らせば借り入れされる可能性が減ったと見なされる

貸し手は件数が多い人より少ない人の方が上客と見ます。なぜなら、件数の多い人はそれだけの”借入枠”を既に持っているので、借り手の意思ですぐに借入できる可能性、あるいは勧誘される可能性を持っているから怖がって貸さなくなるんです。

ですから、件数を減らせる”その2”を選んで、借り入れ先を2件を減らします。月3,150円をしばらくの間犠牲にしてでも、その後の借り換えを考えればこちらの選択の方がいいと思います。

完済した2件からしばらくすると、金利を下げるので借りて下さいという電話がかかってくるかも知れません。

(シロウにはその旨の電話がかかって来た事があります。)もしかかってきたら、そういう時の金融マンは態度が違うハズです。督促の時と比べてすごく優しく、親しみ深い対応になってると思います。

ちなみにそういった増枠の電話をかけてくる金融マンはあなたの借入状況を全て知っていると思われます。

正直にどこそこで、こんな利率で借りてるからこの金額をこの金利を貸してくれるんだったら考えてもいいけど?といった具合に思いっきり足元を見て交渉してみましょう。強気に金利を下げてくれるよう言っていたら、もしかしたら・・・金利を下げてもらえるかもしれません。

 

次ページでは借金体質を生活から解決する方法について考えます。

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