消費者金融の裏知識1
消費者金融の歴史
日本の消費者金融の歴史は45年しかありません。
1960年(昭和35年)大阪の団地でお金を貸し出したのが起源と言われています。
昨年、盗聴事件により大きく世間を騒がせたT社。かつてのNO.1の創業者T前会長が
自分の住んでいた団地内の住民に営業をかけお金を貸していったのが始まりです。
(今も大して変わりませんが)そのころ銀行は商売向けの融資をメインにしていて
個人がお金を借りる需要に対し、貸す供給側としての役割を果たしていませんでした。
当時は商売としてお金を貸すという消費者金融は存在していなかったのです。
そんな時代にT社前会長は、
玄関を開けた時に靴がそろっているか→そろっていれば几帳面な人なので返済してくる
といった経験則からの独自のノウハウを確立し融資していきました。
1998年12月消費者金融業界のトップに立つT社は、東証1部上場となり、
貸付金額は1兆円に達します。その後、T社は去年の盗聴事件により叩かれ、
平成16年中間期決算(2004年11月5日産経新聞より)では前年比8.7%の
収益減となっています。その隣を見ると、同決算ではアコ○、ア○フル、プ○ミスの最終利益が
前年度比2桁で伸びています。今も大手消費者金融会社の利益は伸び続けているのです。
これ程までに大手消費者金融会社が伸び続けるようになった契機は無人契約機にあります。
93年の7月にアコ○がむじ○君の第一号を設置しました。初めは行列ができ、整理券が
配られるほどだったといいます。
夜間や土日に利用できるサービス性は借金に免疫のない若年層を大きく開拓し、
同時に大々的に行われたテレビCMはこれまでの暗いイメージを覆しました。
そして今日の隆盛を築いたのです。
一昔前、駅前の一等地には必ずと言ってもいいほど銀行がありました。
しかし今はどうでしょう。
経費節減の為に撤退していく銀行を尻目に
駅前の一等地には消費者金融の看板が光ります。
シロウは看板を見ながらふと、思います。誰の利息であんないいトコに立っているのだろう。
今日もどこかであの看板を見て、高い利息を払う契約をする人がいるんだろうな。
大きな看板の裏側を少し覗いてみませんか?
次は大手消費者金融業の看板が立つようになった経緯を書いてます。